後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「奈良の長谷寺、春日大社、奈良公園などの紅葉」

2020年11月12日 | 日記・エッセイ・コラム
昨日は京都の一休寺、南禅寺、東福寺、金戒光明寺の紅葉の写真をご紹介しました。今日はいにしえの都、奈良の紅葉をご紹介いたします。京都の紅葉は人間が作った紅葉ですが奈良の紅葉は優しい自然の紅葉のように見えます。京都と奈良の文化の違いでしょうか。
長谷寺、春日大社、奈良公園、當麻寺、正暦寺の紅葉風景をお楽しみ下さい。

1番目の写真は奈良の長谷寺の紅葉です。長谷寺は奈良県桜井市初瀬にある真言宗豊山派総本山の寺です。寺伝によれば天武朝の朱鳥元年(686年)に僧の道明が初瀬山に三重塔を建立したのが開基と言われています。

2番目の写真は春日大社の紅葉です。春日大社は奈良県奈良市春日野町にある神社です。奈良時代の神護景雲2年(768年)に平城京の守護と国民の繁栄を祈願するために創建されました。中臣氏と藤原氏の氏神を祀っています。全国に約1000社ある春日神社の総本社です。

3番目の写真は奈良公園の紅葉です。太政官布達により明治13年(1880年)2月14日開園しました。総面積は502ヘクタールですが周辺の興福寺、東大寺、春日大社、奈良国立博物館、なども含めると総面積はおよそ660ヘクタールになります。東西約4キロメートル、南北約2キロメートルです。通常はこの周辺社寺を含めたエリアを"奈良公園"と呼んでいます。

4番目の写真は當麻寺の紅葉です。當麻寺(たいまでら)は、奈良県葛城市にある寺です。宗派は真言宗と浄土宗の並立となっています。開基は聖徳太子の異母弟・麻呂古王とされ推古天皇20年(612年)に開基されたと言われています。

5番目の写真は正暦寺の紅葉です。正暦寺は奈良市菩提山町にある寺です。菩提山真言宗の大本山(単立)です。正暦3年(992年)に一条天皇の発願により、関白藤原兼家の子兼俊僧正が創建しました。往時には報恩院以下86坊の堂塔伽藍が建ち並ぶ大寺院でした。しかし治承4年(1180年)に平重衡による南都焼き討ちによって焼失してしまいました。現在の正暦寺は後の世に再建されたものです。
ここに示した5枚の写真の出典は、http://www.imamiya.jp/haruhanakyoko/nara/colored/narako.htm です。

それにしても日本人は紅葉が好きですね。庭や公園に秋になると美しく紅葉する樹々を熱心に植えます。欧米人も紅葉は好きですが自分の家の庭に植えることはありません。その代わり欧米の公園ではプラタナスやユリノキが紅葉して見事な景観を作ります。紅葉は人を感動させ心をなごませてくれます。秋は楽しみの多い季節です。
今日は奈良の長谷寺、春日大社、奈良公園、當麻寺、正暦寺の紅葉風景をご紹介しました。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)