夜でしょうか。蛙が鳴いています。
これから昔話が始まります。
子供の頃の思い出なら、お祖父さんやお祖母さんから聞く昔話。
今なら、どなたか亡くなった方を偲んでのお話か・・・
いずれにせよ蛙の声が呼び水となって始まる物語。
どんな昔語りなのかは読者次第。
私なら、久しぶりに会った兄弟との思い出話かな。
男三人兄弟。私が小学校三年まで豊橋市に住んでいました。
家の近くには川が流れ、カエルもヒルもいました。
国道には市電が走っていました。
まだ車の珍しかった頃、線路の上に釘を並べて遊んでいました。
私のいない時、弟たちは大きな石を置き、電車は緊急停車。
二人は近くの警察の御厄介になったとか。
今なら笑い話では済まないですね。市電は今も走っています。(遅足)