今日は店の変遷に見るアメリカ文化の隆盛について書きたいと思います。
日本にはアメリカ文化が溢れています。日常気が付きませんがアメリカ文化が溢れているのです。
例えば現在あるアメリカの店を考えてみましょう。ハンバーガーのマクドナルド、フライドチキンのケンタッキーチキン、ピザの店などが我が町、小金井にいくつもあります。
昔の日本に皆無だったスーパーマーケットも戦後アメリカから入って来ました。
そんなことを改めて考えてのは昨日、江戸東京たてもの園に行ったからです。
昔の日本の店の写真を示します。
1番目の写真は大正期から、現在の港区白金で営業していた小寺醤油店です。味噌や醤油、酒類を売っていました。
2番目の写真は港区白金台に1928年(昭和3)に建てられた木造3階建ての大和屋本店(乾物屋)です。
3番目の写真は台東区下谷の言問通りにあった居酒屋、鍵屋です。
4番目の写真は明治初期に創業した文具店の武居三省堂です。当初は書道用品の卸をしていましたが、後に小売店に変わりました。
江戸東京たてもの園には写真で示した店の他に沢山の個人商店があります。
昔の日本の商店は個人商店だったのです。
それが戦後はアメリカ文化が日本を席けんします。
大会社が経営するスーパーマーケットも戦後アメリカから入って来ました。
5場目の写真は小金井にあるスーパーマーケットのイトーヨーカ堂です。
6番目の写真は店内の風景です。
7番目の写真もイトーヨーカ堂の店内の風景です。
日本はアメリカと戦争をしました。そして完膚なきまで負けたのです。そしてアメリカの文化が日本を席捲しました。多くの伝統文化が消えて行きました。
昨日、江戸東京たてもの園を独りで歩きながらそんなことを考えていました。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたしす。後藤和弘(藤山杜人)