後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

房総半島と伊豆半島の生活と文化の比較

2011年02月13日 | 日記・エッセイ・コラム

ここ数年、国内のいろいろな地方へ家内と旅をしています。すると同じ日本でも地方によってこんなにも生活の様子が違うものかと驚く事が多いのです。生活の仕方が違えば人々の考え方が違って来ます。文化も違います。大げさに言えば日本の文化とはこの豊かな地方文化の違いが特徴と言えるかも知れません。東京や京都の藝術だけが日本の文化ではないのです。

地方、地方の生活と文化はその地方の歴史によって決まることも多いと思います。また、中央政権のあった奈良、京都、江戸、東京からの距離、交通の便利さによっても影響を受けます。しかし土地の自然条件が大きな影響を与えていると思います。

1月の18日、19日に伊豆半島の下田までの旅をしました。今回は2月11日、12日と房総半島の海岸沿いを丁寧に回る旅をしました。泊った所は下田のそばの白浜で、房総半島のほうも野島崎に近い白浜温泉と偶然同じ白浜でした。宿の窓から白い波打ち際を見ながら、ビールをゆっくり飲みました。そしてそれぞれの地方の歴史と自然環境の違いをボンヤリと考えて時を過ごしました。

房総半島で海を眺めて愕然と分かった事があります。房総半島の海は遠浅で浜辺に波が打ち寄せています。聞けば房総半島は日本一海水浴場の数が多いそうです。一方伊豆半島は溶岩が海にせり出し断崖になっている所が多いのです。

そこで分かりました。房総半島は水成岩と深い土壌に覆れているようですが、伊豆半島は、半島全体が火山の溶岩が固まりのようです。土壌が薄いので農作物が育ち難くそうです。

房総半島は海底の隆起によって出来上がり、伊豆半島は火山の噴火の連続で出来たと、素人の私は、勝手に決め付けてみました。

下に房総半島の浜辺の様子の写真を示します。

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そして、下の写真は伊豆半島が火山の噴火の連続で出来たことを想像させる海岸の崖を示します。

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このように素人の大胆不敵な仮定をしてみると、房総半島と伊豆半島の生活と文化の違いが分かるような気がします。

房総半島は花々とイチゴの生産が非常に多く、東京へ出荷しています。伊豆半島はキンメダイ、サヨリ、サザエ、アワビなの高級海産物を東京へ多量に出荷しています。どちらも東京へ近いという事が重要です。

房総半島は、勿論イワシ、アジ等の魚も取れますが、農村文化圏です。一方、伊豆半島は都会の影響が強い漁業文化圏です。文化が違えば、お土産屋さんの売り手の雰囲気が違います。一方は農民の純朴さがあり、他方は漁師のキップの良さがあります。宿の従業員の態度、物腰にもこの違いが見えるようですい。

どういもいけません。若い時からの比較文化の趣味が出てしまって申し訳ありません。素人の雑談ですから間違いだらけです。誰方かご指導下さい。

それはそれとして、

今日も皆様のご健康と平和をお祈り致します。藤山杜人


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