後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

卒業後、茫々57年の昔の同級生と食事を共にして来ました

2015年09月24日 | 日記・エッセイ・コラム
今日は東京駅地下の黒板塀街の恵比寿ビアホールで昔の同級生と食事を共にして来ました。
1958年3月に東北大学工学部の金属工学科を30名が一緒に卒業しました。
その後、2年おきくらいに同級会を開催してきました。しかしその正式の全員による同級会は今年の5月の会合をもって最後にすることになりました。
後は郷農さんが名誉幹事になって4ケ月毎に昼食会を開くことになっています。
この4ケ月毎の昼食会は郷農さんの幹事役で過去10年以上続いている気楽な昼食会です。
毎回、16名から8名が出席し、昔の学生のころに戻って楽しい話をしながら昼食を食べる会です。
今日も昔の学生気分になって愉快な時間が流れました。それだけの話ですが、いつまでも続くことを祈って車を運転して帰ってきました。
昼食会の写真2枚と首都高速の明治神宮わきのSAで撮った写真を1枚お送り致します。





「老境の幸せは日常茶飯事を丁寧にすると湧き出て来る」

2015年09月24日 | 日記・エッセイ・コラム
老境は自由な時間がふんだんにあります。そこで日常の仕事を丁寧に出来ます。
朝起きてコーヒー淹れ機にコーヒーの粉を正確な分量だけ入れて自分の好みにあった味に仕上げます。コーヒーの香りで家内が起きてきます。お互いになるべく丁寧語で朝の挨拶をします。
このような日常の普通のことを丁寧にするとある大発見をしたのです。私にとって大発見ですが他の方々にとってはご存知のことかも知れません。
その発見とは、「幸せは日常茶飯事を丁寧にすると湧き出て来る」という事実です。
そんなことをしみじみ思うことが昨日あったのです。
それは夏の間伸び放題だった庭木の枝卸しを昨日ほぼ完成したのです。
連日の猛暑で庭木が生え繁って雑然としています。とても人間の住んでいる家の庭のようには見えません。
数日前から涼しくなったので剪定鋏で丁寧に枝を切っていきます。
狭い庭でも木の種類が多いのです。桜や梅や柿や椿。そしてムクゲ、ヤマブキ、ベイリーフ、ツツジ、アジサイ、ビジョヤナギ、ネコヤナギ、ブドウの蔦などです。その上、野鳥が運んで来た正体不明の不思議な低木も2種類あります。
草類にはショウガ、ジンジャー、ハラン、セージ、イセハナビ、シャガなどが勝手気ままに繁茂しています。
3日くらいかけて昨日やっと地面や塀が見えるようになりました。
下の写真はムクゲが繁茂して、隣家との境の白い塀が見えなくなっている様子です。

このムクゲは7月の初めから咲き出して3ケ月間、楽しませてくれました。丁度このキーボードのある机の窓からすぐ見えるのです。数本残して綺麗に切ってしまいました。
下の写真は綺麗に切ってしまって白い塀が見えるようになった様子です。

庭木の枝を切り取った後はその枝を丁寧に短く切り揃えて大きな袋に入れます。
ポーチの椅子に座ってゆっくり切り揃えていきます。
さわやかな秋風が汗ばんだ体を心地よく冷やしてくれます。
短く切った枝を袋に詰めて山林の中の小屋へ持って行くのです。薪ストーブの燃料にするのです。燃える時の良い香りを思いながら庭木を短く切り揃えます。幸せが心に湧き上がってくるのです。
若い時は感じが味わえなかったのです。若い時は庭木の剪定は嫌々しました。早く終えるように雑にしました。
庭木の手入れは年老いて初めて分かった幸せです。
夜になると切り取ったムクゲの花を家内が生け花にしてくれました。
下の2枚の写真がその生け花です。




そしてムクゲの木を切り取ったら数年実らなかった柿の実が沢山あるのを発見しました。
十数個はある二個の柿の実の写真を出します。

この甘柿の木は家内の父が50年ほど前に植えたものです。あまり大きくなり邪魔になりましたが丁寧に大枝を下し大切に育ててきました。2年に一回くらい当たり年が来て美味しい富有柿をたわわに実らせるのです。家内が喜ぶのでこの柿の木を大切にしています。
このような庭木の手入れは本当に日常のことです。日常茶飯事です。
しかし、このような日常茶飯事を丁寧にしていると幸せが湧き上がってくるのです。
そこで気が付きます。賢い人々は若いころから何事も丁寧に仕事をして幸福になっていたのです。老境に至って初めてそれを発見した自分が愚かだっただけの話でした。
このようにつまらない文章をお読み頂いた方々へ感謝いたします。有難う御座いました。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)