安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

映画「カフェ・ソサエティ」を観ました。

2017-07-10 20:03:42 | 映画・DVD・テレビ

長野市の映画館「長野松竹相生座」で、「カフェ・ソサエティ」(2016年アメリカ映画)を観てきました。監督・脚本はウディ・アレン、主な出演者は、ジェシー・アイゼンバーグ(ボビー)、クリステン・スチュワート(ヴォニー)、スティーヴ・カレル(フィル)。

   

パンフレット表紙。

(粗 筋)

もっと刺激的で、胸のときめく人生を送りたい。漠然とそんな願望を抱いたニューヨークの平凡な青年ボビーがハリウッドを訪れる。時は1930年代、この華やかなりし映画の都には、全米から明日の成功をめざす人々が集まり、熱気に満ちていた。映画業界の大物エージェントとして財を築いた叔父フィルのもとで働き始めたボビーは、彼の秘書ヴェロニカ"愛称ヴォニー"の美しさに心を奪われる。ひょんな幸運にも恵まれてヴォニーと親密になったボビーは、彼女との結婚を思い描くが、うかつにも彼はまったく気づいていなかった。ヴォニーには密かに交際中の別の男性がいたことに……。(公式ホームページから)

(感想など)

全盛期のハリウッドやニューヨークへ連れて行ってくれる映画です。豪邸、ナイトクラブ、美女、ギャング、犯罪とその時代の空気がつまっています。クリステン・スチュワートという女優がよく、クールで知的で、なにもかもわかって人生を歩んでいるといった雰囲気を出していました。ウディ・アレン監督の私生活も投影されているようなストーリーの映画でもあります。

   

クリステン・スチュワート。シャネルの衣装、宝石も豪華です。

公式ホームページには、「ロマンティック・コメディ」といった惹句が使われていますが、それは違うと思いました。ボビーとヴォニーのラブ・ストーリーではあるけれど、それはいってみれば夢の中のことで、二人は現実を直視して、それぞれの人生を歩んでいるので、したたかです。そういうのが人生だよという声がアレン監督から聞こえてきそうです。

   

流れる音楽は、スタンダードジャズです。クラブのステージで歌われたのは、記憶違いでなければ「Mountain Greenery」と「Jeepers Creepers」でした。他にもたくさんのスタンダード曲が使われていました。アレン監督の映画は、ジャズが使われるので、その面からも見逃せない映画でした。