575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

9月句会の最終結果です。  遅足

2016年09月24日 | Weblog
さまざまな風の吹いた句会。ごらんのような結果となりました。

題詠「風」
①あと少し風よ一吹きうさぎ出せ(智恵)佐保子・すみ
➁秋の風高層ビルを縫い駆ける(すみ)
③風の色青みを帯びる九月かな(能登)静荷・亜子・麗子・郁子・遅足
④折り合いをつけて9月の風の中(郁子)智恵・狗子・狗子・麗子・立雄
⑤金色の風と戯る夕花野(麗子)能登・等
⑥月見寺無月の風の吹くばかり(静荷)佐保子・能登・等・晴代・郁子・立雄
⑦紫の風ふきぬける花野かな(佐保子)晴代
⑧コスモスに風のかたちを見てをりぬ(亜子)佐保子・狗子・すみ・静荷・等
⑨放ちたる鈴虫の声風に乗る(立雄)智恵・遅足
⑩秋風やないしょ話は亡き人も(遅足)能登・晴代・麗子
⑪風やみ間ふるえかすかな稲の花(晴代)智恵・すみ
⑫木曽馬の瞳に誰ぞ秋の風(等)狗子・遅足・静荷・亜子・郁子・立雄
⑬また一人風のたよりの訃報かな(狗子)亜子

自由題
①栗菓子を選びあぐねてコンコース(すみ)狗子・遅足
➁名月や地球との距離計りかね(麗子)狗子
③秋の蝉たましひ風になりて海(等)
④了見の狭さでられず吾亦紅(晴代)郁子
⑤欠けある身躍動笑顔リオの秋(智恵)佐保子・亜子
⑥露草や珊瑚の海の滴かな(能登)佐保子・智恵
⑦天球を回し宇宙へ虫すだく(郁子)亜子・麗子
⑧かなかなや鳴いてその身を軽くする(遅足)能登・狗子・すみ・静荷・等・亜子・晴代・麗子・立雄
⑨手捻りを持参の茶会酔芙蓉(立雄)能登・静荷・等
⑩和服着る友と会ふ秋生花展(佐保子)郁子
⑪藤村は美男よ木曽の栗実る(静荷)佐保子・すみ・遅足・等
⑫ひと住まぬ七軒長屋稲光(亜子)智恵・静荷・晴代・立雄
⑬深層はそっとしておけ梨の芯(狗子)能登・智恵・すみ・遅足・晴代・麗子・郁子・立雄

次回は10月19日(水)午後1時20分  
愛知芸文センター12階・催事室Ⅾ(アートスペースⅮ)です。
題詠は「林檎」です。    遅足

高雄ドライブウェイの途中にあるコスモス園のなかで見つけた鳥です。
なんという名でしょうか?
またドライブウェイを走っていて2回ほど鹿の親子をみました。




  
コメント
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