575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

春は間近        愚

2010年03月08日 | Weblog
 我らが雑草園では居着いた鶯夫婦が下手なさえずりを聴かせています。

 もう三月、ヒヨドリの軍団がひたひたと迫っていますので餌やりも終了です。

 それでも 名残の餌を求めて常連が庭で騒いでいます。(めじろ、ウグイス、ひよどり、しろはら、キジバト、そしてすずめたち)


 しかし餌無き庭は彼らには何の魅力もありません。

 一週間もすれば、近くの緑地や山里に帰って行くでしょう。

 庭を徘徊する猫どもも退屈な日々に戻り、春はたけなわ。

 すずめだけが餌をねだって、庭仕事の妻に、電線からアピールすることでしょう。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

四季を詠む    遅足

2010年03月08日 | Weblog


野遊びへ歩幅の違う妻と出る
緑陰や妻の朗読する「こころ」

天の川はさんで蒲団ひきにけり
小春日の顔して妻の眠りけり
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

飯食って俺と野山に霞立つ   朱露

2010年03月08日 | Weblog

     秋は霧春は霞だと言うので霞なのだ。
     全山霞の中だから下から私は見えぬ。
     その私が見えないのは目前の水蒸気。
     パソコンと私の間に水が漂っている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする