後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

大地一人氏の傑出した作品群をご紹介いたします

2012年01月04日 | 日記・エッセイ・コラム

世の中には想像を絶する凄い人が居るものです。実社会で何人かにお会いしたことががありますが、インターネットの世界にも居たのです。

大地一人氏です。本名は横川和博氏と言います。高知大学の教授のようです。その本業の傍らで膨大な作品を書いています。そして作品を電子化にしてインターネットで誰でも読めるように公開しています。

作品は読みやすい言葉で書いてありますが内容が奥深く、かつ独創的です。

簡単に言えばプロの作家です。しかし本はあまり出版していないようです。こんな凄い方がインターネットの世界に居るとは驚きです。私の貧弱な文才では大地一人さんの作品を解説し、絶賛することが困難です。

下に2つの随筆だけを転載しますので、皆様ご自分で大地一人氏の作品をお読み下さい。そして他の作品もゆっくりお楽しみ下さい。

彼の作品は全て縦書きになっていますが、この私のブログでは横書きのシステムなので済みません。縦書きで読んだ時と印象が違いますので、是非、原文でお読み下さい。転載にあたっては大地一人さんとメールの交換をし、転載のお許しを頂いています。

http://www5.ocn.ne.jp/~gobest/daichikazutonosakuhin.html

謹告・・・
私、大地一人(本名・横川和博)は子供の頃より、臨死体験7度など特異な体験を多数しております。そこから生まれた作品の特徴は
①「楽しい作品を提供したい」②「奥深い真理を求めたい」
③「他では決して見られない」・・・です。
作品群があまりに多数ございます。焦らず少しずつ公開していくつもりです。宜しければ、末永くかわいがってやってくださいませ。

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2

エッセーその1(激闘篇)、その2(奮闘篇)

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小説(100篇)

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作詞・作曲(400曲)

6


日本人が理解しにくいヨーロッパ文化・・・ヨット、オペラ、キリスト教

2012年01月04日 | 日記・エッセイ・コラム

そんなものが無くても生活に困らない。言ってみれば無用の長物。そういうものに案外、民族特有の文化の真髄が潜んでいることがあります。

日本人から見ると幾つも例が挙げられますが、今日は3つに限定して、気楽に書いてみます。どうぞ読み飛ばして下さい。そしてチョットだけ考えてみて下さい。外国人には理解しにくい日本文化の幾つかを。

明治維新以来、日本は富国強兵に努力し、欧米の植民地になりませんでした。まあ、敗戦に続くアメリカ軍の進駐は6年間続きましたが、現在は独立国です。ですから富国強兵政策は間違っていませんでした。

富国強兵にヨットもオペラもキリスト教も何の役にも立ちません。

当然のことながら日本の政府や官庁はこれらを理解して日本へ導入しようとしませんでした。役に立たないだけでなく、そんなことに時間や労力を無駄に使うことは政府や官庁の政策の邪魔になります。日本人として好ましい努力でありません。そういう日本人を戦争中は非国民と呼びました。

私はクルーザー・ヨットの趣味を23年間続けていましたが、他の人々になんとなく白い目で見られることがしばしばありました。港は漁船優先でヨットは差別され波の打ち込む港口にしか係留できません。東京湾では仕事をする船に航路の優先権があり、ヨットが近づくと凄い勢いで警告されます。

NHKが琵琶湖や霞ケ浦の風物詩を取材する時には決まって和船や帆かけ舟だけをを写します。ヨットは絶対に画面に入らないように苦労して撮っています。

欧米の海軍士官学校ではヨットの訓練をしますが、日本の海上自衛隊や海上保安庁はヨットの訓練を無視します。

これではオリンピックのヨット種目で日本が惨敗するのも当然ではないでしょうか?オリンピックの度に新聞にヨット種目の結果はとても小さく報道されます。そんな種目なんか無いような報道ぶりです。

何故こうなるのか理解出来ません。理解出来ませんがヨットに関しては日本と欧米とでは何か根本的に考え方の相違があるに違いありません。

もう一つの例はオペラです。はっきり言えばオペラ歌手の多くは生活に困りながら自分の選んだ道をひたむきに努力しています。

ある船旅のイベントに日本人のテノール歌手が、オペラのアリアをいくつも歌うのを聞いたことがあります。才能抜群で、ヨーロッパでも一流として通用するオペラ歌手のようでした。感激した私は、舞台が終わってから彼を褒め、そして少し話しました。

2つの事を聞いて吃驚しました。オペラ歌手はどんなに上手でも日本では食べて行けないそうです。ですから船の上でこのようなアルバイトをしているのです。

それではヨーロッパで活躍すれば良いではありませんか?彼は静かに説明してくれました。ヨーロッパでオペラに出演するには上手なだけでなく西洋一流の人間関係を理解して自分を売り込まなければなりません。ヨーロッパには数多くの日本人や韓国人のオペラ歌手がいて、競争が激しいのです。

何故、日本にはオペラが定着しないのでしょうか?何故オペラ歌手の生活が大変なのでしょうか?吉本興業のお笑いだけがテレビを占領するのは何故でしょうか?

年末から年始にかけてNHKテレビで日本人のオペラ歌手の歌を沢山聞きました。欧米で活躍している人々をNHKが呼びもどして出演させたそうです。

歌手に厳しいことを言わせて貰います。声の美しさ、歌唱力、は完璧です。しかしヨーロッパ文化の暗い面を理解していないのです。理解した上で、自分の演技のなかに滲ませていないのです。あまりにもアッケラカランとしていて陰が無いのです。ヨーロッパには神と悪魔が跳梁しているのです。その悪魔の部分が演技に滲みでていないのです。

最後の例はキリスト教です。キリスト教は中近東の現在のイスラエルやパレスチナで生まれた宗教です。イエスという男が作った教えです。それがギリシャやローマに入り、更に宗教改革を経て現代ヨーロッパに伝承されています。

東の方向、ルーマニアやブルガリアやロシアにも伝わり、ロシア正教などになりました。

ヨーロッパやロシアで伝承されている間に、キリスト教はいろいろな変化をしています。

日本でも1549年にザビエルによって伝えられて以来いろいろな変化をして現在にいたっています。

これら世界各国の事情でキリスト教はどのように変化したのでしょうか?

日本へキリスト教が根付にくいのはそれが必要無いからです。日本には神道と佛教はあります。人々の日常の生活にはそれで充分なのです。それを押しのけてキリスト教を入れようとしても、それは無理と言うものです。

その事実を非難するのは無駄なことです。しかし、日本人のオペラ歌手はこのようなキリスト教がヨーロッパにあり、歌っている歌詞がキリスト教の賛歌になっている事を深く考えていないような雰囲気なのです。困ったものです。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。

後藤和弘(藤山杜人)

少し理屈っぽい文章で、お疲れになったと思いますのでベゴニアの花の写真をお送りします。暮れに神代植物園の温室で撮ったものです。

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