高山植物の花々の写真をお送り致します。
写真の出典は、https://yamahack.com/1785 です。
1番目の写真はシナノキンバイです。
北海道から中部地方より北の高山地帯の湿った場所に生える高山植物で、黄色が特徴の花は比較的大きく直径3~4cmあります。名前の由来は、信濃地方に多く咲き、黄金色で梅のような花を咲かせることから「信濃金梅」と名付けられています。
<シナノキンバイが見られる主な山>
木曽駒ヶ岳、北岳、表銀座コース、仙丈ケ岳、白馬岳など
2番目の写真はコマクサです。
コマクサは「高山植物の女王」の呼び名で広く知られ、高山植物の中でも代表的かつとても人気のあるピンクと白の花びらが可愛らしい高山植物です。群生地は主に日当たりがよく、砂や小石で覆われた場所に自生しています。5月から7月に高山に咲き、岩場に美しいピンク色が映え、見ているだけで癒されるとても可愛らしい高山植物です。
<コマクサが見られる主な山>
燕岳、御嶽山、草津白根山、硫黄山、蓮華岳、根石岳など
3番目の写真はワタスゲです。
ワタスゲは、北海道,本州中北部のミズゴケ湿原等にはえる高山植物です。穂全体が熟すとふわふわとした白い綿毛が球状におおいます。見た目にも可愛らしく、稀にニッコウキスゲと一緒に咲く姿が見られ、黄色と白が一面に咲き、美しい景色のコラボレーションを見せてくれます。
<ワタスゲが見られる主な山>
尾瀬ヶ原、苗場山、火打山、妙高山、草津白根山、燧ケ岳など
4番目の写真はハクサンイチゲです。
ハクサンイチゲは草地や岩場に生える、日本アルプスの花畑を構成する代表的な高山植物の一つです。主に北海道から本州の中部地方の亜高山や高山の湿り気のある草原や砂礫地に咲きます。花はスイセンによく似ており、花の中心には黄色い雄しべが密集し白の花びらが印象的な高山植物です。
<ハクサンイチゲが見られる主な山>
白馬岳、聖岳、北岳、鳥海山、乗鞍岳など
5番目の写真はイワベンケイです。
イワベンケイは北海道を含む亜寒帯地方のほか、富士山や立山を除く本州中部地方の山々に咲く高山植物です。緑色の多様な形をした多肉質の葉と黄緑色の花が特徴的で、栄養に乏しく風当たりの強い、岩場などの厳しい環境でも生息することができる高山植物です。
<イワベンケイが見られる主な山>
北岳、尾瀬、仙丈ケ岳、鳥海山など
日本の高山地帯は自然が厳しいですが、短い夏に咲く高山植物の花は美しくけなげです。美しい日本列島の高山帯に咲く花や、植物の「高山植物の花図鑑」を是非ご覧ください。
写真の出典は、高山植物の花図鑑、http://kamakura.travel.coocan.jp/mountain.html です。