後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

北海道の魅力は、広大な牧草地の風景にある

2012年09月26日 | 日記・エッセイ・コラム

北海道の風景で、本州とは非常に違うのは、はるか地平線まで続く牧草地の風景と思います。

兎に角、気の遠くなるような広さなのです。

その広い空間に立つと心に羽根がついて飛んでいるような開放感があります。身が軽くなって心配事が一切消えてしまいます。

ですから広大な牧草地に立って、いつまでも眺めて来ました。毎日、2回くらいずつ

牧草地に立ってボンヤリして来ました。ああ北海道は良いなあとしみじみ思います。

そんな写真を下に示します。

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国道を走っていると数キロごとに上に示したような看板があり、その牧場へ入る道があります。

その道に入っても農家や牧舎が見えません。何キロも奥の方にあるのです。

そこで、看板の陰に車を停め、まわりの写真を撮ります。下のような風景が延々と続き、人間の姿も牛の姿も見えません。

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牧草地には人影も牛馬の影もありません。静かな秋風が吹いているだけです。

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車でいくら走っても牧草地には牛や馬が放牧されていません。牧草だけが一面に茂っているのです。そこでもっと詳しく観察するために、下の写真のように牧草地を歩きまわりました。

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春に耕した耕運機のわだちの跡がかすかに残っているだけで牛馬の糞が落ちていません。放牧した形跡が無いのです。

それでも根気よく探しましたらやっと乳牛が霧の中で草を食べているのを見つけました。

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それで判りました。乳牛は放し飼いにしないで牧舎の中で飼うものなのです。

牧草地は刈り取って、冬の間に牧舎の中で乳牛に与えるのです。

下の写真がその事を示しています。牧草地の中に見える黒い点々や白い点々が刈り取った牧草の塊なのです。写真では点々に見えますが、一個の点は直径1.5メートルくらいの巨大な牧草の巻き物なのです。長さも1.5m位あり一個の重さは400kgくらいありそうです。

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白い塊や黒い塊は、牧草の巻を物を白いビニールか黒いビニールで包んだためです。このようにビニール布で包んで密閉しておくと、中の牧草が発酵して牛の食欲増進に役立ち、消化も良くなるそうです。

このように牧草地は、数十頭の乳牛の一年間の飼料を生産する畑なので、広大な面積が必要なのです。

勿論、夏の間は牧草地の一部に放牧しますが、それは極く限られた面積しか使いません。沢山の濃厚な牛乳をつくるには牧草だけでなく栄養価の高い穀類飼料を与えることが重要なのです。トウモロコシ畑も広がっています。

それを考えながら、自分の山林の中の小屋の隣にあった乳牛農家の牧草地を思い出しました。

夫婦で28頭の乳牛を飼っていました。200mX200m位の牧草地を持っていましたが、そこへ乳牛は放牧しないのです。春夏秋冬、いつでも牧舎の中で飼っていました。牧草地の草は鎌で丁寧に刈り取って牧舎の中の牛へ与えていました。

そんな事を思い出しながら広い牧草地を散歩してきました。

それで思い出したのですが、刈り取った牧草の塊を「牧草ロール」と言いました。「牧草ロール」を検索するといろいろな情報があります。下にその牧草ロールの写真を示します。

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写真の出典は、http://www.n-slow.com/communication/uploads/photos/27.jpg です。

写真をお楽しみ頂ければ嬉しく思います。(終り)


花の撮影が家庭不和の原因になる・・・この不思議さ?

2012年09月26日 | 日記・エッセイ・コラム

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皆様は上にあるような花の写真がお好きでしょうか?野付半島にある荒涼としたトド松の立ち枯れの林へ行く細い道に咲いていた花々です。厳しい自然に耐えて咲いた、小さく地味な野の花です。

それとも下に掲載したような花々の写真がお好きでしょうか?ホテルのの玄関先に植えてあった栽培種の人工的な花々です。

それともどちらもお好きでしょうか?

しかし家人は上にあるような写真が好きです。私が人工的な花の写真を撮ろうとするとそのような花の写真は撮ってはいけませんと言います。

栽培種の花の写真が好きでないのです。

私はこのブログを見てくれる多数の方々の好みはいろいろなので、公園の花々も温室の熱帯の花々も山野草の花々も全て撮影して掲載する方針です。

ブログは個人のものとは言いますが不特定多数の人々が見るかぎり公器としての役割や性格を持っています。

ですからこそ私は仏教のこと、キリスト教のこと、イスラム教のことをバランス良く書いて掲載するようにしています。原発問題も反対派の意見と原発推進派の意見の両方を掲載してきました。どちらを選ぶかは読者の問題です。しかし私は原発反対ですと自分の意見はキチンと書いています。

この編集方針に従って花々の写真を広い視野で撮っています。その方針が家人には気に入りません。読者に迎合していると言います。

私は迎合でなく、読者に自由に判断してもらいたいのです。

しかし世の中には小さな野の花だけの写真を掲載しているブログも多いものです。左のサイドバーにある「鬼家雅雄さんのブログ」も「ちひろさんのブログ」がその例です。

道端や山林の中に咲く小さな花々の写真を丁寧に撮って、掲載してあります。

下のような写真がお好きでない方々はご覧になると楽しいブログです。

それにしても花の写真は我が家の争点になっているのは事実です。でもその争論は楽しい論戦です。引退後の退屈しのぎには丁度良い論題と思っています。

如何でしょうか?あなたの家では、ご夫婦の花々の趣味が一致していますでしょうか?

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今日も皆様のご健康と平和をお祈り申しあげます。後藤和弘(藤山杜人)