後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

ちいさな秋の写真を撮って来ました

2015年09月30日 | 写真
サトウハチローの童謡に「ちいさい秋みつけた」というのがあります。意味不明の詩ですが、何となく静かな昔風の秋の風景を連想をさせます。
そんな風景を求めて秋川の上流の五日市町かいわいで、昔風の秋の風景の写真を撮ってきました。写真をお楽しみ頂ければ嬉しく存じます。

五日市町の下を静かに流れる秋川です。林はまだ秋の色ではありません。

五日市町の郷土資料館の前に保存、展示してある江戸時代の農家です。

偶然見つけた昔風の塀の風景です。

この塀の反対側にあった柿の木の写真です。

秋川の幻の地酒、千代鶴の中村酒造の巨大な杉玉です。

この中村酒造の資料館です。

中村酒造の代表的なお酒の写真です。

最近の若い人々は心豊かで礼儀正しい(1)高齢者を助ける若い人々

2015年09月30日 | 日記・エッセイ・コラム
老人はよく言います。「昔は貧しかったが人々の心が豊かで幸せだった。この頃の若い者は礼儀知らずで日本がアメリカのように悪い社会になった」と。
勿論、これは老人の愚痴です。本気でとりあってはいけません。私は「そうですね」と軽く流すことににしています。しかしこんなセリフを聞くたびに心の中では最近の若い人々は心豊かで礼儀正しいとひそかに反論しています。いえ、反論というより少し怒りの感情が湧いてくるのです。
戦後70年に日本人がどんどん良い人間になって来たのです。それを客観的に考えないのです。そのあまりにも主観的な態度に怒りを感じるのです。
最近の若い日本人は老人に対して実に礼儀正しく、公共の場所でのマナーも格段に良くなっているのです。何と言っても「衣食足って礼節を知る」という格言通り、日本は今や「礼節の邦」になって来たのです。
そこで如何に若い人々の人間性が良くなったかを3つ、4つの実例を連載風に書いてみたいと思います。
今日は私が今年の2月から毎週一回通っているリハビリの施設で働いている若い人々の献身的な仕事ぶりをご紹介いたします。
この施設の名前は「医療法人社団大日会 通所介護事業所、陽なた」と言い小金井市にあります。
そこの若い男女のスタッフの人間性が大変良く感動しています。
若い男女のスタッフの人間性が良いこととはどういうことなのか具体的に書いてみます。
人間性の良さは次のような行為を生みます。
(1)老人と優しく会話します。
(2)老人が若かった時代に興味を持って丁寧に昔話を聞いてくれます。
(3)訓練体操やいろいろな設備の機能と効果を老人にも分かるように必ず説明してくれます。
(4)そして老人一人一人の個性を大切にし、訓練のメニューを作り、個人的な指導をすてくれるのです。
老人と話をする時は全員が老人の目線に合わせるためにしゃがんで話をするのです。明るい声で会話をするのです。
しかしこの施設はおしゃべりをするだけの場所ではありません。実はかなり厳しい肉体的トレーニングをする場所でもあるのです。彼等への人間的な信頼が無ければ厳しいトレーニングについていけないのです。
さて、昔の日本では老人を尊敬し、大切にしていました。それは社会的な風習で、学校でも教え込み、かなり強制的な風習でもありました。
ところが最近の若い男女を仔細に観察すると、昔の強制的な風習とは関係なく老人を一個の人間として尊敬し大切にしているのです。
これこそ人間性が良くなった証拠ではありませんか。
老人は昔風の老人尊重の習慣が消えたので淋しく思っているの過ぎません。
しかし現在の若い人々に親しくなるとその礼儀正しさや人間性の良さに圧倒されるのです。
日本の若い人々は間違いなく心豊かで礼儀正しくなったのです。これこそが戦後70年日本が築いてきた世界に誇れる財産です。
今日の写真は先週山郷で家内が撮った花々の写真です。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたしす。後藤和弘(藤山杜人)