後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「 アフガニスタンは美しい国だった、しかし戦争の悲劇」

2021年09月03日 | 日記・エッセイ・コラム
アフガニスタンは1979年にソ連が侵攻して以来、内戦が続き、治安が悪い状態が続いていました。そしてソ連の撤退後、アメリカは2001年に占領し今年の8月31日に完全撤収しました。
アフガニスタンは美しい国だったのですが戦乱の悲劇が1979年以来40年間続いたのです。
しかし美しい国だった風景は現在でも農村には残っています。
その一方、アメリカの装甲車を使い武力行使をするタリバン軍の姿やアメリカ軍の撤収の際のカブール空港の混乱はアフガニスタンの悲劇です。
今日はこのアフガニスタンの美しい農村風景と武力行使をするタリバン軍やカブール空港の混乱の様子を写真で対比させながら示します。農村風景の写真の出典は写真家の三井昌志氏の写真集、「アフガニスタンは美しい国だった」です。三井昌志氏はアジア諸国の美しい写真を多発表している写真家です。









示した7枚の写真はアフガニスタンの平和で幸せな人々とタリバンの恐怖と国外へ逃げようとしている人々の悲劇を雄弁にものがっています。
私の余計な注釈は不要です。代わりに三井昌志氏の文章の抜粋を以下にお送り致します。
・・・アフガニスタンに行きたいと思い始めたのは、しばらく前のことである。あるアメリカ人の写真家が撮ったアフガン人のポートレート写真を初めて見たときに、強く惹きつけられるものを感じたのが、そもそものきっかけだった。
 特に印象的だったのは人々の顔つきの違いだった。青い目と彫りの深い顔を持つインド・ヨーロッパ系の人もいれば、日本人とよく似た浅黒くて平べったい顔のモンゴル系の人もいた。アフガニスタンは多種多様な民族と言語と文化が入り交じった国なのだということが、その写真からはっきりと伝わってきたのだった。
 2004年5月の時点で、一般人がアフガニスタンを旅行するのは決して奨励されない行為だった。いくら内戦が終結したといっても、ついこの間まで戦争をやっていた不安定な国であることは確かだったし、当然のことながら旅行に関する情報は皆無に等しかったからだ。
・・・
山脈と青空の美しさに、僕は一瞬にして目を奪われてしまったのだ。「目の覚めるような風景」というのは、きっとこういう眺めのことを言うのだろうと思った。
 万年雪を頂いたヒンドゥークシュ山脈の稜線は、まるで広告用の写真から切り取られたようにシャープだった。その山の頂から流れてくる小川は、下流の麦畑を潤し、鮮やかな緑の絨毯を作り出している。草原には無数のタンポポや菜の花が咲き、その近くで羊の群が黙々と草を食んでいる。頭にターバンを分厚く巻いた老人が、ロバにまたがって草原を横切っていく。畑には赤や水色の派手なショールを頭に被った女達が、顔を隠すようにして働いている。
 そこにあるもの全てが美しく印象的だったけれど、何よりも僕の心を捉えたのは空の青さだった。・・・以下省略します。

アフガニスタンの悲劇はソ連とアメリカの勢力争いに巻き込まれたことです。そしてアフガニスタンの独立のためにタリバン兵が国中で武力を行使したことです。この戦乱の悲劇が終わろうとしています。やがて出来るタリバン政権が国民にとって過酷な政策を実行しなうように祈るばかりです。そして国外へ逃れた多数の難民の苦難に心を寄せ、少しでも幸せになるように祈ります。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)

「彼岸花の咲いている里の秋の風景です」

2021年09月03日 | 写真
日本の秋の風景を美しく彩る花々の一つに彼岸花があります。曼殊沙華とも言います。彼岸花のある里の秋の風景写真をインターネットで根気よく探しました。
そうしたら美しい彼岸花の写真集を見つけましたので5枚の写真を選んでお送り致します。
写真の出典は、「全国の美しい彼岸花【楽天トラベル】 (rakuten.co.jp) 」です。
1番目の写真は宮城県大崎市の羽黒山公園です。
丘一面を埋め尽くす彼岸花は、まるで赤い絨毯を敷き詰めたようです。県内随一と言われる美しさです。 春は桜、秋は彼岸花など四季折々の花木が咲き誇り、多くの花見客で賑わいます。 
2番目の写真は神奈川県大和市の常泉寺の彼岸花です。「花のお寺」として親しまれる「常泉寺」は珍しい白色の彼岸花で有名です。境内の至る所に赤色と白色の彼岸花が咲き誇り、埼玉の巾着田、神奈川の日向薬師と並んで「彼岸花関東三大名所」とも言われています。 
3番目の写真は神奈川県伊勢原市の日向薬師 の周辺の川です。里山風景が残る「日向地区」は周辺に彼岸花が咲いています。田畑や山が広がる美しい原風景があります。 
4番目の写真は福岡県うきは市のつづら棚田です。「つづら棚田」には約50万本の彼岸花が咲いている名所です。農水省の「日本棚田百選」にも選出されており四季折々の景観が楽しめます。 
5番目の写真は愛知県半田市の矢勝川・新美南吉記念館の周辺です。有名な童話「ごんぎつね」の舞台となった「矢勝川」は、童話の世界のようなのどかな所です。川に沿って全長約1.5km、およそ300万本以上の彼岸花が一斉に咲き幻想的な光景になります。 

以上は写真集にある沢山の写真のごく一部です。是非、全国の美しい彼岸花・曼珠沙華の名所22選! 【楽天トラベル】 (rakuten.co.jp)  を開いて彼岸花のある風景をお楽しみ下さい。