人外花境

暇人の何でも自然観察日記

主に野歩き山歩き.たまに旅歩きの写真ブログ

宝永火山

2005年12月25日 | 今日の雑感雑記

Houeikazan

 宝永の噴火は、1707年12月16日午前10:00から始まり、17日間続いた。噴火の最盛期 は23日~24日であり、298年前の今日この時江戸の町は火山灰に覆われ真っ暗闇になっ ていた。とんでもない新年を迎えたわけです。

 一時期富士山の下の方が騒がしい、と言う報道が有ったがその後どうなったんでしょ う?今同程度の噴火が有れば、東京の都市機能は完全にマヒ状態に成るでしょう。株価 は下がり円安に成り、インフレが進み世界経済にも少なからず影響が出るかも。何よりも 東京都民の日常生活は維持出来るのでしょうか。1000万人の国内難民が発生する可能 性も否定出来ません。ああ!恐ろしい。

 東海地震と富士山噴火は連動していると、言う説が有ります。また東海地震・東南海地 震・南海地震も連動して発生する可能性も否定されていません。こうなったら小松左京の 「日本沈没」ですな。草彅剛主演でまた映画化されるそうですね。「日本沈没」は、1973年 初版で400万部のベストセラーですが、このころちょうどプレートテクトニクス理論が確立 し、これにヒントを得て書いた小説だそうです。小松先生印税がガッポリ入いったので、関 係者一同引き連れて、アイスランドの地溝帯を見学に行ったそうです。

 同じ頃、ゼミでプレートテクトニクスを発表したら、ロシア学派の老教授から「君!それが 全てではない!」と叱られたことが有ります。時代の流れを感じますなぁ~。