安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ガイ・ラフィット HAPPY!

2019-03-24 20:03:37 | テナー・サックス

高速道路上で昼食時になり、お腹も空いていたので、松代サービスエリア上り線の食堂で、昼食をとりました。地元産の長芋を使ったとろろご飯主体の「松代御膳」を注文しましたが、とろろご飯は、小学生~中学生の時によく食べていたので、かなり懐かしい気持ちになりました。懐かしいサウンドが聴けるCD。

GUY LAFITTE (ガイ・ラフィット)
HAPPY! (black & blue 1979年録音)

   

ガイ・ラフィット(ギィ・ラフィット)は、フランスのテナー・サックス奏者で、1927年生まれで、1998年に亡くなっています。1940年代後半から活躍し、ライオネル・ハンプトンやデューク・エリントンらフランスを訪れた米国ミュージシャンと共演しています。札幌のジャズ喫茶「Groovy」のマスターが、ラフィットをお好きで、僕は教えていただきました。

メンバーは、ガイ・ラフィット(ts)、ハンク・ジョーンズ(p)、ローランド・ロブリジョア(b)、ボビー・ダーハム(ds)。フランスのレーベル、black & blueでの録音です。サイドメンが素晴らしく、ハンク・ジョーンズの参加が注目されますが、ボビー・ダーハムも入り、メンバー的に恵まれた録音です。

 曲は、タイトルの「happy」に因むものばかりです。「Put On A Happy Face」、「My Foolish Heart」、「Make Someone Happy」、「Get Happy」、「Happy Go Lucky Local」、「Sometimes I'm Happy」、「Happiness is A Thing Called Joe」の7曲が元で、ソリッド・レコードから発売されたこのCDには、別テイクが4曲追加されています。「My Foolish Heart」がどうしてHappyと関連しているのかわかりません。歌詞の内容からは、幸福のまっただ中であることはわかりますが、直截にわかる方がいたら教えて下さい。

ガイ・ラフィット(ts)は、コールマン・ホーキンスからの影響を受けていることが一聴して明らかですが、甘さもあって、スムーズな吹奏ぶりです。「Put On A Happy Face」では、ラフィットはよくスイングして明るいムードを醸しだし、ハンク・ジョーンズ(p)のソロが華を添えています。「My Foolish Heart」は、スローテンポで、ラフィットが丁寧にメロディを演奏し、詩情豊かで、最も気に入りました。汽笛を模したテナーの音が面白い「Happy Go Lucky Local」や温かい気持ちになる「Happiness is A Thing Called Joe」と、聴いている方もハッピーになります。

【松代サービスエリア上り線で昼食】

サービスエリアの建物。

食堂の窓からの眺望。飯縄山が正面遠くに見えています

松代御膳。

かけ蕎麦

とろろ。左隣の器に入っている醤油ベースのタレも一緒に使いました。さらさらといただきました。