長野県内に展開する食品スーパー・マーケットのツルヤの池田店がこの6月にオープンしました。ツルヤの出店は36店舗目で、順調に業容を伸ばしています。安曇野市の自宅から近いので、買物に行きましたが、大きなお店で驚きました。僕は、10年ほど前に、このスーパーの店舗で働いたことがありますが、産地での直接買付けやプライベートブランドの開発など特徴的な運営を行っていて、当時も勢いがありました。勢いが感じられるアルバム。
MILES DAVIS (マイルス・デイビス)
IN BERLIN (COLUMBIA 1964年録音)
ツルヤでの買物の前に、北隣の松川村にあるジャズ喫茶「M-gate」に寄ったのですが、その時にかかっていたのが、この「Miles In Berlin」です。マスターの池原さんと、『こんなの聴いたら、他のものはなかなか聴けないね』という会話を交わしましたが、大きなスピーカーで聴いたので、なおさら、そんな気分になりました。
メンバーは、、マイルス・デイビス(tp)、ウェイン・ショーター(ts)、ハービー・ハンコック(p)、ロン・カーター(b)、トニー・ウィリアムス(ds)。1964年9月25日にベルリン・ジャズフェスティヴァルでライブ録音されたものです。ジョージ・コールマンの後のサム・リヴァースに代わり、ウェイン・ショーターが加入したいわゆる「黄金のクインテット」による初めての録音です。
曲は、「Milestones」、「Autumn Leaves」(枯葉)、「So What」、「Walkin'」、「Theme」。ライブだけあって、それぞれの演奏時間は長めです。マイルス・デイビスのレパートリーとしてお馴染みの曲ばかりですが、マイルスのソロも以前の録音とはかなり変化しています。CDには、「Stella by Starligjht」(星影のステラ)が追加収録されています。
マイルス(tp)、ショーター(ts)はもちろん素晴らしいのですが、リズム隊のすごさたるや伴奏の範疇を超えています。テンポや強弱など自由自在で、大きくリタルダンドしていき、ふっと休止したあと、トニー・ウィリアムス(ds)のシンバルが鳴り出すといった仕掛けにはいまでも鳥肌が立ちます。このアルバムだと、特に「Walkin'」でテンポが変化しています。1964年のこのバンドは、曲が親しみやすく、クールで緊張感もあって、いい塩梅の最高のモダンジャズバンドです。「Milestone」、「So What」、「Walkin'」と、自宅で聴き入りました。
【ツルヤ(TURUYA)池田店】
住所:長野県北安曇郡池田町大字池田2855
ツルヤホームページ:TURUYA
駐車場も広いです。
レジ。僕が働いていた当時のことですが、レジにも正社員が配置されているなど、正社員比率が高くて驚きました。また、朝の品出しは、アルバイトの奥様などがやっていましたが、その早いことには舌を巻きました。
イートインのコーナーは開放感があります。