安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

八木隆幸(p)クインテットライブ (2月25日 東京都港区赤坂 B flat)

2019-03-01 20:18:14 | 演奏会・ライブ

24日に東京に行ったので、帰りに赤坂のジャズクラブ「B flat」で、八木隆幸クインテットのライブを前半だけ聴いてきました。お店も出演者も全く初めなので、わくわくしながら赤坂を目指しました。

(出 演)

八木隆幸(p)
佐瀬悠輔(tp)
杉本匡教(ts)
伊藤勇司(b)
木村紘(ds)

八木隆幸(p)

佐瀬悠輔(tp)

杉本匡教(ts)

伊藤勇司(b)

木村紘(ds)

(曲 目)

Somethin' Cute (リー・モーガン)
Chill Out (八木隆幸)
Rockland Blues (八木隆幸)
When Sunny Gets Blue (マーヴィン・フィッシャー)
Croquet Ballet (ビリー・ハーパー)
Beyond The New Horizons (八木隆幸)

(感 想)

帰りの新幹線に間に合わせるため前半しか聴けなかったのですが、八木さんはじめメンバー全員の熱の籠もったプレイが聴けて、好印象のライブでした。トランペットとテナーサックスの2管編成の良さが全体に出ていて、「Chill Out」や「Croquet Ballet」は、ハーモニーの面白さも楽しめました。

八木隆幸はCDを何枚も出しているベテランのピアニストですが、ソロでは右手のシングルトーンで長いラインを作り、マッコイ・タイナーに似た感じもありました。八木さんのオリジナル曲が3曲演奏されましたが、最新アルバム「New Departure」に入っている「Rockland Blues」にグルーヴを感じました。

トランペットの佐瀬悠輔のプレイは注目すべきものでした。1993年北海道室蘭市生まれの若手ですが、温かな音色で、基本的に難しい音を使わず、アイデア豊かに旋律を綴っていました。彼をフューチャーしたバラード「When Sunny Gets Blue」が、無伴奏のイントロも含めてよく、「Chill Out」の闊達なソロも印象に残りました。

「B flat」に初めて入ったのですが、ステージが広く、店内全体も広めで、大型コンボやビッグバンドのライブにも良さそうでした。飲食物のメニューも豊富で、機会があればまた行きたいお店です。

【B flat】

住所:東京都港区赤坂6-6-4 赤坂栄ビルB1
電話:03-5563-2563
ホームページ:bflat website

右の扉がお店への入口です。

本日の出演者

横から見ると、「JAZZ LIVE B♭」とあって、お店はこちらの建物だということがよくわかります。