11月5日(土)に、高橋知己カルテットのライブが安曇野市のいさつ歯科医院で行われたので、聴いてきました。彼のファンというわけではありませんが、コルトレーン系のバラードを聴いてみたいと思い出かけて行きました。昔一度だけ、聴いたことがあるので、彼のライブを聴くのは2回目です。
メンバーは、高橋知己(ts,ss)、生田さち子(p)、工藤精(b)、斉藤良(ds)。ピアノ以下リズムセクションの3人は、全く知らない人です。今回、ライブ会場のいさつ歯科の診療室には、グランドピアノがあったので驚きました。前はアップライトで、ジーン・ディノヴィさんのコンサートもそれだったので、格段に音がよくなりました。
セットリストは次のとおりでした。
(第1セット)
1 Jerry Bergonzi作「Optimum Propensity」
2 Meaning of the Blues
3 Body and Soul
4 セロニアス・モンク作「Epistrophy」
(第2セット)
1 アントニオ・カルロス・ジョビン作「Radames y Pele」
2 サド・ジョーンズ作「Summery」
3 エルヴィン・ジョーンズ作「George & Me」
4 My One and Only Love (アンコール)
よかったのは、モンクの「エピストロフィー」で、高橋知己のテナーソロに加え、音の塊をぶつけていくようなピアノソロもよかった。「Body and Soul」のテナーも印象に残りました。「Body and Soul」やエピストロフィーは、もともとの曲自体に魅力がありますが、エピストロフィーを聴いたら、エリック・ドルフィーの演奏を聴きたくなりました。
ソプラノサックスによる「My One and Only Love」で閉じられましたが、悪くないものの、テナーサックスで聴きたかった曲です。真摯な音楽と演奏姿勢が続いたライブでした。なお、第2セットでは、聴きに来ていた歌手が飛び入りで2曲歌いました。