蛙は田の間を走る車道へ飛び出します。
運が悪いと轢かれてしまいます。
以前は車で走ると、オセンベイのようになったカエルが。
作者は「なぜ危険を冒してまで田んぼを移動するの?」
と、訊ねています。
およそ2億年前から地球上を飛び跳ねてきたカエル。
どんな気候にもなじむことができる適応の名人といわれ、
水があれば、そこにはカエルが・・・。
北極圏に棲むカエルは、氷づけになっても死なないそうです。
心臓や肺を止めることができ、解ければ元のとおり動き始める。
こんなに丈夫なカエルですが、環境の変化には弱いとのこと。
水中で皮膚呼吸をするため、水の汚染の影響を受けやすく、
数多くのカエルが絶滅、さらに増えるものと危惧されています。
畦道を跳んで横切る蛙かな 亜子
亜子さんの句も蛙は田を変えようと跳んでいます。
命をかけても跳びだすのは恋のためでしょうか?
あるいは・・・別に理由があるのでしょうか?(遅足)