阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

イタリア在住の横山令奈さんが イタリア・クレモナの高さ112メートルの鐘楼「トラッツォ」の上から、15分にわたってバイオリンを演奏した。

2020年04月22日 | 音楽・絵画・映画・文芸
☝2020年4月20日付朝日新聞 記事サイト

救急車のサイレンだけが鳴り響く街で 日本人バイオリニストの祈りの「アヴェ・マリア」が胸を打つ

Audizione a Cremona - Ave Maria di Charles Gounod | Lena Yokoyama | PRO CREMONA

イタリア・クレモナ在住のバイオリニストの横山令奈さんは4月3日の夕方、高さ112メートルの鐘楼「トラッツォ」の上から、15分にわたって演奏した。
行政当局や警察にも事前に許可を得たうえで、人が集まらないようにサプライズで敢行。スピーカーを通して、街中に音楽を届けた。
「ロックダウンしてから医療崩壊ギリギリの状態で持ちこたえているクレモナや、近隣の町の病院にいる方々、亡くなってしまった方々やその家族、家にずっとこもっているしかないすべての人々に思いを馳せながら、精一杯演奏しました」
横山さんは、そう振り振り返る。
2006年に留学して以来、クレモナを拠点に欧州で活動してきた横山さん。新型コロナで多くの人々が自宅待機を余儀なくされ、ゴーストタウンのようになってしまった街の様子に心を痛めていた。
3月末にクレモナの観光プロモーションを手掛ける集団「プロ・クレモナ」から「1ヶ月間ずっと救急車のサイレン以外に静寂しかないクレモナの中心街に、バイオリンの音を響かせたい」と持ちかけられ、街への「恩返し」を決意したという。
バルコニーから「ブラボー!」
クレモナはアマティ、ストラディヴァリ、グァルネリら世界的な楽器製作者を生んだバイオリンの聖地。
イタリア国内でも新型コロナでとりわけ多くの犠牲者を出した、ロンバルディア州にある人口7万2千人ほどの都市だ。
「19歳の時にクレモナに留学に来てすぐ、このトラッツォに登って、いつかこの上でバイオリンを演奏できたら…などと身のほど知らずに考えていたことを思い出し、こんな形で夢が叶ってしまったことがとても切なくなりました」
1曲弾き終えるごとに、自宅のバルコニーで聴いていた近隣住民からわき起こる「ブラボー!」の歓声。演奏後に夕陽に照らされた無人の広場を見下ろしながら、自然と涙があふれた。
嵐を乗り越える勇気
今回弾いたのは、グノーの『アヴェ・マリア』、バッハのソロソナタ第1番より『アダージョ』、ヴィヴァルディ『四季』より『夏』第3楽章。
「最初の2曲は、祈りの気持ちをこめて、『アヴェ・マリア』と『アダージョ』を選びました。『夏』の第3楽章を選んだのは、この曲に添えられたソネット(定型詩)に描写されている「嵐」が、まるでいま私たちの置かれている状況を象徴しているような気がしたからです」
「でも同時に、その激しくエネルギッシュな曲調に、私はこの嵐を乗り越えるための勇気を奮い立たせてくれる力強さを感じることができました。その思いが聴いてくださっていた方々にも伝わっていたなら、嬉しいです」
トラッツォでの演奏とクレモナの街並をドローンから撮影した動画は、現在までに3万回以上再生され、地元メディアにも取り上げられた。
横山さんのもとには、クレモナ市民からの感謝のメッセージが続々と届いているという。
引用元


フィレンツェ田舎生活便り2のブロガーの奥村千穂さん(ボランティアで救急医療に携わってらっしゃる方)の4月7日のブログの千穂さんの紹介文:

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先日、私が搬送のために訪れたクレモナで、先週の金曜日にこんなコンサートがありました。
クレモナ在住の横山令奈さんが、クレモナで一番高い建物、街の大聖堂の鐘楼(トラッツォ)でバイオリンのソロ演奏を行いました。その中で弾かれたアヴェマリア(グノー)、無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ(バッハ)、夏・四季より(ヴィヴァルディ)が同時にクレモナの街中に放送されたのだそうです。

美しいクレモナの街の風景と素晴らしいバイオリンの音色に心が震えます。悲しい程に美しい映像と音色。コロナで家族を亡くした人々、今、病院で病と闘っている家族を待つ人、不安を抱えながらこの封鎖の日々を送っている人、クレモナの人々は勿論ですが、イタリアの多くの人々にこの音色が届いたことでしょう。

クレモナはミラノの南側、ロンバルディア州とエミリアロマーニャ州の境に位置します。名だたる楽器工房が生まれた音楽の街です。ストラヴディヴァリ工房もクレモナにありました。
私は一度仕事で訪れただけですが、穏やかな田園風景に囲まれた静かで美しい街という印象でした。またいつか、絶対にクレモナの街を訪れたいなと思います。

いつかの、その日に。
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ざるラーメン(つけ麺)が思いのほかおいしかった。

2020年04月22日 | ある日のランチ
しばし沈黙の時が流れたのは、美味しかった証拠。みな黙々と食べて終わってから「あ~旨かった。またお願いね」と、うるさくなった(笑)。



0421 10922歩  7.2km
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「今後はスーパーの買い物で感染る!」岡田晴恵教授が『モーニングショー』で本領発揮する理由

2020年04月22日 | SNS・既存メディアからの引用記事
一部引用・・・ 感染者の数が全国で増え続けている日本。
 4月20日(月)のテレビ朝日『羽鳥慎一モーニングショー』では岡田晴恵・白鴎大学教授がいつも通り警鐘を鳴らした。
 テレビの生放送の面白さは番組側が予め用意した通りに出演者が話を進めるとは限らないことにある。
 『モーニングショー』はそうした生放送でのトークを展開するのがとても上手だ。
 この番組が同時間帯で視聴率トップになっているのは、NHKも他の民放の情報番組が「段取り」をきっちり決めて「予め出来ている台本」に沿って進行が行われている感じが強いのに比べて、『モーニングショー』は司会の羽鳥慎一アナウンサー自身もテーマにきちんと勉強していて「トークの振れ幅」に余裕があるせいだと思う。多少脱線しても司会者として対応できるのだ。それゆえ、ゲストらが話しやすく、熱を帯びた真剣なトークになっていく。もともと予定調和ではない面白さがあったのだが、新型コロナ感染拡大というタイミングで岡田晴恵という人を捕まえてますます番組そのものがスリリングなものになっている。
 残念なことにネット記事などを読んでも岡田教授が話した詳しい内容までは書いていないことが多い。
 だが注意深く見ると、岡田教授はこの番組ではかなり伸び伸びと自分自身の問題意識を披露していることが分かる。
 この日の岡田教授の解説トークも真剣さがいつも以上でまさに番組進行の段取りを超えたものだった。
「感染者の総数だけじゃなく、何を指標にするかというと、死亡者の数なんです」

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政府配布の布マスク、受注3社が判明 計90億円で契約  

2020年04月22日 | SNS・既存メディアからの引用記事
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報道自由度、日本は66位 国境なき記者団、   記者会見でも事前に質問書出させ、質問者も決めてある 出来合い馴れ合い 日本の習慣

2020年04月22日 | SNS・既存メディアからの引用記事
一部引用・・・日本に関してRSFは「編集部門が、経済的利益を優先する巨大な『系列』の方針に左右される状況が続いている」と言及した。
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