安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

マックス・イオナータ「COFFEE TIME」、安曇野市穂高の喫茶店「arome」でモーニング。

2023-09-03 19:30:00 | テナー・サックス

先日、安曇野市穂高の喫茶店「arome(アローム)」で、モーニングをいただきました。トースト、ゆで卵、ポテトサラダ、コーヒーに、野菜サラダもつけて美味しかった。「COFFEE TIME」というタイトルのCD。

MAX IONATA (マックス・イオナータ)
COFFEE TIME (albore 2010年録音)

   

イタリアのテナー・サックス奏者マックス・イオナータ(1972年生)は、一度、ライブで聴きましたが、音色や吹きっぷりが良くて、また聴きたいと思いました。来日してほしいテナー奏者だと、グラント・スチュワートと並んで、このイオナータが挙げられます。本作は、2010年録音の意欲作。 

メンバーは、マックス・イオナータ(ts)、ファブリツィオ・ボッソ(tp)、ルーカ・マンヌッツァ(org)、ロレンツォ・トゥッチ(ds)。オルガンが入っているのが注目されます。イタリアの活きの良い旬のミュージシャンが揃っています。

曲目は次のとおり。

1  Coffee Time ((Max Ionata)
2  In 'n' Out  (Joe Henderson)
Donna  (Gorni Kramer)
Kiss ((Prince)
5  E.S.C. (Luca Mannutza)
Safari ((Luca Mannutza)
Mona Lisa (Max Ionata)
All Blues ((Miles Davis)
Chan's Song / Dedicated to Gianni Basso (Herbie Hancock)
メンバーの自作曲に加え、ジョー・ヘンダーソン作「In 'n' Out」、プリンスの「Kiss」、マイルス・デイヴィスの「All Blues」と有名な曲も演奏しています。

マックス・イオナータ(ts)とファブリツィオ・ボッソ(tp)が、バリバリと吹いていて、気持ちの良いアルバム。例えば、「In 'n' Out」におけるイオナータ(ts)とボッソ(tp)のソロは、スピードがあり、かつ、メロディアスなフレーズを綴っていて見事です。ハードな演奏ばかりで無く、ボッサの「Donna」やスローテンポの「Safari」では、ほのかな哀愁も感じられます。リズムは、4ビート、ファンク、ボッサなど小気味よく自在で、ドラムス、オルガンのプレイを含めて、まさに現代の音楽という感じを受けました。

   

ライナーノートの写真から、マックス・イオナータ(ts)。

   

ライナーノートの写真から、ファブリツィオ・ボッソ(tp)。

(参考)本作から「Coffee Time」が聴けます。

Coffee Time - YouTube

【マックス・イオナータ ホームページ】

Max Ionata – Official Website

 

【arome (アローム)】

住所:長野県安曇野市穂高有明8148-5
電話:0263-87-8622
ホームページ:arome (アローム) - 穂高/カフェ | 食べログ (tabelog.com)

看板。北方向を撮っています。

お店の外観。

店内。天上が高くて開放感があります。低い音量ですが、ジャズが流れています。

プレートの上はモーニングサービス。コメダ珈琲は、トーストとゆで卵だけですが、アロームでは、ポテトサラダが付きます。右に、別注文のサラダとブレンドコーヒー。

トーストは、厚切りで、ボリュームもあります。

野菜サラダ。量も多く、豆類なども入っていて、野菜をしっかりいただいたという気分になりました。

ブレンドコーヒー。重すぎず、軽すぎない、朝にいただくのに、合っている珈琲でした。