後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「感情的にならないでこの記事を読んで下さい」

2021年09月07日 | 日記・エッセイ・コラム
韓国のことを書くといきなり感情的になって韓国の悪口をコメントとして送ってくる人がいます。私は客観的に事実だけを書いているのですが私を国賊のように非難する人もいます。
どうぞ感情的にならないで冷静に以下の記事を読んで下さい。
さて2019年の9月11日に「日本への憎しみをいましめる本が韓国のベストセラー」と題する記事を書きました。

今日はその記事の抜粋とその後の話を書きたいと思います。
2019年9月の読売新聞に、韓国で李榮薫著「反日種族主義」という本が10万部を越えるベストセラーになったと報道されました。

本の内容を示します。
1)徴用工は強制連行ではなく、志願、あるいは動員された労働者であり、
  日本人労働者と同じ待遇を受けていた。
2)慰安婦は公娼制度の一形態であり、高賃金を受け取っていた。
3)日本が朝鮮半島から持って行った米は収奪ではなく、輸出であった。
4)朝鮮人青年たちは先を争って日本軍に志願した。
5)大日本帝国が朝鮮を滅亡させようと(風水でいわれる朝鮮半島の地脈や民族の精気を断つ目的で)朝鮮の領土に打ちこんだといわれている鉄杭は、実は単に測量用のものであった。

日本を憎むことは間違っているという本です。韓国人が日本を憎むことには根拠が無いと言っているのです。
著者の代表の歴史学者の李榮薫が言ってます。「韓国社会の集団的な偏見を打ち破ろうとした。非科学的な歴史認識のままでは韓国の将来に希望はない。」

その後この本は日本でも翻訳、出版されました。

1番目の写真は李 榮薫  (著, 原著) の「大韓民国の物語り」です。水島広紀が日本語に翻訳しました。Amazonから2076円で買える日本語の本です。
李 榮薫 は韓国の「司馬遼太郎」ともいうべき知性派教授で世論の集中砲火にもめげず書いた日本の植民地支配の肯定的側面を描く問題作です。
以下にRakutenのレビューを示します。
・・・日本人の必読書!
「親日派のための弁明」など反韓?嫌韓?のバイブル的な書物がいくつかありますが、内容的に信用できない、日本に対しては性善説、韓国・朝鮮民族に対しては性悪説で書かれているにすぎない代物が多いです。
一方でこの本は韓国での歴史の改ざんがどのように進行したか、なども丹念に解説されており、単なる反韓?嫌韓?+日本擁護に偏った歴史書ではありません。
韓国人がなぜ日本に対して過剰に反応するのか疑問に思っている人には是非読んでほしい一冊です。
更に、「親日派のための弁明」などを無批判に盲信する右翼や、教科書問題などで日本が右傾化していると感じている革新・左翼勢力の人にも是非読んでほしい。・・・
要するに、この本は韓国での歴史の改ざんがどのように進行したかなども丹念に解説されており偏った歴史書ではありません。
客観的な内容の本なのです。
このような歴史書が日本と韓国の両国で読まれているのです。
深い意味での日韓友好を静かにすすめる本です。

今日は2019年9月11日の「日本への憎しみをいましめる本が韓国のベストセラー」と題する記事の抜粋と李 榮薫  著, 水島広紀訳、 「大韓民国の物語り」をご紹介致しました。

今日の挿し絵代わりの写真は韓国のお盆、すなはち「秋夕」の風景です。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)

2番目の写真は韓国のお盆、すなはち「秋夕」のためのご馳走です。
韓国のお盆は旧暦の8月15日、新暦では9月の満月の日に先祖の霊を迎えます。

3番目の写真は「秋夕」のため集まった家族の写真です。ご馳走を作って家族が伝統衣装を着ます。

4番目の写真はお盆に家族が揃って墓参りをしている光景です。
5番目の写真はお盆の踊りです。日本の盆踊のような踊りも楽しみます。
韓国では秋夕がお正月と同様に一番重要なのです。国民の祝日として長い休暇があります。