後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「今日の 年間第24日のミサの動画の紹介」

2021年09月12日 | 日記・エッセイ・コラム
2021年9月12日の10時から始まる年間第24主日のミサの、カトリック関口教会と聖イグナチオ教会の動画配信は以下の通りです。

カトリック関口教会、
9月12日10:00 
 年間第24主日ミサ 、https://www.youtube.com/watch?v=IEWL5fjMR2s
9月12日10:00 司式 タルチシオ菊地功大司教,S.V.D

入 祭 典139 すべての人の救いを ④節から
あわれみ・栄光の賛歌 211・212 
答唱詩編 典 11番 ①②③
アレルヤ唱 典273番 24B
信仰宣言 使徒信条 (1)
奉納 典184 わたしは静かに神を待つ
感謝・平和の賛歌  213・214
拝領  カ典309番 キリストのいのち
閉祭 典礼391 ごらんよそらの鳥 


聖イグナチオ教会 、https://www.youtube.com/channel/UC-Zwcc_MbnyglsQdyOByc-Q  
ミサ中のお説教は教会ホームページに後日掲載します。 
【本日の聖書朗読箇所】
第1朗読 イザヤの預言 (イザヤ50:5-9a)
 第2朗読 使徒ヤコブの手紙(ヤコブ 2:14-18 )
 福音朗読 マルコによる福音 (マルコ 8:27-35)


今日教会に行かない信者の方々はこの動画配信のミサにご参加なられるのも良いと存じます。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)

挿絵代わりの写真はヨーロッパの宗教画です。 


1番目の写真はフラ・アンジェリコの名作の「受胎告知」(1442年頃)です。「受胎告知」は、大天使ガブリエルが聖母マリアに、イエス・キリストの母になることを伝えている新約聖書の場面です。天使はダ・ヴィンチの代表作である受胎告知の宗教画にも登場します。天使(angel)は神々と人間の中間の霊的存在のため宗教画には欠かせない存在です。
16世紀までの宗教画に天使が多いのはキリスト教では天使の存在が信じていたからなのです。現在のカトリックでは受胎告知は信じていますが天使は重要ではありません。

2番目の写真はラファエロ(Raffaello Sanzio)の「牧場の聖母」です。ウィーン美術史美術館に所蔵さています。
赤いドレスと青いローブをまとい、優しく幼子らを見守る聖母マリアが描かれています。聖ヨハネが片膝をつき細長い十字架を支え、幼子キリストはその十字架を握り視線を送っています。ラファエロはそれまでの芸術手法を統合し洗練された優雅な様式を確立しました。
カトリックでは洗者ヨハネが水でイエスに洗礼を授けたと信じられています。この絵には洗者ヨハネとイエスの幼い姿が描かれているのです。

3番目の写真はダ・ヴィンチ(Leonardo da Vinci)の「最後の晩餐」です。イタリアのミラノにあるサンタ・マリア教会にある壁画です。この絵では、弟子の裏切りを予言するイエス・キリストと聞いて動揺する弟子たちの様子が写実的に描かれていています。
最後の晩餐でイエスはパンをさき弟子たちに、「これは私の体」と言って食べさすます。葡萄酒を「これは私の血」と言って飲ませます。現在のカトリックではミサの終り頃に神父が「イエスの体」と言って信者一人一人へパン片を食べさせます。ミサで一番重要な場面です。

4番目の写真はベラスケスの「聖母戴冠」でスペインのプラド美術館にあります。
ベラスケスの代表的な宗教画です。この絵は、復活した聖母が再び昇天し、神と神の子イエスから戴冠を受ける場面を描いたものです。現在のカトリックでは聖母戴冠の話は出てきません。当時のマリア信仰の強さが聖母戴冠感じられる絵です。

5番目の写真はフェルナンドの「聖カタリーナ」でプラド美術館にあります。
聖カタリーナはアレキサンドリアの知事の娘でした。3世紀頃の話です。当時の最高の教育を受けたカタリーナは母親の影響でキリスト教徒になります。ローマ皇帝マクセンティウスがキリスト教を迫害します。聖カタリーナがそれを非難したため逮捕されます。手足を車輪に括り付けて転がされるという拷問にかけられそうになります。しかしカタリーナが車輪に触ると車輪はひとりでに壊れたのです。
彼女は最後に斬首刑になりました。この絵の聖カタリーナの足元に壊れた車輪が描かれています。この絵の重要な部分です。
現在のカトリックではこの聖カタリーナは登場しません。しかしヨーロッパでは有名な話なのでしょう。