後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「冬木立の写真を撮りながら静かに時が流れる」

2024年01月19日 | 日記・エッセイ・コラム
何故か私は若い頃から冬の木立の風景が好きです。生まれ育った仙台の八木山の寒々とした樹々のたたずまい、ドイツの厳冬の冬木立の黒いシルエットなどが忘れられません。
年老いても冬の木立の風景を求めて歩きまわっています。昨日もそんな冬木立の黒いシルエットの写真を撮って来ました。その写真をお送り致します。
冬の詩を添えておきます。

冬が来た
            高村 光太郎
きっぱりと冬が来た
八ツ手の白い花も消え
公孫樹(いちょう)の木も箒になった

きりきりともみ込むような冬が来た
人にいやがられる冬
草木に背かれ、虫類に逃げられる冬が来た

冬よ
僕に来い、僕に来い
僕は冬の力、冬は僕の餌食だ
しみ透れ、つきぬけ
火事を出せ、雪で埋めろ
刃物のような冬が来た

今日は冬木立について書きました。

 それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)