575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

名をつける、ということ   遅足

2010年03月06日 | Weblog
小池光さんの歌をもう一首。
ちょっと難しい歌です。

  「自虐史観」の命名の中にほのかなる自虐の気味がすでにあらずや

名をつける、ということは、どういうことなのでしょうか?
あるもの、ことに、名を与える。
一番、日常的な命名は、子どもの名をつけること。
私も、子どもへの夢というか、希望を、名前に託した記憶があります。

名を与えるということは、気付かぬうちに、
与えた人が、その言葉の影響をうけてしまうことがあるかも。

この歌は、どういう意味でしょうね?


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落ちてなお姿勢を正す椿かな   髪家三代

2010年03月06日 | Weblog
「豊橋落語天狗連」の俳句部会「天句会」
六十三回の高得点句です。

 落ちてなお姿勢を正す椿かな   髪家三代(床屋の三代目)
 
 目借時お守りの数かぞえけり   馬生(ばしょう)大学教師 
 
この二句に二重丸が沢山入り、私のには一つだけ。

 創造は醜春の朝大嵐       朱露
 
豊橋の日本画家中村正義の絵を見て作ったのに・・・

    

中村正義の絵は、たしかに春醜ですね。(遅足)



   

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春雨や到来物を持て余す   朱露

2010年03月06日 | Weblog

       パンと酒と干物がどかどか届いた。
       それぞれ有難い一品には違いない。
       女房旅行中の所へ連日の雨で蟄居。
       パンと干物を肴に腰を据えて飲む。

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