3月7日から9日までの札幌旅行では、2回ジャズのライブを聴きました。まず7日には、ライブハウスの「COO(くう)」で本山禎朗(もとやま ともあき)トリオの演奏を聴きました。
(出 演)
本山禎朗(p)
森川ありさ(as)
伊藤未央(b)
左から、森川ありさ(as)、本山禎朗(p)、伊藤未央(b)。演奏中は撮影不可なので、終了後お願いして写真を撮らせていただきました。
(曲 目)
The Jitterbug Waltz (ファッツ・ウォーラー)
Milestones(1947 Version) (マイルス・デイヴィス)
Misty (エロール・ガーナー)
On A Clear Day (バートン・レーン)
(休憩)
Laura (デイヴィッド・ラクシン)
Lover (リチャード・ロジャース)
I Should Care (アクセル・ストーダル、ポール・ウェストン、サミー・カーン)
Joy Spring (クリフォード・ブラウン)
Bye Bye Blackbird (レイ・ヘンダーソン) 【アンコール曲】
(感 想)
リーダーの本山禎朗(p)は、1987年長野県生まれ、滋賀県出身で、北大ジャズ研でジャズピアノを弾き始め、2013年からプロとしての活動を行っています。本拠は札幌ですが、東京でも活動していて、佐藤洋祐(as)や 楠井五月(b)、小松伸之(ds)らと共演し、この4月にも水戸市、佐倉市、東京都大塚でライブが予定されています。
本山さんは、渋い選曲ですと話していましたが、僕の好きな曲を多くやってくれました。マイルス・デイヴィスの古い方の「Milestones」を取り上げたので、そこはマニアックかもしれません。ミディアム・テンポの「Laura」におけるピアノソロや、スイングした「On A Clear Day」の前奏など印象に残るプレイを行っていました。
森川ありさ(as)さんは、柔らかめな音色で、ソロではリー・コニッツのような跳躍が少なめなフレーズを重ねていましたが、「I Should Care」や「Joy Spring」で、なかなか聴かせてくれました。伊藤未央(b)さんは、リズムが一人で弾きまくりだったのに加え、ソロも随所でとっていて、かなり奮闘していて好感がもてました。
演奏全体を通して、穏やかで温かみの感じられるライブでしたが、CDでは本山さんはアグレッシブなプレイも行っていて、いろいろな面を持っているようです。機会があればまた聴いてみたい3人です。
【本山禎朗ホームページ】
【森川ありさホームページ】
【ライブ会場のCOO(くう)】
住所:札幌市中央区南1条西20丁目1-25 アウルビルB1
電話:011-218-1656
ホームページ:sapporo-coo.com
地下鉄の西18丁目駅から「くう」はすぐです。
お店は地下一階にあります。
お店の内部。ステージと観客は近いです。
エビスビールを飲み、あとで珈琲もいただきました。
【本山禎朗のCD「Prefece」】
ライブ時にお店で購入しました。詳しくは、本山さんのホームページをご覧ください。