安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

子檀嶺岳(こまゆみだけ)登山 (長野県小県郡青木村)

2016-02-12 18:33:59 | 登山・ハイキング

1月の下旬に長野県全域に雪が降ったので、里山も難しいのではないかと自重していたのですが、降雪から2週間くらい経ったので、2月6日(土)に青木村の子檀嶺岳(こまゆみだけ)(標高:1,223m)に行ってみました。道には20~30cmくらいの積雪がありましたが、既に登った人がいて、その跡を辿りながら行けたので、幸運でした。鳥居から上は少し傾斜がありますが、危険なところは全くありませんでした。また、リボンもたまにあって、道に迷うこともなさそうです。

上り92分、下り54分で、約2時間半ほどの歩行時間でした。子檀嶺岳は信仰の山なので、山頂には延喜式内旧県社子檀嶺神社がまつられています。天気が比較的よく太陽も顔を出してくれて、山頂からの眺望もまずまずでした。帰りは、近くのオーディオ喫茶「テイク・ファイブ」で持参したCDをかけてもらいながら珈琲を飲み、青木村から峠を越えて筑北村坂井へ出て、同村の西条温泉とくら荘で入浴し、安曇野市に向かいました。

【行 程】

長野市自宅発 8:40(上信越道経由、坂城インターで下りて青木村の登山口へ。途中コンビニで買い物)
登山口(長野県小県郡青木村当郷)駐車場到着 9:40

登山開始 9:55
強清水 10:20~10:24
鳥 居 10:40
子檀嶺岳山頂到着 11:27

山頂昼食休憩 11:28~12:00

山頂出発下山開始 12:01
鳥 居 12:26
強清水 12:38
登山口着 12:54

登山口駐車場出発 13:05
Take Five(ジャズが流れるオーディオ喫茶)で珈琲 13:15~14:15
とくら荘(東筑摩郡筑北村)入浴  15:00~15:30 
安曇野市自宅着 16:00

【往 路】

   

上田市街地から行くと、大法寺方面に右折して、大法寺を右手にしてどんどん進むと当郷地区の休憩所の建物に行き当たります。ここを左手に折れて上がれば駐車場はすぐです。青木村は、この休憩所(トイレもあります)をよく建ててくれました。

   

駐車場です。

   

野生鳥獣対策用の柵を開けて登山口へ向かいます。

   

すぐ登山道入口になります

   

初めは落ち葉が積もった快適な道でした。

   

強清水の標識。

   

清水を観に行ったのですが、雪に覆われるなどよくわかりませんでした。

   

木立の中を歩きます。

   

標識。ここから幅の広い林道(多分)を少し歩きます。

   

ベンチがありますが、ここを左手に上っていきます。標識もあるのでわかりやすいです。

   

鳥居。

   

鳥居からは道がせまいです。

   

さすがに上の方は、積雪が多く、雪に足をとられることもありました。そろそろ尾根の手前です。

   

尾根にでました。

   

山頂。鳥居から47分かかりました。雪がなければもっと早く着けるかもしれません。

   

山頂の神社

   

ベンチが一つあります。ここで昼食をとりました。

   

先日登った、同じ青木村の夫神岳。

    

菅平方面です。

   

浅間山方面です。すそ野がきれいに見えました。

【復 路】

   

頂上近くの木に鳥がいたのでにわかバードウォッチャーになりました。上記の鳥の名前は「ウソ」でメスです。高山帯にいますが、冬は下りてきます。鳥の種類などは、友人でバードウォチャーのKさんに教えてもらいました。

   

鳥の種類はコガラです。

   

どんどん下りてきて鳥居まできました。下りは25分でここまできました。

   

木立の中を気持ちよく歩けます

   

強清水。

   

登山口到着です。

   

僕の車一台だけが駐車しています。

   

子檀嶺岳全景。山の形が見事で、信仰の対象になるのも不思議ではありません。

   

上田よりから撮りました。

【オーディオ・ジャズ喫茶 テイク・ファイブ (Take Five)】

住所:上田市小泉983
電話:0268-26-5230
営業:10:00~17:30頃 (火曜・水曜定休)
ホームページ:take five

   

ログハウスです。

   

暖炉があって、店内は心地よい暖かさでした。

   

オーディオや音楽が好きな人が集まるお店です。マスターと話もしたので、一時間くらい過ごしました。


スー・レイニー IN GOOD COMPANY

2016-02-10 21:31:35 | ヴォーカル(S~Z他)

昼食は、職場と同じビルに入っている食堂でとることが多いのですが、魚を食べたい時など市街地の食堂に出かけて行きます。先日も「耳より」という小さな食堂兼居酒屋で、ブリの焼き魚定食を食べてきました。和食の焼き魚を出してくれるところは、長野市内ではそれほどないので貴重なお店です。耳を澄ませて聴きたい歌が詰まっているアルバム。

SUE RANEY (スー・レイニー)
IN GOOD COMPANY (Discovery 1990年録音)

   

スー・レイニー(1940年生まれ)は、キャピトルのアルバム(雨のスー、お風呂のスー)で知られていますが、60年代~70年代はジャズヴォーカルに厳しい時代だったため、録音が途切れていました。1980年代になり、ディスカヴァリー・レーベルのアルバート・マークスが彼女の歌に関心を示して、同レーベルに6枚のアルバムを吹き込んでいます。これはその一枚ですが、大型コンボによる伴奏で、これぞジャズ・ヴォーカルといった歌を聴くことができます。

メンバーは、スー・レイニー(vo)、アラン・ブロードベント(p,編曲)、コンテ・カンドリ(tp)、ビル・ワトラス(tb)、ボブ・クーパー(ts)、アンディ・シンプキンス(b)、ジェイク・ハナ(ds)。曲により、ディック・ナッシュ(tb)、ジョン・グレイン(ds)が加わっています。ブロードベントがバンド・リーダーとなっていて、編曲も彼の手になるものです。往年のウェストコースト・ジャズの名手が参加していて、1990年における彼らの演奏も楽しみです。

曲はスタンダードです。「After You've Gone」(君去りしのち)、「Mood Indigo」、「These Foolish Things」(思い出のたね)、「Love Walked In」、「Poor Butterfly」、「I'm Gettin' Sentimental Over You」(センチになって)、「How Deep is The Ocean」(愛は海よりも)、「Indian Summer」、「Every Time We Say Goodbye」(いつもさよならを)、「My Foolish Heart」(愚かなり我が心)、「'Tis Autumn」、「The Man I Love」、「Indiana~Donna Lee」の全13曲。ずらっと有名曲が並んでいて壮観です。加えて「Indiana~Donna Lee」も面白そうです。

快唱、快演のジャジーなヴォーカルアルバム。スー・レイニーが早いテンポで軽やかに歌う「After You've Gone」や「Indiana~Donna Lee」は爽快。バラード系の「These Foolish Things」や「My Foolish Heart」ではかみしめるように丁寧に歌っています。伴奏の方も「My Foolish Heart」や「'Tis Autumn」におけるアラン・ブロードベント(p)の詩情豊かな演奏やカンドリ(tp)、ワトラス(tb)、クーパー(ts)が活躍する「The Man I Love」や「Indiana~Donna Lee」など楽しめます。

【耳より】

住所:長野県長野市北石堂町1196  
電話:026-223-9377

   

   

   


ちぐさ (神奈川県横浜市)

2016-02-08 21:30:06 | ジャズ喫茶

先月、横浜に行ったので、ジャズ喫茶「ちぐさ(CHIGUSA)」を訪れてきました。JR桜木町駅から歩いて、3~4分のところにお店はあります。独立した建物の一階にお店があり、歩道からすぐ扉を開けて入店できるのが、大都会では新鮮でした。

   

   

   

お店に入ると、大きなスピーカーが目に飛び込んできます。そして、スピーカーに向かって配置されているソファとテーブル、たくさんのジャズレコードと、ジャズ喫茶ならではのたたずまいにホットできる空間です。

   

   

   

オーディオについては、ちぐさのホームページに次の記載があります。こちらに転載させてもらいましたが、機器の写真はホームページをご覧ください。

オーディオは高橋宏之氏(ビクター社のエンジニア)によって設計及び制作された。ちぐさに適した機材にするため、回路やデザインなど全てオ リジナルであり、筐体も板金屋で作成された特注品である。暑い夏も寒い冬も365日、確実に動くプロフェッショナル性を重視し、しかも音にこだわりをもって作られた。

プリアンプ:高橋宏之氏によるオリジナル。フォノ入力はMM、MCの両方に対応。テープ入力はDINにも対応。このプリアンプはチャンネルディヴァイダーでもあり、Hi、Mid- Hi、Mid-Lo、Loへと分けられる。出力は耐性を考慮し、すべてキャノンコネクターを使用。2010年秋、高橋宏之氏の監修のもと、コンデンサーの入れ替えなどを行った。

メインアンプ:高橋宏之氏によるオリジナル。フィルターを内蔵し、各周波数帯域に対応している。当初はもちろん真空管を使用していたが、より耐性のあるトランジスターをいち早く導入した。2010年秋、高橋宏之氏の監修のもと、メンテナンスを行った。

   

スピーカー:ツイーター:ナショナル EAS-5HH17G。ホーンドライバ Mid-Hi:YL音響研究所。ホーンドライバ Mid-Lo:YL音響研究所。ウーファー:JBL。

プレイヤー・カートリッジ:アナログプレーヤー: SL1200 SP-25。 カートリッジ: SHURE M44G

すごいオーディオ機器で、この音を聴くためにお店を訪れる人がいても不思議ではありません。音量は大きめです。落ち着くと、マスター(現在は共同経営なので、そのなかの一人の方でしょうか)が、ジャズレコードのリストをもってきて「リクエストどうぞ」というので、キャノンボール・アダレイの「In Chicago」をかけてもらいました。アダレイのアルトサックスが生々しく、コルトレーンやケリーも迫ってきます。ベースの音がブンブンいうのもいい。こうして集中してじっくりと、ジャズに耳を傾けられるお店は貴重です。

  

   

また、アップライトピアノが置いてあって、ライブも開催されています。こちらのお店は、歴史があって、根強いファンが多いと思われますが、正午から営業しているので、地方からも訪れやすいお店です。

   

   

【ちぐさ CHIGUSA】

住所:神奈川県横浜市中区野毛町2-94
電話:045-315-2006
営業:12:00~22:00 (月曜定休、日曜は18:00まで)
ホームページ:noge-chigusa


ジョー・モレロ IT'S ABOUT TIME

2016-02-07 09:53:24 | ベース・ドラムス

先月、盛岡と仙台に行った際の自宅へのお土産にお菓子を買ってきました。盛岡の「かもめの玉子」、仙台の「LOOK CHOCOLATEずんだ」と「牛たんせんべい」です。「かもめの玉子」は、餡が詰まったポピュラーな和菓子ですが、(株)不二家の「ずんだ味のチョコレート」と伊達の牛たん本舗の「牛たんせんべい」には驚きました。仙台のソウルフードは形を変えていろいろな商品を出してきて、なかなかやるものです。「ずんだ」という言葉の響きに小太鼓を連想したので、ドラマーのアルバムを。

JOE MORELLO (ジョー・モレロ)
IT'S ABOUT TIME (RCA 1961年録音)

   

デイブ・ブルーベック(p)グループにおける演奏で有名なジョー・モレロ(ds)ですが、ブルーベックとの活動中にも彼自身のリーダー作を録音しています。これもその一枚ですが、当時のRCAだからこそのメンバーの顔ぶれが面白く、加えて選曲も特徴があり、充実したアルバムになりました。

メンバーは、フィル・ウッズ(as)、ゲイリー・バートン(vib)、ジョン・バンチ(p)、ジーン・チェリコ(b)、ジョー・モレロ(ds)。10曲のうち4曲はブラスセクションが加わりビッグバンド仕様です。フィル・ウッズとゲイリー・バートンが参加していて、それだけで聴いてみたくなります。バートンは、当時RCAに録音をしていて、それにはモレロも参加していて、お返しの意味もあるのでしょう。

曲は「Time」に関連するものばかりです。スタンダードの「I Didn't Know What Time It Was」(時さえ忘れて)、「Time After Time」、「Every Time」、「Every Time We Say Goodbye」(さよならを言うたびに)、「Just in Time」、「Summertime」、「Time on My Hands」、フィル・ウッズ作「Mother Time」、ジョン・バンチ作「Fatha Time」、編曲を担当したマニー・アルバム作「It's About Time」の全10曲。

「I Didn't Know What Time It Was」や「Just In Time」という早いテンポの曲では、フューチャーされたフィル・ウッズ(as)が、乗りのよさ、切れのあるフレーズで素晴らしい吹奏を行っています。「Time After Time」は、ミディアムテンポで艶のある音色でウッズ(as)がしっとりとプレイをしています。ウッズばかり目立ちますが、「Just In Time」におけるバートン(vib)の明るいスイングぶりも楽しい。ジョー・モレロ(ds)はどの曲でもよくスイングしていますが、「It's About Time」では柔軟でメロディックな変化に富んだロングソロをとります。

【お土産のお菓子】

   

かめもの玉子
製造販売:さいとう製菓ホームページ 

   

牛たんせんべい 
製造販売:伊達の牛タンせんべい商品ページ 

   

LOOK CHOCOLATEずんだ


盛岡市と仙台市に行ってきました。

2016-02-05 19:25:41 | お出かけ・その他

先月の23~24日、仙台市に所用があって行きましたが、日程がうまく組めたので、岩手県盛岡市にも寄ることができ、市内を散策しました。同市には宿泊したこともありますが、街のなかを見学するのは初めてです。盛岡都心循環バス、愛称「でんでんむし」に乗車しました。

(盛岡市)

【盛岡城址公園】

   

   

盛岡城址公園内にある石川啄木の歌碑。

   

【岩手銀行中の橋支店】

   

赤いレンガのすごい建物。外観は観ることができたのですが、修理が続いていて中には入れませんでした。

【もりおか啄木・賢治青春館】

   

石川啄木と宮沢賢治関連の展示や喫茶店があります。この建物は、国指定重要文化財の旧第九十銀行本店本館で、外観がどっしりしていて見ごたえのある建物でした。岩手銀行中の橋支店といい、こちらの建物といい、盛岡が栄えていたことをうかがわせました。

昼食を盛岡駅の建物の中でとって、仙台へは午後2時半ころ到着しました。仙台では、用事もあったのですが、時間がとれたので、あちこち歩き回りました。 

(仙台市)

【ジャズ喫茶「カウント」】

空いた時間にジャズ喫茶「カウント」へ入りました。変わらない中音中心の迫力のある音でジャズが流れていて、1時間ほど楽しみました。

   

   

   

僕がいる間にかかったのは、ディジー・リース(tp)の「Soundin' Off」、ウォルター・ビショップ Jr.(p)の「Illumination」、アート・ペッパー(as)「Smack Up」でした。ウォルター・ビショップの「Illumination」は、初めて聴きました。こういうLPがかかるところは、さすがに老舗です。

   

   

【牛たん炭焼 利久 東七番丁店】

夕食は友人と一緒に牛たん店「利久」へ行きました。お酒もいただきながら、牛たん、フグの唐揚げなどいろいろいただきましたが、さすがに人気店だけあって、美味しくいただきました。牛たんが有名になったのは、ここ20年くらいでしょうか。僕の学生時代には、「牛たん」という言葉すら耳にしませんでしたが、今や仙台名物です。

   

   

   

テールスープもいけます。隠れていますが、お肉も入っています。

   

他にもいろいろな居酒屋メニューがありました。これは「ふぐの唐揚げ」です。  

夕食後は、学生時代に行っていたジャズ喫茶「Swing」の後継のお店のジャズバー「ADLIB」(アドリブ)へ出かけましたが、それは別の記事に書きます。

【仙台市営地下鉄東西線】

翌朝、昨年12月に開業した仙台市営地下鉄東西線の電車に乗りました。駅はもちろん車両も新しくて、清々しくて気持ちのよい乗り物になっていました。地下鉄仙台駅から乗車して、7分で東北大学のキャンパス横にある川内駅に着きました。帰りは、少し徒歩で下って、国際センター駅で乗車しました。広瀬川を渡るところは、普通の鉄橋なので、川の景色を見ることができます。

   

地下鉄仙台駅に停車中の車両。「祝開業」のステッカーが貼ってあります。

   

川内駅。

   

国際センター駅。

   

国際センター駅に入ってくる車両。

    

広瀬川の鉄橋の上から、下流方面を撮影しました。

【仙台から東京へ】

仙台駅のビルでお土産を購入し、「あさひ鮨」で昼食をいただき、デザートにずんだ茶寮で「ずんだ餅」を軽くいただいて、東京行きの新幹線に乗り込みました。新幹線のおかげで移動が短時間で済み、目的地での滞在時間が確保できました。

   

気仙沼が本店の「あさひ鮨」に入りました。

   

ランチの寿司ですが、お値打ちでした。

   

ずんだ茶寮のずんだ餅。ずんだ餅も最近知られるようになりましたが、昔からありました。

   

駅の売店で買ったご当地ビール「仙台づくり」です。新幹線の車内で飲みました。