★「空気」という圧力
問題が起きる前は 「不安を煽るな」
問題が起きている最中は 「今批判してもしょうがない」
問題が起きた後は 「終わったことを蒸し返すな」
──というツイートがあった。これは東京五輪に対する揶揄だが、同時に戦争を含むいろいろなことについて、
日本でいつも言われる「定型的」な「批判封じ」「同調の強要」を言い切っている。
すべての事に対して、常に「それはおかしいのではないか」「そのことについての客観的な裏付けはどうなっているのか」
「批判の自由が無ければ間違っていても直しようがない」「あなた方と一緒に奈落に飛び込むのは嫌だ」と言い続けなければならないのだろう。
(文責:山本スイカ)
メールマガジン 「少数異見」
聞いても聞かない、見えても見ない
No.184(2021.8.3) から部分引用。
# 94 自国民を守る国 2005.10.12メルマガ発信
「2005年(平成17年)9月28日
コンテナ船「ZIM・アジア」(イスラエル船籍、ZIM社(イスラエル)所有)、北海道の根室市沖合いにて、夜間の警戒不備によりサンマ漁船「第三新生丸」(日本船籍)に衝突。
「第三新生丸」は乗員7名死亡し、船体はほぼ全部を損壊し沈没した。「ZIM・アジア」は乗員全員無事で船体の損壊もほとんどなかったが、救助活動をおこなわず逃走した。」
Wikipediaから部分引用。事故の記事はこちら。
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夜間、海上で停泊中の日本の漁船が突然沈没して、6人か7人の漁民が海に投げだされて亡くなった。当時のレーダーの記録によると大きな船が、
沈没推定時間にその地点で急に方向転換した。船首の傷跡と塗料の照合で、イスラエル船籍のタンカーが漁船と衝突したと特定され、
「当て逃げ」という表現や活字がマスコミに出だした時に思った。
その国の数千年の国の歴史から、「自国のイメージが落ちないような動き」が、素早く出てくるだろうなと。
本国で外務大臣が謝罪し、あっというまに民間のタンカー船の会社の社長が日本に飛んできてマスコミの前で頭を下げ、遺族の家に行き正座して
仏壇の前に座り手を合わせ拝む姿が、写真に撮られ新聞やテレビで全国に配信された。そして遺族への補償が約束された。
この日を境に批判的な記事は殆ど姿を消した。
24時間、世界でかの国へのアンチな動きやイメージダウンを見張っているなんらかの機関があって、国ごとに、ことが起こった場合の
火消しの方法を日々研究しているのではないか。他の国の外国人が日本式に個人の家で仏壇の前で手を合わせる写真は今回始めて見た。
日本人の心情をなだめるやり方を、昨日今日来た、ただの船会社の社長が知っているわけは無い。この迅速な一連の対策には、水面下に指揮官がいたのだろう。
かの国イスラエルは、自国の、自国民のイメージが落ちるのを即座に阻止し、自国民である船長以下の乗組員への責めをかわしてやった。
逆の場合を想定しても意味は無いが、日本のタンカーが同じことを起こしたら、船長はまず国内で槍玉に上げられ、
生贄として向こうの国へやられてボコボコにされそうな気がする。かの国は、国と自国民を守る国家の機能をしっかり果たしている。
☆おそらく我が外務省にとっては、もうすんだ事件だろうから、せめて日本のマスコミは、この後、補償額が日本並に出たのかどうなのかのフォローと、
当て逃げした船長と船員が本国で裁判にかかるのか、どうなのかをフォローして欲しい。
それくらいは日本のマスコミも自国民のためにする気概があってもいいし、メディアの義務だと思う。
全文引用・・・
政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は4日の衆院厚生労働委員会で、東京を中心とした感染の急拡大について
「オリンピックが人々の意識(気の緩み)に与えた影響はある」と語った。
感染拡大の理由の一つにデルタ株の影響を挙げた上で「長い間の自粛で人々がコロナ慣れして、緊急事態宣言のインパクトがない」と指摘。
「政治のリーダーのメッセージが、必ずしも一体感のある強い明確なメッセージではなかった」と述べた。
医療提供体制について「感染拡大のスピードと医療に対する逼迫のインパクトは、今までにない厳しいものだ」と懸念を示した。
尾身氏「五輪の影響ある」 新型コロナ感染急拡大 | 2021/8/4 - 共同通信 https://t.co/NnwDnaYtTk
— achikochitei (@achikochitei1) August 4, 2021