後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「八ヶ岳の紅葉、甲斐駒岳の紅葉をお楽しみ下さい」

2020年11月09日 | 日記・エッセイ・コラム
山梨県の西の県境には八ヶ岳と甲斐駒岳が聳えています。その麓一帯は北杜市になっています。その北杜市の武川の山林を少しばかり買い小屋を建てたのは1974年でした。それ以来46年間その山林の中の小屋に通っています。若くて元気なころは八ヶ岳や甲斐駒岳に登ったり白樺湖でスケートやスキーを楽しみました。
老境になって小さな小屋に泊まにるのが辛くなってからは、八ヶ岳ロイヤルホテルやホテル・スパシオや清里の清泉寮に泊まるようになりました。
今日は懐かしい八ヶ岳の紅葉、甲斐駒岳の紅葉の写真をお送りいたします。
八ヶ岳の紅葉の写真の出典は、https://photokiti.exblog.jp/29810140/ で甲斐駒ヶ岳の紅葉の写真の出典は、https://www.travel.co.jp/guide/article/39898/ です。

1番目の写真は八ヶ岳の八千穂高原の白樺の群生地です。白樺林は黄から赤の紅葉で美しものです。

2番目の写真は八ヶ岳の山腹に立っていた白樺の大木です。実に堂々としています。

3番目の写真は山腹の白樺の黄葉 した樹林帯です。山の斜面には場所によっては葉が残っており紅葉の美しい樹林帯が見られます。

4番目の写真は八千穂レイクです。白樺の葉が落ちて白い幹が美しく見えます。左端には唐松の黄葉があります。
なお1番目から4番目の写真は2018年10月23日に撮影された写真です。

5番目の写真は甲斐駒岳の頂上付近の紅葉です。頂上付近は白い御影石で覆われています。その鋭い岩稜と紅葉とのコントラストが美しい風景になっています。

さて何故私は北杜市に小屋を作ったのでしょうか?その原因を書きます。
それは1973年の夏のことでした。ストックホルムへ私を招待してくれたエケトルプ先生が小屋を作ると人生が楽しくなると教えてくれたのです。そして私を海岸にある彼の小屋につれて行ってくれたのです。それは粗末な木造の小屋でした。
海に突き出た岬にある小屋の周囲には人家も無く荒涼とした岩山の上にポツンと建っています。はっきり言えば掘っ立て小屋です。潮風に吹き倒されそうに少し傾いています。
小屋に着くと先生夫妻は小屋の掃除や、周囲の雑草を取りをして忙しそうに働いています。私も手伝いました。
労働でお腹が空いたころ庭先のテーブルの上でランチです。周囲の海を眺めながらフライドチキンと生のキューリをかじるだけの食事でした。
北欧の暗い海は夏になると碧く輝くことを発見しました。大きなカモメが時々鳴きながら飛んで行きます。
エケトルプ先生はこの小屋に来てボンヤリ海を眺めたり小屋が倒れないように修理をするのが趣味だと言います。何も無い自然の中で時を過ごすだけで楽しいのですと言います。もう何年もこの小屋に通っているそうです。
夏だけでなく厳寒の冬にも来るそうです。昼前に着いて薪ストーブを焚いて昼食を食べ、そして夕方帰るのです。
帰りの車の中で、私はこの自然の中の小屋に通うエケトルプ先生の趣味を日本で始めることを決心したのです。
海ではなく山林の中に粗末な小屋を建てる決心をしたのです。そして1974年の晩秋に山梨県の甲斐駒岳の麓に小屋を建てました。
大工さんが小川の傍で深い森の中は湿気がひどいので木造ではすぐに腐りますと言います。そこで4畳と6畳とトイレの鉄筋コンクリートの小屋を建てて貰いました。その小屋は46年たっても腐らずに建てたままの姿です。
長い間その山林の中の小屋へ通って来ました。
この小屋が好きな理由はその庭を小川が何時も美しい音を立てて流れていることです。冬になっても豊かに清い水が流れているのです。
この様にしてエケトルプ先生のお陰で私の人生は楽しくなりました。豊かな人生になりました。
エケトルプ先生は10年以上前に亡くなりました。小さな可憐な花を集めた花束を作って届けるようにとストックホルムの花屋さんに頼みました。
エケトルプ先生は家の裏庭に、可憐な小さな花々を一面に咲かせていたのです。白夜のほの明るい中で高山のお花畑のように輝いていた裏庭の光景を忘れません。スウェーデンの初夏の夜でした。

今日は懐かしい八ヶ岳の紅葉、甲斐駒岳の紅葉の写真をお送りいたしました。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)

「今年の紅葉(6)箱根の芦ノ湖、強羅、湖尻園地など」

2020年11月09日 | 日記・エッセイ・コラム
関東地方の紅葉の名所はいろいろ沢山ありますが箱根もその一つです。箱根には旧東海道の杉並木や復元された関所の建物もあります。芸術的な彫刻の森もあります。ルネ・ラリック美術館やガラスの森美術館やポーラ美術館もあります。仙石原には湿生植物園もあります。
そのような興味深いところを訪ねて箱根へは何度も遊びに行きました。宮ノ下の冨士屋ホテルや芦ノ湖の山のホテルは印象深いホテルでした。もう無くなってしまいましたが、絵画が沢山掛かっていた強羅ホテルも思い出深いホテルです。箱根は四季折々、何時行っても楽しい所ですが、11月の紅葉の頃が一番素晴らしいと思います。
今日はそんな箱根の芦ノ湖、湖尻園地、強羅公園、箱根美術館、山のホテルの紅葉の写真をお送りいたします。

1番目の写真は芦ノ湖の紅葉です。湖の向こうに小さく富士山が見えています。
芦ノ湖は箱根で最も早く紅葉が始まります。湖のほとりには恩賜箱根公園があります。遊覧船からも紅葉が楽しめます。箱根神社や箱根 駒ヶ岳ロープウェーなどもあり楽しいところです。

2番目の写真は芦ノ湖の北岸の湖尻園地の紅葉です。強羅からの箱根ロープウェイで「桃源台駅」を下りると芦ノ湖遊覧船の乗り場がある湖尻に着きます。湖尻園地はすぐ傍にあります。湖畔に吹く秋の風を受け、湖尻園地の散策路を歩くと紅葉が楽しめます。

3番目の写真は箱根強羅公園です。大正時代に開園された日本初のフランス式整型庭園です。噴水より上の木々には落葉樹が多く秋のモミジは鮮やかな美しい赤に染まります。敷地内のレストラン「一色堂茶廊」ではランチやティータイムなどが楽しめます。

4番目の写真は強羅にある箱根美術館の庭です。箱根美術館の庭園には約130種類の苔と真っ赤に紅葉する200本のモミジがあります。景観の美しさを見ながら茶室で抹茶を楽しめます。

5番目の写真は箱根神社のそばにある「山のホテル」です。
明治時代の岩崎小彌太男爵の別荘の敷地でした。山のホテルの大庭園は春のツツジの花と秋の紅葉の名所として有名です。「山のホテル」は1948年に開業しました。
この「山のホテル」に私は特別な思い出があるのです。
あれはアメリカ留学から帰ってきたばかりの1962年の翌年の春でした。箱根で初めて泊まったホテルが山のホテルだったのです。
当時はまだ木造で昔のヨーロッパ風の小さなホテルでした。
私共の泊まった頃も庭園には色とりどりのツツジが咲いていました。まだ妻も若々しい新婚時代に泊まったホテルが懐かしく、その後も毎年5月になると恒例のように山のホテルに行きツツジを楽しみました。その他の季節でも箱根に行く度に寄ってはランチを食べたりコーヒーを飲んでいました。
当時の木造の小さなホテルもその後、小田急の経営になり建物も立派にに建て替えられました。5番目の写真は建て替えられたホテルの写真です。

今日は箱根の芦ノ湖、湖尻園地、強羅公園、箱根美術館、山のホテルの紅葉の写真をお送りいたしました。なお1番目から4番目までの写真の出典は、
【2020】箱根の紅葉名所、https://travel.rakuten.co.jp/mytrip/trend/kouyou-hakone/ です。5番目の写真の出典は、https://www.hakonenavi.jp/spot/1384 です。

箱根の紅葉の写真をお楽しみ頂ければ嬉しく存じます。

今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)