10月31日はハロウィンでしたが、誰もが楽しめる行事として日本でも知られてきているようです。現在では宗教色がなく、変装やかぼちゃ、お菓子のイメージが手伝い、受け入れやすいのでしょう。僕の職場のビルの1階には飾り付けができ目を楽しませてくれましたし、セブンイレブンではドーナツの包装にジャックオーランタンを模してあって、つい買ってしまいました。「ジャックオーランタン」(かぼちゃの彫り物で顔になっています。)もハロウィンに欠かせません。エキゾチックな顔立ちの歌手です。
DANA LAUREN (ダナ・ローレン)
STAIRWAY TO THE STARS (DanaLauren 2007年録音)
ダナ・ローレンの名前を初めて見たのは、ジャズ批評誌の2012年9月号の特集「旬の歌姫たち」の中でした。わざわざ一ページを彼女のために割いていたので関心を持ち、「It's You or No One」という彼女の2作目のCDを入手しました。また、風呂井戸さんがブログ「灰とダイアモンドと月の裏側の世界」に彼女の最初のCDを紹介されているのが目にとまり、彼女の初アルバムのこのCDも揃えました。
ダナ・ローレンは、2006年のニューポート・ジャズ・フェスティヴァルでアルトゥール・サンドヴァル(tp)と共演して、彼のプロデュースによりこのCDを録音しました。伴奏は、Dave Siegel(p)、Chuck Bergeron(b)、John Yarling(ds)が基本で、曲によりArturo Sandoval(tp)、Felipe Lamoglia(ts)が参加し、彼女を盛り立てています。
曲目はスタンダードです。「Mean to Me」、「But Beautiful」、「If I Were A Bell」、「Sometimes I'm Happy」、「I've Grown Accustomed to His Face」、「Devil May Care」、「I Thought About You」、「I Could Write A Book」、「You Hit The Spot」、「How High The Moon」、「Corcovado」、「Stairway to The Stars」の12曲。有名曲ばかりですが、「You Hit The Spot」は珍しい。
ダナ・ローレンは、ややハスキーで低めな声の質をもち、それはかなり魅力があります。歌唱の方も、スキャットは行っていますが、素直に歌っていて好感が持て、聴いていると、エラ・フィッツジェラルドあたりに影響を受けているような気がします。ベースだけの伴奏で歌う出だしがキュートな「Mean to Me」、じっくり歌ったかなり遅いテンポのバラード「But Beautiful」、スキャットも交えて軽くリズムへ乗った「You Hit The Spot」など、とても10代の新人とは思えない出来栄えです。この初アルバムに続く2作目もよく、次の作品が望まれます。
【Dana Laurenのホームページと2作目のアルバム】
【ハロウィン飾り付け、セブンのドーナツ】
ビジネス用ビルディングの1階にこういう飾り付けは楽しいです。
セブンイレブンのドーナツ。ポムドーナツにはかぼちゃのクリームが入っています。