昨日、スーパーに買い物に行ったら、秋のシーズン限定品のビールが並んでいました。自宅では、季節に限らずほとんどサッポロのエビスビールを飲んでいますが、キリンビールの限定品「秋味」を買ってきました。かつて、あるスーパーの店舗で働いていたことがあり、この時期、「秋味」がよく売れていたのを思い出したからです。この商品は、度数が6%と高く、味の方も結構いけます。味わい深いピアニストを聴きました。
RONNIE MATHEWS (ロニー・マシューズ)
DOIN' THE THANG! (Prestige 1963年録音)
ロニー・マシューズ(p)は、80年代以降、レッドやタイムレスレーベルに録音したピアノトリオの作品で知名度が上がりましたが、一般的には中堅どころのピアニストとしてとらえられ、地味なイメージがあります。しかし、プレスティッジにいれた本作は、初リーダー作ですが、内容は傑作といってよいものです。
僕は、マッコイ・タイナーのファンだった頃、同じような演奏をするピアニストを探していて、マシューズに出会ったのですが、それは3作目を聴いたからで、もともとはパウエルに基礎をおいたオーソドックスなピアニストです。親日家でもあり、何度か来日しており、「Ichi Ban」(イチバン)というオリジナルも作っています。
マシューズ(p)、フレディ・ハバード(tp)、チャールズ・デイビス(bs)、エディ・カーン(b)、アル・ヒース(ds)というメンバー。曲は、「The Thang」、「Ichi Ban」、「The Orient」、「Let's Get Down」、「Prelude to a Kiss」、「1239-A」。順にロニーの自作が4曲に、エリントンナンバー、そしてチャールズ・デイビスの曲です。
ハバードのはつらつとした快演も聴かれますが、ロニー・マシューズの作曲、演奏が冴えわたっています。僕が最も好きなのは、「Ichi Ban」で、乗り乗りテンポでのロニーの長いラインのソロが素晴らしく、それにホーンの二人が伴奏のリフをつけて、かっこいいことこの上ありません。「The Thang」では、ホレス・シルヴァー・グループに似たブルージーさが味わえます。
ホームページのジャズに、ロ二ー・マシューズ(ピアノ)を掲載しました。時間があればご覧ください。モダンジャズやヴォーカルを聴こう ロニー・マシューズ
【秋味】
「秋味」のパッケージは今年から変わりました。当時のそのスーパーの店長は、ビール党だったのですが、「ビールは、やっぱりエビスに限る。他のものはうまくない」と強調していました。その影響ではないのですが、僕も基本的にエビスで、たまにギネス、キリンです。
このところ訪れていないので、札幌へ行って宴会やりたいものです。当然エビスビールで。長野にはカニ、ウニなどないので、札幌=小樽観光は人気ありますよ。
ロニー・マシューズはいい作品は残していると思うのですが、あまり名前を聞かないのが残念です。熱演型の演奏も多くて、今の時代にうけないのかもです。
ロ二ー・マシューズは地味ながらいい作品を残しておりますね。初めてマシューズを聴いたのは、ハバードの「ブレイキング・ポイント」でしたが、キレのあるフレーズで勢いがありました。
エビスを愛飲されているとは嬉しいですね。でもまだ飲み足りないようです。私のように中毒になりますと、エビス顔で、「ヱビス」と注文します。英語より発音が難しいらしい。(笑)