「#109 日本の国内新聞の見出しに米ドル表記」 2006.05.06作成・メルマガ発信。
「日本負担60億ドルで合意」
4月24日付の日本経済新聞夕刊のヘッドラインに「米海兵隊グアム移転費」について上のように書かれていました。
そして記事の本文もすべて円換算表示ではなく米ドル表示が使われています。
前からそうなのですが、米軍に関して日本政府が支出する金額はいつも円表示ではなく、米ドル表示です。
フィリピンの新聞と日本の新聞だけでしょう、アメリカ以外の新聞で こうして米ドル表示を一国の経済代表紙が使うのは。
理由ははっきりしています、円に換算すると7000億円と言う数字になるのを示すのをためらったのでしょう。
政府の指示があったのか、新聞社の自己規制かは知りません。
日本がフィリピンと同じで、実質的には独立国ではなく、アメリカの属国だということが、こういう所でぽろっと出てしまう。
その金を負担するのは日本の納税者なんだから、日本人購読者を相手の日本の新聞は換算レートを明記して日本円で表示するのが当たり前。
計算機をいちいち読者に使わせる!なんと不親切なと言うか馬鹿にしていることか。
こういう誤魔化しを、一流の経済紙と呼ばれる新聞がやらざるを得ない。日本はつらいもんです。
やはりこの新聞には、ある意味 何かとアメリカに配慮する(アメリカに忖度する)「日本の政官財界の広報紙」と言う側面があると思わざるを得ません。
一部引用・・・
そんな中、日本経済新聞に興味深い記事が出ていた。新宿伊勢丹本店の8月6日までの1週間の新型コロナウイルス感染者は累計で94人。その内訳を見ると、三越伊勢丹の社員は1名で、その他93人は取引先の外部社員だったという(「職域接種の範囲どこまで 伊勢丹の感染、99%外部社員」日本経済新聞電子版2021年8月6日付)。
三越伊勢丹では自社の社員に対して職域接種を進めていたが、その一方で取引先の接種状況は会社ごとにバラバラで、未だにワクチン接種を受けられない売り場のスタッフたちが、不特定多数を相手にしなければならない仕事内容から、新型コロナに感染しやすい状況に晒されていると考えられる。
当たり前のことだが、デパートのテナントにいる店員は、そのデパートの会社に所属しているのではなく、テナントの会社に所属している。企業単位で行う職域接種だけでは、様々なテナントが入るデパートでのワクチン接種の足並みが揃わないのも当然である。
デパートの社員だけが元気でも、テナントが元気でなければ、デパートの営業は成り立たないのである。
職域接種では非正規の接種は後回しになった
本来であれば、日本でもちゃんと「エッセンシャルワーカーへのワクチン接種」を優先的に進めるべきであった。しかし日本は何を勘違いしたのか「職域接種」という、会社にワクチンを配る方法をとってしまった。政権に与する人たちは「優先順位など気にせずにどんどん打てばいい」と煽り立てた。
僕を含め、多くの識者が職域接種に対する警告を発した。職域接種が多くの企業では「お偉いさん優先」すなわちデスクワーカー優先になってしまい、エッセンシャルワーカーである末端の正社員や、非正規などの接種が後回しになることは火を見るよりも明らかであったからだ。
ワクチンは「職域接種」ではなく行政が責任をもって進めるべきだった - 赤木智弘|論座 - 朝日新聞社の言論サイト https://t.co/BG84G7IaHl
— achikochitei (@achikochitei1) August 17, 2021
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