「トランヴェール」9月号は、「只見線と磐越西線」の旅が特集で、1日目は、郡山から会津若松を経て小出まで、2日目は、新津から喜多方を経て郡山までが綴られています。出かけるのは、秋が良さそうです。「'Tis Autumn」収録。
JOE PASS (ジョー・パス)
SIMPLICITY (World Pacific 1967年録音)
ジョー・パス(g, 1924~94年)は、1970年代にパブロレーベルに録音した諸作品によって、人気ギタリストになりました。それらも良いのですが、僕は、1960年代に西海岸で録音したアルバム、「For Django」や「Sounds of Synanon」あたりも好んでいます。本作もその一枚で、ボサノヴァ、スタンダード集。
メンバーは、ジョー・パス(g)、ヘイグッド・ハーディ(vib)、ジュリアン・リー(p, org)、ボブ・ウィットロック(b)、コリン・ベイリー(ds)。ヘイグッド・ハーディは、ヴァイブ奏者ですが、「赤毛のアン」などテレビ音楽の作曲で知られています。
曲目は次のとおり。
1 You and Me (Carlos Lyra, Vinicius de Moraes)
2 'Tis Autumn (Henry Nemo)
3 Luciana (Antonio Carlos Jobim, Vinicius de Moraes)
4 I Had The Craziest Dream (Mack Gordon, Harry Warren)
5 Nobody Else But Me (Jerome Kern)
6 Simplicity (Joe Pass)
7 The Sands of Time (Timotht Barr, Jerome Leshayy, Jon Leshay)
8 Sometime Ago (Sergio Mihanovich)
9 The Gentle Rain (Luiz Bonfa, Matt Dubey)
10 Who Can I Turn To (Leslie Bricusse, Anthony Newley)
11 Where Was I (Tommy Karen, Allan Reuss, Rainey Robinson)
ボサノヴァ・ナンバーが、1、3、7、9,11の5曲。有名スタンダード曲が5曲に、ジョー・パス作の6「Simplicity」という収録曲。「SImplicity」は、ヴァイブがメロディをとる、なかなかの佳曲。
BGMや、夜静かに一人で聴くのにも適している親しみやすいアルバム。ジョー・パス(g)が繊細にメロディを綴り、リズム陣は快適なビートを送り出していて心地よい。「'Tis Autumn」(直訳すれば、「秋がきた」)を一番気にいっていて、『La-de-da, de-da-de-da, 'tis Autumn』と、ギターに合わせハミングしてしまいました。「I Had The Craziest Dream」やビル・エヴァンスの演奏で有名な「Who Can I Turn To」、ボサノヴァの「You and Me」や「The Gentle Rain」あたりも素敵です。
ジャケット裏面にあるジョー・パスの写真。多分、録音時のものと思われます。
(参考)本作から「'Tis Autumn」が聴けます。
'Tis Autumn (Simplicity) - Joe Pass - YouTube
【JR東日本新幹線車内誌 トランヴェール2023年9月号】
表紙。田子倉湖を行く只見線が描かれています。イラストは、吉實 恵さん。
特集は、県境をまたぐ旅で、1日目は只見線、2日目は磐越西線。郡山起点で、新潟市内に宿泊しています。
只見線は、福島県と新潟県の県境を越える絶景路線だそうです。
大志集落。早戸を過ぎ、会津川口の手前に現れる大志集落は、秘境路線と呼ばれる只見線を象徴するような景色が広がっているそうです。
県境をまたぐ六十里越トンネル。
2日目は、新潟県の新津から磐越西線に乗車。
喜多方で途中下車して、喜多方ラーメンのお店「満古登(まこと)食堂」へ。
長野から新潟へ行き、磐越西線で、喜多方、福島、郡山を回ってもいいなと思いました。このへんは、全く行ったことがありません。
トランヴェールの初めのページは、EKIBENギャラリーです。今回は、信州名物、山賊焼弁当が紹介されていました。茅野駅ほかで購入できるようです。作っているのは、山梨県小淵沢の業者さんです。次にリンクを貼りました。
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