575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

6月句会近づく   遅足

2019年06月10日 | Weblog

6月といえば梅雨の季節。
気象庁は去る7日に東海地方などが梅雨入りしたものと発表。
それから雨の日が続いています。

今回の題詠はその「梅雨」です。
走り梅雨・梅雨入り・梅雨晴れ間・梅雨寒など、さまざまな季語が。

  樹も草もしづかにて梅雨はじまりぬ  日野草城

  ひそかなる恋そのままに梅雨に入る  桂 信子

  身のまはり梅雨たゞ梅雨のあるばかり  遷子

  こぼれ餌を上手に拾ふ梅雨雀  芝 由紀

  つがひとも恋とも見えて梅雨の鳩  福屋千穂美

梅雨ではなく「雨の字を持つ夏の季語」でもOKです。
たとえば、五月雨・白雨・雷・夕立雲など。

  五月雨やのれんの赤きラーメン屋  荻野美佐子

  白雨にはしり下るや竹の蟻  内藤丈草

今年はどんなタイプの梅雨になるのでしょう?
梅雨出水などは御免こうむりたいですね。
コメント
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