後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「北海道の紅葉の写真をお送り致します」

2021年09月11日 | 写真
写真の出典は、「北海道で絶景紅葉狩り!見どころ満載おすすめスポット10選【2021】 | トラベルjp 旅行ガイド (travel.co.jp)」です。
1番目の写真は中島公園(札幌市)です。
2番目の写真は定山渓温泉(札幌)です。

3番目の写真は青い池・白ひげの滝(上川郡美瑛町)です。

「人間の幸福は宗教を信ずることで得られるか?」

2021年09月11日 | 日記・エッセイ・コラム
人間の幸福は宗教を信ずることで得られるか? こんな問題へは解答はありません。人はそれぞれです。人間の幸福も人それぞれです。宗教を信ずるか否かも人それぞれです。
今日は宗教とそれを否定する考えにまつわる雑談を書いてみようと思います。そして人間の幸福の周辺にあるものを考えてみます。宗教にはイスラム教、仏教、ヒンズー教といろいろありますが今日は一例としてキリスト教を取り上げます。

ヨーロッパ世界にはキリスト教と宗教を否定する共産主義がありました。1917年の共産主義のロシア革命の成功は宗教を完全に否定したのです。
勢いに乗ったロシアは1923年に国際的に共産主義革命を援助する為に「コミンテルン」を組織し、ソ連の国家予算で各国の革命運動を支援し始めたのです。そして日本の共産主義者もコミンテルンに連携したのです。
共産主義によってキリスト教を完全に否定されてしなったのです。
「コミンテルン」は世界中にいるキリスト教信者に恐怖を与えました。文字通り世界を震撼させたのです。
レーニンは、1918年から1920年までに、28人の主教を殺害し、数千人の聖職者が殺されるか、あるいは投獄されたのです。
ほぼ1万2000人の信徒が宗教活動を行なったかどで処刑され、数千人が逮捕の後、労働キャンプに送られるか、流刑処分を受けたといわれています。
このニュースは1919年2月にロンドンで公刊されます。この公開文書は、ロシア正教会オムスク大主教から英国聖公会カンタベリー大僧正に宛てた書簡で、当時の教会迫害の様子を生々しく伝えていたのです。
ヨーロッパのキリスト教国は大きな精神的な打撃を受けたのです。全世界のキリスト教徒が衝撃を受けたのです。
しかしこのロシアの共産党政権は1991年に完全に崩壊したのです。ロシアの共産党政権は74年で終わり共産主義は誤りだったということになりました。
これでめでたしめでたしとなったわけではありません。共産主義に関係なく
この世には宗教を信じない人々が沢山いるからです。
さて目をヨーロッパ世界からアジアに転じてみましょう。
共産主義による宗教弾圧は現在でも中国やベトナムでも続いています。
中国ではカトリックのことを天主教と言いますが中国共産党が大司教や司教や神父を任命しているのです。
共産党の弾圧を恐れてベトナムからボート・ピープルとして海外へ亡命したキリスト教信者が沢山いたのです。

さて最後に表題の、「人間の幸福は宗教を信ずることで得られるか?」に関係する写真を3枚示します。
1番目の写真はフランシスコ法王によるマニラでの野外ミサの様子です。写真は、http://news.livedoor.com/article/image_detail/9688495/… から転載しました。(2015年1月18日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News
2番目の写真は同じくフランシスコ法王によるマニラでの野外ミサの様子です。
3番目の写真はフィリピン・マニラの大学を訪れ、子どもたちと交流する複雑での様子です。(AP=共同)

これら3枚の写真に写っている数百万の人々は幸せです。フランシスコ法王も幸せです。ですから人間の幸福は宗教を信ずることによって得られるのです。
しかしこれらの写真に写っていない多くの人々も宗教とは関係なく幸せなのです。宗教は人間の幸福の条件ではないのです。人間は複雑です。

今日言いたいことは人間の幸福や不幸には明確な定義はないということです。心の持ち方で不幸が幸福に変わることだってあるのです。人間は複雑ですね。複雑なことは幸運です。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)