安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ジェニー・エヴァンス SHINY STOCKINGS

2015-08-26 21:24:45 | ヴォーカル(E~K)

先週、東海地方に近い飯田市でかつて一緒に仕事をしていた仲間と飲会を行いました。それぞれ忙しいので、久しぶりだったのですが楽しい一時を過ごしました。出張等で名古屋市に行った際、昼食に食べた「ひつまぶし」や「喫茶店コンパルのコーヒー」が美味しかったなどと、主に食べ物の話で大いに盛り上がりました。「Good Old Days」という曲が入っているアルバム。

JENNY EVANS (ジェニー・エヴァンス)
SHINY STOCKINGS (enja 1996年録音)

   

ロンドン生まれのジェニー・エヴァンスは、1976年にドイツに来て以来、ミュージカル女優や歌手として活動を続けています。彼女のエンヤレーベルへの作品ですが、同レーベルと縁が深いダスコ・ゴイコヴィッチ(tp)が全面的にバックアップをしています。「Good Old Days」は、ゴイコヴィッチが作曲したもので、本人のインスト演奏は「Good Old Days」(King 1996年録音)に収録されています。

メンバーは、ジェニー・エヴァンス(vo)、ダスコ・ゴイコヴィッチ(vo)、ジャン二・バッソ(ts)、デヴィッド・カザロフ(p)、ブランコ・ぺヤコヴィック(b)、ルディ・マルティニ(ds)。伴奏は、当時のダスコ・ゴイコヴィッチのグループで、彼とともにイタリアのジャンニ・バッソがソロを随所でとっていて、ジャズ度が高いヴォーカルアルバムになっています。

曲は、フランク・フォスター作「Shiny stockings」、ゴイコヴィッチ作曲、ジェニー・エヴァンス作詞「Good Old Days」と「The Song of Autumn」、ゴイコヴィッチとバッソの作曲、エヴァンス作詞の「That's What Zoot Said」、あとはスタンダードで、「Softly As In A Morning Sunrise」(朝日のようにさわやかに)、「You Go To My Head」、「In A Mellow Tone」、「Caravan」、「Willow Weep For Me」(柳よ泣いておくれ)、「Alright , Ok, You Win」、「Honeysuckle Rose」、「April In Paris」、「All of Me」の全13曲。ジェニー自身が3曲に詞をつけています。

歌も伴奏も落ち着きのあるもので、じっくり耳を傾けたいアルバム。ゴイコヴィッチ作の「Good Old Days」と「The Song of Autumn」は、甘く切なく哀愁が漂う曲想で、彼ならではのものです。エヴァンスの歌は、くせのない声の質と明瞭な発音で耳になじみやすいです。ゴイコヴィッチ(tp)やバッソ(ts)のソロが入る「Shiny Stockings」や「Alright , OK, You Win」は、よくスイングしていて楽しく、「The Song of Autumn」におけるクールなエヴァンスの歌もよい。

【しら河のひつまぶし】

お店のホームページからの写真です。栄ガスビル店を利用していましたが、昼時など混雑していました。
しら河ホームページ: hitumabushi.jp

   

【喫茶店 コンパル】

名古屋へ出かけた際には、栄の地下街にあるお店に必ず入っていました。写真は、栄西店です。
コンパルホームページ:konparu.co.jp