後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

スーパーで食料品を買い流れゆく老境の午後

2018年12月20日 | 日記・エッセイ・コラム
今日の午後はよく行くスーパーに食料品を買いに行きました。普通のスーパーですが通路が広く商品がゆったり並べてあるのです。気に入って足繁く行きます。ヤオコーという名前のスーパーです。撮ってきた写真をお送りします。









私どもの若い頃は日本にスーパーマーケットというものが無かった貧しい時代でした。
写真を撮りながら日本の生活も良くなったものだと感動します。
ところでこのスーパーは埼玉県の川越にある八百屋さんが経営しています。
その八百屋の女主人、川野トモさんは絵画が好きでした。それでヤオコー川越美術館を作ってしまったのです。
見に行きましたら三栖右嗣画伯の絵画を多数収集、展示してある本格的な美術館なのです。
美術館を実際に作ったのは川野トモさんと息子の幸男さんで、2012年に開館しました。

この6番目の写真は「信州うみのくち」という題で三栖右嗣画伯の1997年の油彩画です。60号の非常に大きな油絵です。
風景は雪の降る木崎湖です。湖面には沿岸の雪が写し出され何故かシーンとした気分になります。私の好きな情感豊かな絵です。

7番目の写真は「春園」という題の大作です。三栖さんの晩年の傑作です。三栖さんは、2010(平成22年)4月に亡くなりました。享年82歳。

スーパーのヤオコーに買い物に行く度にこの2枚の油彩画の風景を想い浮かべます。
そして楽しい気分で買い物が出来るのです。

流れゆく老境の午後のひと時でした。