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阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

インフォラータこうべ を見に行きました。          11年前の今日2011年4月30日「阿智胡地亭のShot日乗」掲載

2022年04月30日 | 「過去の非日乗&Shot日乗」リターンズ

気のせいか前よりちょっとおとなしい感じのデザインが多かったですが
富山から来たチューリップの花弁を使った花の絵はやはり美しい。

















「インフォラータについて」

13世紀頃から、イタリア全土で ”コルプス・ドミニ(キリストの聖体の祝日)”に行列を行い、花を道に撒く習慣がありました。
1625年、サンピエトロ寺院の中で、モザイク風の花のデコレーションが始まり、同時に他の国々でも影響を受け、この頃よりデコレーションをする様になりました 。

ジェンツァーノ市では1782年、当時の神父ドン・アルカンジェロ・レオフレッディとニコラ・レオフレッディが街の中心のスフォルツァ通りで、

花びらでデザインした花のカーペットを製作しました。戦後はリビア通りが中心となり、1983年頃から有名な画家達が参加し始めました 。

 ミッソーニ(1992年)・ヴェルサーチ(1993年)・フェンディ(1994年)・ビイアジ オッティ(1995年)・マッティオーロ(1996年)・ジャッティノーニ(1997年)をはじめ、有名なファッションデザイナーやスタイリスト達も参加するようになりました。
イタリア国内をはじめ、日本(東京)・アメリカ(フィラデルフィア・ニューヨーク)・カナダ (トロント)・フランス(ルルド)等、世界中にて紹介されています。

インフィオラータは、道路や広場に花で絵を描くイベントです。

神戸では、阪神淡路大震災後に傷ついた神戸を美しく彩りたい。という思いからジェンツァーノのインフィオラータにヒントを得て1997年に日本では始めて三宮東地区にて、開催しました。

北野では、風見鶏の館の復興記念として北野町広場に花絵を描きました。

 
その後、神戸のインフィオラータは、市内の各地に広がり、2001年には、神戸の中心地、異人館で有名な北野・山本地区の南北の幹線道路「北野坂」で初めて開催しました。

現在では、神戸の春を代表する風物詩として定着しています。

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映画「クィーン」を見ました                 2007年05月12日(土)「阿智胡地亭の非日乗」掲載

2022年04月30日 | 「過去の非日乗&Shot日乗」リターンズ
映画「クィーン」
Wikipediaから

クィーン』(原題: The Queen)は、2006年イギリス映画1997年8月31日ダイアナ元皇太子妃の突然の交通事故死の最中にある当時のイギリス王室の舞台裏といえる史実を描いた作品である。監督はスティーヴン・フリアーズ、主演はヘレン・ミレンエリザベス2世を演じ、ヴェネツィア国際映画祭の女優賞を受賞するなどの高い評価を得ている。共演にトニー・ブレアを演じたマイケル・シーンなど。シーンは、フリアーズ監督の過去のテレビ作品でもブレア首相を演じている。またヘレン・ミレンもこの映画に先立ち、テレビミニシリーズ『エリザベス1世 〜愛と陰謀の王宮〜』でエリザベス1世も演じている。

今作は第63回ヴェネツィア国際映画祭に出品され、プレミア上映された。エリザベス2世を演じたヘレン・ミレンと本作品は高い評価を受け、女優賞と脚本賞を受賞する。上映後、15分間のスタンディング・オベーションを受け、最高賞にあたる金獅子賞でも最有力作品とも言われた。

全米で公開された際も批評家から熱狂的な支持[2]を得たほか、第79回アカデミー賞では作品賞監督賞脚本賞主演女優賞衣装デザイン賞作曲賞の合計7部門にノミネートされ、最終的には主演女優賞を受賞する。エリザベス女王とブレア首相本人もこの受賞を祝した。

キャッチコピーは「全世界が涙したその日、ただ一人、涙を見せなかった人がいた」。引用終わり。

映画「クィーン」を見ました。

今から10年前、43歳の気鋭のブレアが英国の新首相に選出されました。(その彼も昨日、任期を2年残してを自ら辞任を発表しました)。

今から10年前のまさにその時、元英国皇太子妃のダイアナさんがパリで亡くなりました。

この映画は、ダイアナ元プリンセスの死を悼む英国民と世界のフアンの深い悲しみの気持ちを当初読むことが出来なかったエリザベス女王と、

その時の世間の空気を感知し女王に現実の状況を伝え、助言、進言をして行ったブレア首相の二人の緊迫した七日間を描いた映画です。

1、映画としては私の面白い映画の判断基準である「次のシーンの展開が読めない」「ハラハラドキドキがある」「観客を見下したあざとさがない」の3つが合格の面白い作品でした。

エリザベス女王を演じたヘレン・ミレンは今年のアカデミー主演女優賞を獲得しました。賞を取ろうが取るまいがそんなことは無関係に、

人が他人の人格をここまで演じ切る事が出来るものなのかと、ただただ驚きました。

2、映画を見ている途中と見終わってこんなことを思いました。

・イギリスの王室のトップの私生活の場(と思えるもの)を映画のスクリーンに平気で写すことが出来るイギリスという国の懐の深さはどうだ。

・あのお歳で領地内とは言え、イギリス王室では女王自らが四駆を運転することが出来るのだ。

・女王の母親である皇太后と夫であるフィリップ殿下は作劇上明らかに常に“ヒール・悪役”なのだが確かに王室が善人ばかりではないにしろ、こんな描き方が出来る、

(許される)英国の国民と王室の関係は現在の日本の国民と皇室の関係では想像の枠をはるかに超えるなあ。

・自分としてはダイアナ元妃をあのような目に合わせた元凶はチャールズ皇太子だとこれまで思い込んでいたが、なんとこの映画では彼は登場の全画面で“

ベビーフェイス・善玉”に近く描かれているのはなぜ?

・今までにもこれからもこれだけ愛らしい女性は生まれてくることはないと思えるダイアナ元妃だけが実写フィルムで登場し、それが映画をドキュメント風に真実味を与えている。

本人がこうして登場出来なければ、この映画は成り立たないほどの重みがある。

彼女の肖像権を所有する生家である「スペンサー伯爵家」は何故彼女の実写の肖像の使用を許可したのか?彼女の名誉回復?カネに転んだ?

あるいは公人の行動を写したフィルムの使用権は所有しているメデイアにあって伯爵家にはなかった?

3、今この時期に何故この映画は制作されたのか?

私の全く勝手な推論では、女王の退任が間近いのが制作の理由のような気がします。

このまま不人気なチャールズ皇太子が国王になるようでは英国民の王室離れが加速して、一部に根強い王室廃止論にまで火が広がる恐れがあるのでしょう。

この映画は実は、「チャールズ皇太子の従来のイメージ」を変えんがためのイギリスの体制側の巧妙なプロパガンダ映画ではないのか、

なんてことまで思いたくなる彼らが持つ危機感の深さを感じました。

つまり、ブレア首相は労働党なら実は隠れ王室擁護派であったが、その首相も間もなく退任しそうだし時代は変り、国民感情が変化していることに気がついて、

それを憂慮している支配階級の危機感がこの映画を作らせたような気がしました。

それにしても先を常に見て手を打つ英国という国の支配階層の危機管理の凄さを感じ、反面、過去の慣例にのみ生きるエスタブリッシュメントの中の

どうしようもない寄生虫連中をしっかり批判しているシーンも多く、何回見ても笑える場面が数多くちりばめられています。お勧めです。

◎最後に一言。映画を見ていると、ついつい日本の皇室の女性方を連想、比較して見てしまうのは、ユーラシア大陸の東西の二つの島国が

持つ 今や先進国では二国にしかない王室・皇室というほぼ共通の制度ですから止むを得ないことだと思います。

システムとしては共通でも、その 内容や運用が 何故違い、その違いは、どこから出ているのか?

国を動かす高位の役職にある人が「最後は自分で取るしかない責任」がある国と、「誰も責任を取らなくてもすむ」国の差が見た目は同じでも内容と

実際の運用の差を産んでいるような気がしてなりません。

映画紹介サイトはこちら

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