戦没者といひかえしとき
戦死者のするどき眸(まみ)はみえなくなりぬ
小池光さんの歌です。
同じことや、ものでも、言葉を言い換える。
よくあることです。
とくに新しいものを売り出そうとすれば、カタカナ。
性能に差はないので、意味よりもムード、
商品の格を上げることが重要視され、
言葉が奉仕してきました。
この歌も、そんな言葉の言い換えの持つ
空気の変化をとらえた歌でしょうか。
戦争が終って時間が流れると、戦死した人への思いも
自然に変化してゆき、戦死者は戦没者となっていく。
しかし、戦死者は、それ以上、歳をとらないのですから
いつまでも戦死者なんでしょうか。
戦死者のするどき眸(まみ)はみえなくなりぬ
小池光さんの歌です。
同じことや、ものでも、言葉を言い換える。
よくあることです。
とくに新しいものを売り出そうとすれば、カタカナ。
性能に差はないので、意味よりもムード、
商品の格を上げることが重要視され、
言葉が奉仕してきました。
この歌も、そんな言葉の言い換えの持つ
空気の変化をとらえた歌でしょうか。
戦争が終って時間が流れると、戦死した人への思いも
自然に変化してゆき、戦死者は戦没者となっていく。
しかし、戦死者は、それ以上、歳をとらないのですから
いつまでも戦死者なんでしょうか。