学生時代の仲間と四十数年ぶりに奈良の早春を楽しみました。
猿沢の池の近くの宿で泊まり座興に四人の仲間が酔いにかこつけて、俺こその句会をひらきました。お互いに自分の句の自慢と相手の句の貶しあいですこぶる楽しい句会でした。
何番が高点句だったのでしょう?
①千金の春奈良旅また談笑
②鹿たちは何を思ふか頭下げ
③友と来て奈良の霞を食べにけり
④白壁に春を落とすや古都の暮れ
⑤本尊が日光・月光従えて
⑥鹿の子が愛しみおり法華堂
⑦おぼろ灯の相輪高く五重の塔
⑧青眼の春の仏に合掌す
⑨逆光の鴟尾春風に吹かれおり
⑩春日なる森を抜ければ南大門
⑪座る鹿立つ鹿のいる春日道
⑫五重塔阿修羅もかえり頼もしく
猿沢の池の近くの宿で泊まり座興に四人の仲間が酔いにかこつけて、俺こその句会をひらきました。お互いに自分の句の自慢と相手の句の貶しあいですこぶる楽しい句会でした。
何番が高点句だったのでしょう?
①千金の春奈良旅また談笑
②鹿たちは何を思ふか頭下げ
③友と来て奈良の霞を食べにけり
④白壁に春を落とすや古都の暮れ
⑤本尊が日光・月光従えて
⑥鹿の子が愛しみおり法華堂
⑦おぼろ灯の相輪高く五重の塔
⑧青眼の春の仏に合掌す
⑨逆光の鴟尾春風に吹かれおり
⑩春日なる森を抜ければ南大門
⑪座る鹿立つ鹿のいる春日道
⑫五重塔阿修羅もかえり頼もしく