後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

いろいろな教会、サンタマリア・カトリック小平教会

2017年11月26日 | 日記・エッセイ・コラム
いろいろな教会に行くのは楽しいものです。ミサの式次第は世界共通なので安心して何処の教会へも行けます。
国内や外国のいろいろな教会を訪れることは私にとって巡礼なのです。
国内では横浜の教会をはじめ韮崎、富岡、市川、立川、小平、成城、吉祥寺などの日曜日のミサに出た懐かしい思い出があります。
何時も行っているカトリック小金井教会の代わり、今日はサンタマリア・カトリック小平教会のミサに行きました。
隣町です。何年か前にも行ったことがあります。この教会は構造が昔の形の縦長で、木造なのです。
何故か旧懐の情が湧いてききます。楽しい思い出が脈絡もなくよみがえってきます。そして五島列島の古い教会を思い出しました。
2年ほど前に五島列島に2泊して、昔の隠れキリシタン達の教会を訪ねたことを思い出したのです。禁教令が廃止された後の明治時代や大正時代に建てた古い教会を巡り歩いたのです。
私は長崎の隠れキリシタンの歴史を書いた片岡弥吉さんの本や、遠藤周作さんの「沈黙」などのキリシタンに関する本を読んでカトリックになったのです。ですから私にとっては長崎は聖地のような場所です。長崎と聞くと心がうずくのです。
今日、ミサに行ったサンタマリア小平教会は昔の雰囲気そのままなのです。何とはなしに五島列島の教会のことを考えながらミサにあずかりました。
このように同じカトリックでも地方、地方によって雰囲気が違うのです。信者の雰囲気も勿論違います。
それでは今日撮って来た写真でご説明します。

1番目の写真はサンタマリア・カトリック小平教会の新しく出来た表札です。以前はこんなに立派ではありせんでした。

2番目の写真は新しく飾られたマリア様の像です。カトリックではマリア様を非常に大切にしています。プロテスタントの諸宗派には無い信仰です。

3番目の写真は今日のミサの祭壇風景です。主任司祭のパウロ小池亮太神父さまです。

4番目の写真は今回完成した司祭館と信徒会館を一緒にした建物です。

5番目の写真はカトリックにだけある「幼児室」という部屋の写真です。ここでは赤ん坊が大声で泣いても良い部屋です。
泣き声が漏れないようにガラスで密閉しています。かつては「泣き部屋」と言っていました。最近の教会には「泣き部屋」は無く、古い教会だけにある部屋です。
カトリックでは赤ん坊に幼児洗礼をします。ですから両親は赤ん坊や走り回る幼児を連れて教会に来ます。
当然ながら赤ん坊は大声で泣きます。3、4歳の幼児はミサの間に走り回って遊びます。そこで彼等を「泣き部屋」に閉じ込めるのです。
しかし神父さんの祈りの声や、信者が歌う聖歌の声は泣き部屋のスピーカーから流れます。聖なるパン(聖餅)は助祭さんが「泣き部屋」へ配達してくれます。こんな古い施設のあるのがサンタ・マリア小平教会なのです。それにしてもサンタ・マリアとは古い、しかし楽しい名前ですね。マリア様の優しさが漂っているようです。
尚、詳しくはサンタマリア カトリック小平教会のHP、(サンタマリア カトリック小平教会、http://st-maria-kodaira.xii.jp/ )をご覧下さい。

突然怒る老妻、その三つの原因

2017年11月26日 | 日記・エッセイ・コラム
一般的に妻というものは優しくて家庭の平和の守り神のようなものです。家族のために美味しい食事を作り、子供たちをお風呂に入れたり、甲斐がいしく働きます。自慢するわけではありませんが、私の妻も例外ではなく常に穏やかな笑顔をたやしません。
それなのに三つの原因で怒り出すのです。年老いたから怒るのではなく若い頃から変わらず怒って来ました。
その原因をご紹介する前に、何故怒るか、その背景を説明させて下さい。
彼女は全てのスポーツが好きで学生の頃には軟式テニス、ソフトボール部、乗馬クラブにも入っていました。フィギュアスケートは中学校の頃からしていて、60歳になるまで毎年10回位、私とスケートリンクに行っていました。短距離走が得意で81歳になろうとする現在でもほぼ毎日ランニングを楽しんでいます。父親の影響でプロ野球や相撲が好きで毎日テレビを見ています。野球は彼女の父、息子、孫と4代ジャイアンツ・ファンです。
一方、私はスポーツが大嫌いです。しかし東北地方で育ったので、若い頃は下手なスキーをしました。そして50歳から75歳まで25年間ヨットをしました。船が大きいのでスポーツというより悠々と走らせて遊んだのです。
 さて妻が怒る3つの原因を以下に書きます。
(1)ジャイアンツが詰まらない失策や監督の間違った戦略で負けた時、怒ります。
野球として相手も立派なプレイをして負けた時は怒りません。この怒りはプロ野球ファンならご理解頂けると思いますのでこれ以上の説明は不要です。
(2)相撲で力士が正々堂々と立派な勝ち方をしないととても怒ります。
たとえば白鳳が張り手をすると、横綱は張り差しなどするものではないと怒ります。対戦相手が土俵を割っているのにダメ押しをすると怒ります。それと白鳳が勝って懸賞を手刀を切った直後にその腕でガッツポーズをする度に毎日のように怒っています。また今場所11日目で、嘉風に負けた後に立ち合いについて抗議して土俵上に仁王立ちになっていた時は本当に「怒り心頭に発する」状態でした。横綱は品格を持ち、潔くなければいけないというのです。
(3)スポーツの国際的な競技大会の時、テレビを見ながら猛然と怒っている時がしばしばあります。
日本選手だけのプレイを映し、外国選手のプレイを一切映さないのです。
例えば外国選手が1位になり、日本人が2位になり、3位が又外人がなったとします。その場合、テレビや新聞は2位の日本人のプレイだけを詳細に報道するのです。スポーツの好きな妻は1位の選手や3位の選手の記録、プレイも見たいのです。特に1位の選手の記録、素晴らしいプレイを見たいのです。そのプレイの紹介記事を新聞で読みたいのです。しかし外人選手に関する報道はないと怒ります。
日本人はスポーツを愛していなくて、日本人が勝ったか負けたかだけに興味があるのです。
しかるに外国のBBCやCNNの報道を見ると1位から3位までは平等に詳しく報道しています。
さてこの今日の記事は、昨日の「年を取ると国際ニュースに関心が無くなる」という記事の続編なのです。日本人の多くは狭い了見です。日本人だけに関心があって外人はどうでも良いのです。とても人類愛などという概念は理解出来ません。
勿論、人それぞれで外国のことにも等しく関心のある日本人も少なくありません。
しかし、テレビ局のスポーツの報道を視たり、新聞のスポーツ記事を読んだ限りでは日本人は外国人選手に興味が無いとしか言わざるを得ません。
これが我が愛する日本民族の文化です。恥ずかしい部分だと私は思っています。
皆様はどのようにお考えでしょうか?

今日の挿し絵代わりの写真は昨日、多摩湖で撮った風景写真です。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)