安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

本山禎朗(p)トリオ・ライブ (3月7日 札幌くう)

2019-03-12 20:10:05 | 演奏会・ライブ

3月7日から9日までの札幌旅行では、2回ジャズのライブを聴きました。まず7日には、ライブハウスの「COO(くう)」で本山禎朗(もとやま ともあき)トリオの演奏を聴きました。

(出 演)

本山禎朗(p)
森川ありさ(as)
伊藤未央(b)

左から、森川ありさ(as)、本山禎朗(p)、伊藤未央(b)。演奏中は撮影不可なので、終了後お願いして写真を撮らせていただきました。

(曲 目)

The Jitterbug Waltz (ファッツ・ウォーラー)
Milestones(1947 Version) (マイルス・デイヴィス)
Misty (エロール・ガーナー)
On A Clear Day (バートン・レーン)

(休憩)

Laura (デイヴィッド・ラクシン
Lover (リチャード・ロジャース)
I Should Care (アクセル・ストーダル、ポール・ウェストン、サミー・カーン)
Joy Spring (クリフォード・ブラウン)
Bye Bye Blackbird (レイ・ヘンダーソン) 【アンコール曲】

(感 想)

リーダーの本山禎朗(p)は、1987年長野県生まれ、滋賀県出身で、北大ジャズ研でジャズピアノを弾き始め、2013年からプロとしての活動を行っています。本拠は札幌ですが、東京でも活動していて、佐藤洋祐(as)や 楠井五月(b)、小松伸之(ds)らと共演し、この4月にも水戸市、佐倉市、東京都大塚でライブが予定されています。

本山さんは、渋い選曲ですと話していましたが、僕の好きな曲を多くやってくれました。マイルス・デイヴィスの古い方の「Milestones」を取り上げたので、そこはマニアックかもしれません。ミディアム・テンポの「Laura」におけるピアノソロや、スイングした「On A Clear Day」の前奏など印象に残るプレイを行っていました。

森川ありさ(as)さんは、柔らかめな音色で、ソロではリー・コニッツのような跳躍が少なめなフレーズを重ねていましたが、「I Should Care」や「Joy Spring」で、なかなか聴かせてくれました。伊藤未央(b)さんは、リズムが一人で弾きまくりだったのに加え、ソロも随所でとっていて、かなり奮闘していて好感がもてました。

演奏全体を通して、穏やかで温かみの感じられるライブでしたが、CDでは本山さんはアグレッシブなプレイも行っていて、いろいろな面を持っているようです。機会があればまた聴いてみたい3人です。

【本山禎朗ホームページ】

tmbasspiano.wixsite.com

【森川ありさホームページ】

サックス・森川ありさのブログ

【ライブ会場のCOO(くう)】

住所:札幌市中央区南1条西20丁目1-25 アウルビルB1
電話:011-218-1656
ホームページ:sapporo-coo.com

地下鉄の西18丁目駅から「くう」はすぐです。

お店は地下一階にあります。

お店の内部。ステージと観客は近いです。

エビスビールを飲み、あとで珈琲もいただきました。

【本山禎朗のCD「Prefece」】

   

ライブ時にお店で購入しました。詳しくは、本山さんのホームページをご覧ください。