高橋多佳子(ピアノ)さんのコンサート「ショパン・ザ・シリーズSeason2《ショパンと楽聖たち》」の第3回『ベートーヴェンとショパン』が開催されたので、聴きに行きました。
チラシ表
(出 演)
ピアノ:高橋多佳子
高橋さんは、第12回ショパン国際ピアノ・コンクール第5位。桐朋学園大学卒業、国立ワルシャワ・ショパン音楽院研究科を最優秀で修了。国立ワルシャワフィルをはじめ、国内の主要オーケストラと共演を重ねる。既にCDを20タイトル以上リリース。ソロ活動のほかピアノ・デュオ「デュオ・グレイス」、「椿三重奏団」としても活動している。
(曲 目)
Vol.3は、ベートーヴェンとショパン ~大作への野心~ と題して、お話しと演奏が行われ、ベートーヴェンとショパンの曲が取り上げられました。
ベートーヴェン / エリーゼのために
ショパン / ワルツ 変イ長調 作品69-1(遺作)「別れのワルツ」
ベートーヴェン / ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調 作品13「悲愴」より 第1楽章
ショパン / ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ長調 作品35より 第1楽章
ベートーヴェン / 交響曲第3番 変ホ長調 作品55「英雄」より 第1楽章
ショパン / ポロネーズ 第6番 変イ長調 作品53「英雄」
(感 想)
高橋多佳子さんの「ショパン・ザ・シリーズ」は、ショパンの生涯をたどった昨年に続いて、本年は、「ショパンと楽聖たち」と題し開催され、その第3回目(最終回)は、ベートーヴェンとショパンでした。予定時間を遥かにオーバーした、中身の濃いレクチャーコンサートでした。
ショパンの「別れのワルツ」は、ベートーヴェンの「ピアノ・ソナタ悲愴」の第2楽章からヒントを得ていることや、ショパンの「ピアノ・ソナタ第2番」は、ベートーヴェンの「ピアノ・ソナタ第12番第3楽章(葬送行進曲)」の影響を受けているというお話も、演奏も併せてなので、興味深いものでした。
演奏では、ショパンの「別れのワルツ」が、まとまっていて、情緒が感じられ、とても良かった。ベートーヴェンの「悲愴」やショパンの「ピアノ・ソナタ第2番」が1楽章だけの演奏だったので、全曲聴きたくなりました。
【高橋多佳子さんの twitter】
高橋多佳子さん (@takako1990) / Twitter
【上田市サントミューゼ】