安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

苗場山登山 (長野県下水内郡栄村、新潟県)

2015-10-12 22:02:43 | 登山・ハイキング

秋の紅葉シーズンに山へ行こうと、Sさん、Aさんと一緒に10月10日(土)に苗場山(2,145m)に登ってきました。今年の秋は、紅葉の進みが例年より1~2週間早いので、もう少し早く行きたかったのですが、3人とも日程が許さず10日になりました。栄村の秋山郷からの小赤沢コースを辿りましたが、途中の紅葉、山頂近辺の湿原の景観、下山してからの切明温泉と、秋を満喫できた一日となりました。

栄村秋山郷からの小赤沢コースは、三合目(標高1,310m)に駐車場があって、そこから登れるので、頂上に最も近いコースです。3連休の初日とあって、午前6時過ぎに駐車場に到着したのですが、既に多くの車が駐車していました。苗場山は、深田久弥の日本百名山の一つですが、比較的登りやすい山で人気があるようです。新潟県湯沢町のかぐらスキー場から登るのがメインルートですが、こちらのコースも賑わっていました。

【行 程】

長野市自宅発 4:00
小赤沢三合目駐車場(トイレ有り)着 6:10

小赤沢三合目駐車場登山口発 6:25
四合目 7:02
五合目 7:28
六合目 8:02
七合目 8:22  
八合目 8:42
坪場(湿原の始まり) 8:50~8:55 
九合目 9:09  
苗場山山頂 9:45~9:50

山頂ヒュッテ(苗場山自然体験交流センター)の庭で昼食休憩 9:55~10:45
山頂ヒュッテ出発 10:48
苗場神社 11:08~11:13
坪場 11:33~11:43 (下山方向に向かって左手にある小高い丘(山)の途中まで登ってみました。)
小赤沢三合目駐車場着 13:50

小赤沢三合目駐車場発 14:10
大瀬の滝(おぜのたき) 14:19~14:27
切明温泉「雄川閣」 14:50~15:50
平家茶屋休憩 16:10~16:20
自宅着 18:20 

(往 路)

   

小赤沢三合目駐車場

   

駐車場からの登山道入り口

   

入口からすぐの三合目道標。一合毎に同じ体裁の道標が整備されています。

   

四合目の登山道の様子。傾斜はきつくありませんが、ぬかるんでいます。このコースは、泥が着くので、スパッツを使った方がいいかもしれません。

   

四合目~五合目途中のナナカマド。

   

五合目付近から上りの光景。

   

五合目の上の鎖場。でも、鎖は使わなくて大丈夫でした。

   

七合目の標識です。『八合目まで265m、50分』とあります。確かに岩があって少しきつい登りですが、20分で八合目に到達しました。多分、かかっても30分くらいではないでしょうか。   

   

七合目あたりには岩がゴロゴロしていますし、傾斜が少しきつくなります。濡れているので、滑らない様に注意が必要です。山頂ヒュッテに泊まった方たちが下りてくるところに出会いました。

   

途中の景色です。

   

坪場にある道しるべ。ここから道は平坦になります。  

   

坪場から見た湿原。

   

湿原の途中。

   

九合目でちょうど2000mでした。ここから途中、岩がゴロゴロしたところを歩き、山頂付近の大きな湿原に出ます。

(山頂付近、山頂ヒュッテ)

   

山頂手前付近からの光景

   

火山の噴石。いまは活動していませんが、苗場山が火山であることがわかります。

   

山頂手前からの光景。拡大してあります。

   

苗場山山頂。山頂がどこにあるのかよくわからず、探しました。

   

苗場山山頂ヒュッテ(苗場山自然体験交流センター)玄関。トイレは100円で中にあるものを使うことができます。

   

山頂ヒュッテの横には休憩用のベンチ、テーブルが備わっています。僕らも使いました。

   

チングルマ。

   

小さな花。花の名前はわかりません。

(復 路)

   

帰路へ。山頂ヒュッテから少し下りたあたりです。

   

苗場神社

   

棒状に見えるのは、ミヤマホタルイ。これが苗のように見えるので、苗場山の名前の由来となったという説もあるようです。

   

坪場手前から。見えている小さい山に登ってみようということになり、3人で中腹まで行きました。狭い道がついています。

   

坪場の横にある小さい山。小高い丘といった方がいいかもしれません。ツガザクラが見えます。

   

小さい山からの坪場方面の光景。

   

坪場から。鳥甲山(とりかぶとやま)が真ん中に見えます。

   

七合目からの景色。きれいにとれていません。もう少し鮮やかでした。

   

六合目あたりからの光景。後ろの方をうまく撮りたかったのですが、シャッターを押しているだけなので、ぼやけています。

   

四合目くらい。振り返って撮っています。こういうところを歩くのはなんとも気持ちのいいものです。

   

三合目の上の方に樹木の中を通る面白い場所がありました。

   

三合目道標の少し上の場所から見た景色。

   

駐車場登山口に到着。

計画していただいたSさんにお世話になりました。今回も私のスピードに合わせてもらい、写真もあちこちで撮ったので、ゆっくりしたペースでした。危険な個所はありませんが、登山道や岩が滑りやすいので、転倒しないように気をつけました。この後、切明温泉などに行きましたが、その写真は別にアップします。


エロール・ガーナー THE COMPLETE CONCERT BY THE SEA

2015-10-11 09:47:59 | ピアノ・トリオ

飲み会の帰りに長野駅ビル「MIDORI」飲食店街にある蕎麦屋「草笛」に寄り、このお店の特徴のあるメニューの「くるみ蕎麦」をいただきました。汁の中にくるみのペーストが入り、ちょっと甘めの味になります。蕎麦は盛りがたいへんよくて、普通の器では食べきる前に乾いてしまうので、桶のような器に盛られてきます。いろいろなメニューがありますが、たまにはちょっと変わった蕎麦もよいものです。甘めの響きも心地よいアルバム。

ERROLL GARNER (エロール・ガーナー)
THE COMPLETE CONCERT BY THE SEA (COLUMBIA 1955年録音)

   

ピアニストのエロール・ガーナー(1921年〜1977年)は、ビハインド・ザ・ビートとも称されるスタイルでよく知られていますが、そのガーナーの代表作と言われるのが「Concert By The Sea」です。よく売れたレコードで、お持ちの方も多いのではないでしょうか。僕も薄い輸入盤LPを持っていたのですが、それを既に手放していて、CDを買い直そうとしていたら、今年(2015年)、コンサートの全てが収録されたコンプリート盤(CD3枚組)が出たので購入しました。

メンバーは、エロール・ガーナー(p)、エディ・カルホーン(b)、デンジル・べスト(ds)。ガーナーは、スイング系のスタイルで、アップテンポでは強烈なスイング感、スローテンポでは情緒纏綿とした華麗なプレイを行っています。リズムの二人は、伴奏に徹していてガーナーのプレイが中心です。CDの1枚目と2枚目にコンプリート盤として新たに発見された9曲を加えた21曲が収録され、CD3枚目にオリジナルLPと同じ12曲とトリオの3人に対するインタビューが収録されています。

曲はスタンダードです。オリジナルのLP盤収録の12曲は、「I'll Remember April」、「Teach Me Tonight」、「Manbo Carnel」、「Autumn Leaves」(枯葉)、「It's All Right With Me」、「Red Top」、「April in Paris」、「They Can't Take That Away From Me」、「How Could You Do a thing Like That to Me」、「Where or When」、「Erroll's Theme」の12曲です。新発見の中で気に入ったのは、「Will You Still Be Mine」、「S'Wonderful」、「Caravan」といったところです。

「Concert By The Sea」は、「I'll Remember April」(四月の想い出)から始まらなければ聴いた気がしなくて、オリジナルの曲順が並んだCD3枚目を中心に聴きました。アップテンポでの宙を舞うようなドライブ感はガーナーならではもので、「I'll Remember April」、新発見の「Will You Still Be Mine」や「S'Wonderful」でそれを堪能できます。また、スローテンポでは「Autumn Leaves」(枯葉)や「April in Paris」でバーチュオーゾ系の演奏を繰り広げてくれます。音質も改善されているようで、ガーナーの強靭なタッチがわかります。

【草笛 長野駅MIDORI店】

MIDORI長野ホームページ:信州蕎麦の草笛  草笛は、小諸市に本店があり、上田市や佐久平駅近くにもお店があります。

   

   

普通のもり蕎麦に見えます。量が多いのも特徴です。。

   

くるみ蕎麦なので、ペースト状のくるみが入っています。


フジバカマ園のアサギマダラ (長野市七ニ会)

2015-10-09 18:08:52 | お出かけ・その他

9月29日付けの信濃毎日新聞に「山里にアサギマダラ乱舞」という記事が載りました。山里とは、長野市の七ニ会(なにあい)塩地区なので、国道19号線を安曇野市に向かう途中で、蝶が飛来しているフジバカマ園に寄ってみました。

   

アサギマダラという蝶をそれと認識して、初めて見たのですが、ひらひらとして舞う様子は優雅で、とても長旅をするようではありません。しかし、一心不乱に花の蜜を吸っているのは、長距離の移動に備えて体力を養っているのでしょうか。ごく近くに行っても、逃げないことも多く、そういう点では珍しいかもしれません。  

     

   

はじめは東園の方に行きました。駐車場が狭く歩道が整備されていないので、多くの人は寄らないと思いますが、傾斜が西園よりも緩いので、歩きまわるにはこちらの方が適していました。アサギマダラ以外にも蝶がいて、まさに蝶の楽園といった光景でした。

   

東園の看板。

   

ミドリヒョウモン(メス)

   

アカタテハ

地区内に2箇所あるフジバカマ園は、はじめは50株を植えたところから出発したそうですが、現在は600株ほどに増えているそうです。自生でも増えて行くと話をしてくれましたが、草を刈ったり、遊歩道を作ったりと地区の方の保存活動があって、維持されているのでしょう。

   

西園の看板。

   

   

見に来る方の利便性のために西園には駐車場が設けられ、写真の展示や、日によってはお茶のサービスがあります。僕も御馳走になって、地元の方とちょっとお話ができました。昨年からの催しで、今年で2回目だそうです。10月3日(土)に寄ったのですが、最盛期は9月下旬あたりで、既に多くの蝶が南を目指して飛び立ったそうです。

   

   


アストラッド・ジルベルト THE ASTRUD GILBERTO ALBUM

2015-10-07 22:18:14 | ヴォーカル(A~D)

最近、週末に所用で松本市に出かけることが多いのですが、目的の場所の比較的近くに、純喫茶「ピーナッツ」というお店があって、そこにたまによっています。こじんまりとしていて、カウンターで落ち着け、加えてBGMは小音量のジャズなので、このごろ気に入っています。女性オーナーが一人で切り盛りをしていて、飲物、食事ともに素材から手作りというところもよく、珈琲の味は懐かしい感じがします。懐かしいアルバム。

ASTRUD GILBERTO (アストラッド・ジルベルト)
THE ASTRUD GILBERTO ALBUM (Verve 1965年録音)

   

アストラッド・ジルベルト(vo)は、1964年にスタン・ゲッツ(ts)が録音した「The Girl From Ipanama(イパネマの娘)」でヴォーカルを務め、ビルボードで最高第5位を記録した大ヒットに貢献しています。ちょっと儚げで、ソフトな歌い方はいかにもボサノヴァに向いています。これは、彼女のファースト・アルバムですが、邦題は「おいしい水」としてレコードが販売されたようです。

録音がハリウッドで行われていて、ボサノヴァ分野と米西海岸のトップミュージシャンが伴奏しています。メンバーは、アストラッド・ジルベルト(vo)、アントニオ・カルロス・ジョビン(g)、ステュ・ウィリアムソン(p)、ミルト・バーンハート(tb)、バド・シャンク(fl,as)、ジョアン・ドナート(p)、ジョー・モンドラゴン(b)、マーティー・ぺイチ(arr, cond)他。ストリングスも用いられていて、豪華なアルバムになっています。

曲は、ボサノヴァの名曲です。「Once I Loved」、「Agua de Beber」(おいしい水)、「Meditation」(瞑想)、「And Roses and Roses」、「O Morro」、「How Insenstive」、「Dindi」(ジンジ)、「Photogragh」、「Dreamer」(夢見る人)、「So Finha de Ser Com Voce」(あなたと一緒)、「All That's Left is to Say Goodbye」。伴奏にも参加しているアントニオ・カルロス・ジョビンの曲がほとんどです。

アストラッド・ジルベルト(vo)の爽やかでいて哀愁溢れる歌が楽しめます。ジョビンなどのボサノヴァ系ミュージシャンの伴奏もあり、英語詞ながら本格的なボサノヴァ曲集になっています。また、マーティ・ぺイチによる編曲は、流れがスムーズで時々ジャジーな感じも残しています。「Meditation」、「Dindi」、「Dreamer」あたりが気に入っていて、ことに「Dremer」の歌詞で「Loving You」と歌われるところは、グットきます。疲れた時によく効く癒し系のアルバムでもあります。

【純喫茶 ピーナッツ】

住所:長野県松本市白板1-6-10 サンシャイン北松本 1F
電話:0263-88-5233
営業: 7:00~19:00  定休日:木曜日
お店のブログ:SHU!ピーナッツ 

   

   

   

店内には本棚があっていろいろな分野の本が置かれています。自由に読むことができます。

   

カウンターから見たテーブル席。一段下がっていて、空間の区切りがついています。

   

珈琲。たっぷり入っています。

   

ケーキセットを頼みました。自家製のマロンケーキですが、ヴォリュームがあり栗もいっぱい入っていて、頗る美味しかった。


ホンダの車「シャトル」を発注しました。

2015-10-05 23:24:57 | お出かけ・その他

トヨタのアリオンという車(セダン型、1800ccガソリンエンジン)を使っています。約11年間の使用で走行距離が14万キロメートル近くなり、次の車検(2018年1月)を受けるかどうか迷っていたのですが、オーディオとエアコンの一部に不具合も生じていることから、買い替えをすることにしました。

   

(アリオンの現行車両。ヘッドライトは異なりますが、ほぼ外観は僕のものと同じです。)

購入する車の条件について、年齢、用途、駐車スペースなどから次の点を考慮し、対象車両を探しました。

・車体が大きいのものではなく、取り回しがよいこと。
・安全性能がよいこと。
・燃費がよいこと。 
・荷物の積み下ろしが楽なようにハッチバック式のものであること。
・運転席、助手席の天井が高く、座っていて圧迫感がないこと。

以上から、購入候補車両は、トヨタのカローラフィールダー、ホンダのフィットとシャトルとしました。いずれもハイブリッドです。フィールダーは、安全性能などよいのですが、床からたちあがったシフトノブやずっと手前の下にあるドリンクホルダーなど運転席回りが馴染めそうにないので見送りました。フィットとシャトルは、もとは兄弟車ですが、ラゲッジスペースの余裕からシャトルに決めました。最終的に、妻と一緒に試乗し、フォグランプやシートヒーターなどの付いているZというグレードのものにしました。

   
(カローラフィールダー)

   

(フィット)

     
(シャトル)

現在のトヨタ・アリオンは、1800ccエンジンに軽い車体なので、意外と高速道路や山道もすいすいと行きます。今回のシャトルには、エコ運転モードとともにスポーツモードがついているので、燃費は悪くなりますが、力強い走りも期待できるようです。ただ、エンジンは1500ccなので、長い山登りに弱い気がしますが、スピードをあげなければまあいいだろうと考えています。

シャトルの荷物室は道路から高くないので、荷物室の端に腰をかけて登山靴への履き替えが行えます。また、荷物室の床下にも収納スペースがあり靴などを置けるところも便利です。

   

一つだけ残念な点があります。シャトルには、前方車両との衝突回避装置がついていますが、それは時速約30キロメートルまでに対応するだけで、それ以上のスピードには対応しません。カローラフィールダーの方が進んでいて、80キロメートルのスピードにも対応します。今回はよしとしましたが、次回の買い替えがあれば、年齢を考慮し速いスピードでも機能する衝突回避装置など安全性能が強化された車にするつもりです。

購入したのは、HONDA SHUTTLE HYBRID Z (ホンダシャトルハイブリッドZ)のホワイト・オーキッド・パール色です。色は最後まで迷いましたが、安全を考えて暗いところでも車を認識してもらえそうな白にしました。納車は10月下旬だそうですが、遠出の機会がいっそう増えそうです。

   
(シャトルのホワイト・オーキッド・パール色)