後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「ドライブを楽しみ古刹と稲作の田園風景の写真を撮って来ました」

2021年09月05日 | 日記・エッセイ・コラム
何故か都会がつくづく嫌になることがあります。都会の良さが分っていますがそんな気分に時々なります。我儘です。
そんな折には郊外のドライブを楽しみながら古刹と稲作の田園風景の写真を撮りに行きます。行く所は決まっています。八王子市の多摩川べりの高月町の水田が広がる田園地帯です。午後から行ってきました。
撮って来た写真をお送り致します。

1番目の写真は高月町の山際にある平安時代の古刹、圓通寺です。
圓通寺は、讃海(天暦年間947-956寂)が開山となり創建したといいます。天正19年(1591)徳川家康より寺領10石の御朱印状を拝領しました。近郷に数多くの塔頭・末寺・門徒寺を擁する中本寺格の寺院だったのです。

2番目の写真は圓通寺の遠景です。奥の山地は後北条氏の滝山城のあった山です。お寺の周囲は広々した稲作の農村風景です。
3番目の写真は圓通寺の前の水田です。稲穂と葉はまだ黄色になっていませんが豊かに実っております。
水田の先に秋川と多摩川がゆったりと流れています。その水で稲が育つのです。

4番目の写真は水田の間に縦横に出来ている水路の一つです。昔田舎へ疎開した時こんな水路に足ふみ式の水車を入れて羽根を足で踏んで水田へ水を汲み上げたことを思い出しました。

5番目の写真は稲穂がかなり重く実っている水田の一隅です。

6番目の写真は水田地帯の遠景です。水田のまわりに農家が連らなっています。農家と言っても立派な近代的な家々です。藁ぶきの屋根は消えてしまいました。
これらの写真のように高月町の稲田風景は知る人ぞ知る都内最大級の稲田風景です。
水に恵まれた高月町の田は八王子の米の生産地になっているのです。
春夏秋冬、季節ごとに違った景色が見られるので、私共がよく行く場所です。
なお、高月地区の高月清流米は、道の駅「八王子滝山」の地域物産販売コーナーで売っています。
東京郊外の高月町の平安時代に出来た圓通寺と稲田の風景写真をお送り致しました。

 それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)

「ポーランドとロシアとノルウェーの古い木造教会の写真です」

2021年09月05日 | 日記・エッセイ・コラム
今日は日曜日なのでポーランドとロシアとノルウェーの古い木造教会の写真お送りいたします。
まず最初にポーランドの木造の古い歴史的な小さなカトリック教会の写真をお送りいたしまさす。
1番目の写真はポーランドの木造教会です。 写真の出典は、https://jp.123rf.com/photo_29306239_%E6%9C%A8%E9%80%A0%E3%81%AE%E5%8F%A4%E3%81%84%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E7%9A%84%E3%81%AA%E5%B0%8F%E3%81%95%E3%81%AA%E3%82%AB%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E6%95%99%E4%BC%9A%E3%80%81%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89.html です。

マウォポルスカ南部の木造聖堂群は、マウォポルスカ地方南部にあるポーランドの世界遺産です。ビナロヴァ、ブリズネ、デンブノ、ハチュフ、リプニツァ・ムロヴァナ、センコヴァなどの各村に残っている木造聖堂が登録対象でなっています。
中世後期に起源を持つこの地方の木造聖堂の様式は、ゴシック様式の装飾や色とりどりの細部で始まったが、木造であることから、石やレンガで出来たゴシック建築とは、構造も全体像も印象も大きく異なっています。
より後の時代に建設された木造聖堂には、ロココ様式やバロック様式の装飾的影響を示しているものもあります。
これらの聖堂の形態は、この地方での東方典礼カトリック教会や正教会の存在に深く影響されているようです。

次はキジ島にあるロシア正教の木造教会の圧巻的な写真をお送り致します。
キジ島はサンクト・ペテルブルク北東のオネガ湖に浮かぶ小島です。そこに1714年に建てられたプレオブランジェスカヤ教会があります。釘を使わずに建てられた木造建築です。その高い技術に私は驚嘆します。
キジ島にはその他に、1784年建立のボグロスカヤ教会など各種の木造教会があり、島全体が木造建築群の博物館となっているそうです。
2番目の写真は1714年に建てられたプレオブランジェスカヤ教会です。写真の出典は、http://whc.unesco.org/ja/list/544 です。
3番目の写真も別の角度から見たプレオブラジェンスカヤ教会です。写真の出典は、https://www.travelbook.co.jp/topic/114 です。プレオブラジェンスカヤ教会は22個の玉ねぎ型ドームが特徴で、一番高い所は高さ37メートルにもなります。
この一番高いプレオブラジェンスカヤ教会の横に鐘燐、続いてポクロフスカヤ教会が佇んでいます。三つの木造教会が完成するまでは160年の長い月日がかかりました。建築の特徴としては、全ての建物に全く釘を使用していない事です。目地さえ木から作られている徹底ぶりです。
4番目の写真は同じプレオブラジェンスカヤ教会の遠景です。写真の出典は、https://www.travelbook.co.jp/topic/114 です。
先住民の神聖な儀式の場として使用されていたキジ島に16世紀頃ロシア正教の教会が立てられました。1714年に再び建てられたのがプレオブラジェンスカヤ教会などです。1990年にユネスコの世界遺産に登録されました。
それにしてもロシア人の器用さと宗教的な情熱に圧倒されます。

最後にノルウェーの宗教改革以前の中世の木造教会の写真をお送り致します。
ノルウェーには宗教改革以前の中世の木造教会は幾つか現存していますが、その一覧は、https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E9%80%A0%E6%95%99%E4%BC%9A にあります。
それによるとノルウェーにも以下のように多くあります。

ウルネスの木造教会
カウパンゲル・スターヴ教会 Kaupanger stave church
ホッペルシュタ・スターヴ教会 Hopperstad stave church
ボルグンド・スターヴ教会 Borgund stave church
レインリ・スターヴ教会
ヘッダール・スターヴ教会
ゴル・スターヴ教会
ファントフト・スターヴ教会、などなど。

上にあるスターヴ教会とは 教会の荷重を支える太い支柱をスターブと言い、そのまま建築技術の名前になっているのです。かつてはヨーロッパ北西部に多く存在していましたが、現在ではほとんどが石造りの近代的な教会に建替えられ、もっとも多く残っているノルウェー国内でも、わずかに28棟を残すのみとなっているだけです。
これらの中から今日は3つの教会の写真をお送りいたします。
5番目の写真はノルウェーにあるヘッダール・スターヴ教会です。13世紀前半から中頃に建築されました。
6番目の写真は世界遺産に登録されているノルウェーのウルネスの木造教会です。教会が建築されたのは1130年前後と推測されています。
7番目の写真はノルウェーのセール・アウダールにある「さらし台」のついたレインリ・スターヴ教会です。レインリに位置する木造教会で13世紀後半に建設されたものです。

これらの木造教会の写真を見ると、ルネッサンス以前の中世の暗い雰囲気が感じられます。当時のキリスト教も暗く神秘的だったのでしょぅ。ルネッサンスや宗教改革によって社会の雰囲気が明かるくなった様子が感じられます。
一般的にヨーロッパの木造教会は宗教改革の前に建てられたので、中世のキリスト教の雰囲気を表しています。その意味で歴史的価値が大きいので大部分は世界遺産になっています。

今日は日曜日なのでポーランドとロシアとノルウェーの古い木造教会の写真お送りいたしました。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)

「今日の 年間第23主日のミサの動画の紹介」

2021年09月05日 | 日記・エッセイ・コラム
2021年9月5日の10時から始まる年間第23主日のミサの、カトリック関口教会と聖イグナチオ教会の動画配信は以下の通りです。

カトリック関口教会、https://www.youtube.com/watch?v=N-oqm_mHjR4
9月5日10:00 

聖イグナチオ教会 、https://www.youtube.com/channel/UC-Zwcc_MbnyglsQdyOByc-Q  
ミサ中のお説教は教会ホームページに後日掲載します。 
【本日の聖書朗読箇所】
第1朗読
イザヤの預言 (イザヤ35:4-7a) 
第2朗読
使徒ヤコブの手紙(ヤコブ 2:1-5 )
福音朗読
マルコによる福音 (マルコ 7:31-37)

今日教会に行かない信者の方々はこの動画配信のミサにご参加なられるのも良いと存じます。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)