575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

国会のもめぬいて居る日永かな  大野万木

2010年03月20日 | Weblog
大野伴睦。
と、いっても、もう知っている人は少ないかな?
岐阜選出の国会議員、俳号を万木。
新幹線を羽島駅に停車させたことで有名。
俳句大好き人間だった。

  国会を抜け出て月の句座にあり

  鳩山先生日光浴や枯芝に
   (今の鳩山さんのおじいさん。もちろん首相。)

衆院議長に就任した時の句

  柄になき椅子につきけり秋暑し

1964年、73歳で急逝。
辞世の句は、周囲からせっつかれた秘書が
本人の言葉をつなぎ合わせて作ったとか。
後援会が、池田総理の揮毫で、
皿にやきつけて地元に配布したという。

   みんな俳句が好きだった(内藤好之・著)より


万木さんがいなかったら森澄雄さんの
岐阜羽島駅を詠んだ句は生まれなかった。   遅足

 

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落第と呼ばれて並ぶ我独り     朱露

2010年03月20日 | Weblog

       角川文庫版歳時記で「落第」は春。
       「入学・卒業」は無論春で平凡だ。
       平凡をいくら積み重ねても平凡だ。
       自他共に認める落第には夢がある。

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