安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

編笠山登山(1)(標高2,524m 富士見町・山梨県北杜市)【観音平登山口~山頂】

2017-07-20 20:54:58 | 登山・ハイキング

17日の海の日は、天気がもつか不安だったので、入笠山の花を短時間で観るつもりで自宅を出発しました。早かったので、次に上ろうと計画している編笠山(あみかさやま)の登山口の観音平を視察に行ったところ、路上駐車は多かったものの、幸運にも駐車場に車を停められたので、そのまま編笠山に上ってきました。

登山口から山頂へ行き、青年小屋を経由して戻る周回コースを辿りました。八ヶ岳方面の眺望は今一つだったのですが、富士山が望め、花も観ることができました。歩行時間は、上り2時間32分、下り2時間55分で計約5時間30分でした。次は、権現岳や西岳へ経験者の方と登れればいいなと考えています。

 【行 程】 

(登山口まで) 安曇野市自宅 5:30 ~ 観音平駐車場着 6:35(中央道経由、途中買い物)

(登山上り) 観音平登山口発 6:45 ~ 雲海 7:29ー7:37(休憩) ~ 押手川 8:11ー8:15(休憩)~ 編笠山山頂 9:27ー10:17(おやつ休憩)

(登山下り) 山頂発 10:18 ~ 青年小屋 10:52ー11:01(休憩) ~押手川 12:12 ~ 雲海 12:43ー12:47(休憩) ~ 観音平登山口 13:22

(温泉・蕎麦) 甲斐大泉温泉パノラマの湯 14:05ー14:45 ~(長坂インター利用) 諏訪湖サービスエリア(蕎麦) 15:25ー15:45 ~ 安曇野市自宅着 16:20

【観音平登山口~雲海】

観音平の駐車場(標高1,560m)。手前の路上にもたくさんの車が停まっていました。トイレもあります。

駐車場から歩き始めます。

右に折れて笹の中の道を行きます。

この周りには遊歩道も整備されているようです。

雲海を経て編笠山頂上への標識。道は右の方からもきていて、駐車場の奥から通じているようでした。

傾斜がほとんどなく、歩きやすい道がしばらく続きます。

人の横顔に見える面白い岩がありました。

大きな岩がところどころにあります。

カラマツの林の中を行きます。

岩が出ているところもありますが、このあたりは傾斜はきつくありません。

コース全体に木の根が出ているので注意しました。

大きな岩。

まだ高原といった雰囲気です。

岩が門のようになっていて、ここを通過すると雲海(展望台)に出ます。

雲海に到着。ベンチもあって休憩するのに適しています。私もしばし休憩しました。

雲海の標識。標高1,875m

南の方に富士山が望めました。雲がかかっていますが、観ることができてよかった。

【雲海~押手川】

海を出発。

まだ笹の中の道です。

標識。登山道に沿ってロープもはられている場所もあり、道迷いの危険性はほとんどありません。

このあたりから、登山道に岩が目立ち始めます。

雲海と押手川の中間やや上くらいのところにベンチがあり、休憩できます。

押手川(標高2,100m)に到着。ここは、分岐点で、右に進めば青年小屋で、左に進めば直接に山頂です。標識が若干わかりずらいかもしれません。

押手川の解説板。

押手川から山頂を目指します。

あまり目立ちませんが、わかりやすい標識。

【押手川~網笠山山頂】

押手川から上は、原生林といった雰囲気です。

苔がある森で、八ヶ岳に来たという実感を得ることができました。

岩がゴロゴロしている場所もあります。

3つ目の同じ標識。

傾斜地にはえているためか、根がよく見えます。

20人ほどの団体(ほとんど女性)が下りてくるのに遭遇しました。ちょっと話をしたら、名古屋からで、昨晩は青年小屋に泊まったとのことです。最初と最後にガイド(多分)さんがついているようでした。

梯子がありますが、この地点だけです。名古屋の団体の皆さんは、多くの方は梯子を使わずに右に回り込んで下りてきていました。僕は梯子を上がりました。

ハイマツが左右に出てきて、標高も高くなってきました。

青年小屋の方が設置したと思われる、「もうちょっとで山頂」の標識。花の写真を撮っていて見つけましたが、普通に歩いていると、見逃してしまうかもしれません。

そろそろです。

山頂直下は、岩がゴロゴロした道になります。

振り返ったところ。

登山道は、山頂の右手を通っているので、左折して岩の上を山頂の標識へ。

編笠山(標高2,524m)山頂へ到着。

(2)へ続きます。(2)では、山頂からの景色、山頂から青年小屋経由で観音平の登山口までを掲載します。なお、花の写真は、(3)へ載せます。


アビ・レーン THE MANY SIDES OF ABBE LANE

2017-07-19 20:03:21 | ヴォーカル(A~D)

長野県内も今年は早くから猛暑になっています。暑いですが、山へも行きたいので、県庁方面に行ったついでに長野県の観光情報コーナーへ寄って各地のパンフレットを集めてきました。いくらかでも涼しげなところから歩き始めたいと、ロープウェーのパンフレットを眺めながら、どこへ行こうか思案中です。登山後の温泉と蕎麦(飲食店)はどうしようかなどと、計画を練っている時が楽しい。暑い夏には熱い歌で。

ABBE LANE (アビ・レーン)
THE MANY SIDES OF ABBE LANE (Mercury 1964年録音)

   

歌手のアビ・レーン(1932年生まれ)は、RCAへの録音が知られていますが、マーキュリーにもアルバムを残しています。アビ・レーンは、ザビア・クガート楽団でラテンものなどを歌っていて、1952年にクガートと結婚しましたが、このアルバムを録音した1964年には離婚をしています。ラテンばかりでなく、いろいろな曲を歌っていて、かえって、ヴォーカルファンには面白いアルバムになっています。

プロデュースは、ハル・ムーニーがやっていますが、ライナーノートには編曲や伴奏についての記載はなく不明です。しかし、おそらくハル・ムーニーが編曲もやっているのではないかと推測しています。曲によって、ビッグ・バンドのブラスセクションを効かせたもの、ストリングスを入れたものなど手の込んだ曲作りがされています。

曲は、スタンダード、ミュージカルからのもの、ヒット曲など様々ですが、知られたものが多いです。「Some of These Days」、「The Facts of Life」、「More」(モア)、「I Love Paris」、「Call Me Irresponsible」、「Milord」、「I Beleieve in You」、「I Left My Heart in San Francisco」(想いでのサンフランシスコ)、「Do Me Good Baby」、「As Long As He Neesd Me」、「If You Love Me,Really Love Me」(愛の賛歌)、「Thank Heaven For Little Boys」の12曲。

アビ・レーンは、潤いのある聴きやすい声で、リズムへ乗って軽く歌っています。自然体という感じで、曲の良さを引き出していますが、ラテンのリズムの入るものは華やかでやはり彼女にあっていて、「Some of These Days」や「I Love Paris」は楽しい。しっとりとした「Call Me Irresponsible」、「I Left My Heart In San Francisco」や「If You Love Me, Really Love Me」 では、声を伸ばして長い音符を歌っていますが、そこにストリングスが絡んで美しく、何を歌っても彼女は上手いように思います。ジャケットの魅力もあってレコードを持ち続けています。

 【長野県庁の観光情報コーナー、パンフレット】

自動ドアの向こうの部屋に各市町村などの観光パンフレットのコーナーがあります。

長野県全域のものが集めてあって、入手できます。

ロープウェイのパンフレットです。まだ御岳ロープウェイに乗ったことがありません。


箱根と小田原へ行ってきました(2)【早雲寺、小田原城】

2017-07-18 18:06:57 | お出かけ・その他

箱根の2日目は、朝5時に起き、前夜はシャワーだけで温泉に入らなかったので、お風呂へ。そのあと、早雲公園と早雲寺まで散歩して箱根富士屋ホテルへ戻り、朝食を摂ってチェックアウト。小田原へ行き、小田原城へ登ってきました。天守閣からは四方が遠くまでよく見えて、それだけでも入場した価値がありました。

(湯本富士屋ホテルのお風呂)

露天風呂は2つありました。

(散 策)

近くにほたる公園があります。

ほんの少し上れば早雲公園でした。

東屋。

【早雲寺】

早雲寺は臨済宗大徳寺派の古刹で、大永元年(1521)北条早雲の息子氏綱により創建。小田原北条家の菩提所として栄えましたが、天正18年(1590)秀吉の小田原攻めの際に焼失しました。現在の伽藍は江戸時代再建以降のものですが、北条五代画像をはじめ戦国時代・江戸時代の文化をしのぶ多くの文物が伝えられています。11月初旬の3日間、本堂の襖絵と寺宝を特別公開しています。(観光協会のHPより)

左側に本堂。

北条五代の墓は、狭山北条5代当主氏治により寛文12年(1672)供養塔として建立されたもの。五代とは、北条家の早雲、氏綱、氏康、氏政、氏直。(お墓の横にあった解説版から)

ホテルに戻り朝食。

昨日と同じ宴会場で朝食。

小田原へ向けて出発。

【小田原城】

小田原駅。

商店街を抜けてお城へ。

ここを真っすぐ行くと、本来の登城口のようです。

きれいな門でした。

お堀。

常盤木門(再建)

門から入ると中はかなり広く、お城の規模が大きかったことが実感できました。

天守閣(1960年に再建)。

天守閣の中では、展示が行われていました。

以下、天守閣の最上階からの景色です。小田原の市街地(城下)方面。遠くは海。

丹沢方向。

箱根方向。

南の方向で、伊豆半島などです。お城から海が近いのがよくわかりました。

最後に、至近距離から天守閣を写して小田原駅へ向かいました。


箱根と小田原へ行ってきました(1)【大涌谷、湯本富士屋ホテル】

2017-07-17 18:00:27 | お出かけ・その他

先週、神奈川県箱根町に行ってきました。箱根は日本を代表する温泉地ですが、長野市からは交通が不便なので、ほとんど行ったという話を聞いたことがなく、私も初めてでした。北陸新幹線で東京へ出て、東海道新幹線で小田原へ行き、そこで箱根登山電車に乗り換えて箱根湯本へ。

大涌谷へ行ったのですが、豪雨と強風で、外へはほとんど出ず、黒たまごショップにいました。湯本へ戻り、湯本富士屋ホテルにチェックインし、温泉街を散策、懇親会と賑やかに過ごしました。ホテルなので、個室で寝ることができて、ありがたかった。

小田原駅で新幹線から箱根登山電車に乗り換え。

【大涌谷】

『大涌谷は、約3000年前の箱根火山最後の爆発によってできた神山火口の爆裂跡で、荒涼とした大地には白煙が立ち込め、現在も火山活動の迫力を感じられる』という場所です。(箱根ロープウェイのホームページより引用)

ガスがかかっている山が、冠ヶ岳。下の方では噴煙が上がっています。

大湧沢。

生卵を温泉池でゆでると、気孔の多い殻に鉄分(温泉池の成分)が付着し、これに硫化水素が反応して硫化鉄(黒色)となり、黒い殻のゆで玉子ができあがるそうです。

ほとんど人が写っていませんが、大勢の観光客がいました。外は大荒れなので、中で過ごしている人が多かったようです。

黒たまご。

(温泉街)

あじさい橋。ランドマークの一つのようです。

温泉街のお店。温泉饅頭やかまぼこ、梅干しといった小田原名物のお店もありました。

駅の改札から通じている歩道橋から撮影。かまぼこ型の駅舎(正確にはプラットフォームでしょうか)がユニークです。

あじさいがあちこちに咲いていました。

(湯本富士屋ホテル)

ツインのシングルユースはありがたい。

(宴会の料理)

肉です。すこし酸味が入ったタレにつけて食べましたが、いい味でした。

煮物。

ふかひれが入った茶碗蒸し。

お吸い物。

焼き魚。

ごはん。

プリンのデザート。全体に美味しい料理でした。こういう宴会料理が出てくるなら、宴会も悪くありません。

【湯本富士屋ホテル】

住所:神奈川県足柄下郡箱根町湯本256-1
電話:0460-85-6111(受付時間 9:00 ~ 20:00)
ホームページ:yumotofujiya.jp


レイ・ブライアント POTPOURRI

2017-07-16 10:04:22 | ピアノ・トリオ

7月1日付で職場の人事異動があり、送別会など宴会が続いて今月の上旬は体調を崩していました。居酒屋でやった送別会で、クーラーの風が直に体にあたったのが原因だと思いますが、肩凝り、頭痛、倦怠感など風邪に似た症状が出て、元気のない日が続きました。医者の薬や接骨院でのマッサージが効いて、中旬になり回復してきましたが、クーラーの冷風には要注意です。暖かみのある演奏を。

RAY BRYANT (レイ・ブライアント)
POTPOURRI (Pablo 1980年録音)

   

レイ・ブライアント(p)には、ハードバップ期から録音が多数ありますが、1970年代以降も多くのアルバムを作っています。基本的に演奏には変わりありませんが、スケールが大きくなり黒っぽさが増して、ブルージーになっています。このレコード(輸入盤)は、そういった特徴に加え、ひたすらスイングしたものです。 

メンバーは、レイ・ブライアント(p)、ジミー・ロウサー(b)、ミッキー・ロッカー(ds)。ブライアント(p)のソロ演奏を目の前で聴いたことがありますが、もちろん悪くないものの、リズムがほしくなりました。その点、このアルバムは気心の知れた2人が参加していて、演奏もやりやすかったと推測します。

曲は、ジャズオリジナル中心のスタンダードです。「D.B. Blues」、「One O'Clock Jump」、「Milestones」、「Undecided」、「In Walked Bud」、「In A Mellow Tone」、「My One And Only Love」、「A Night In Tunisia」(チュニジアの夜)の8曲。 曲と演奏について、ピアニストのベニー・グリーンがライナーノートで解説をしていて、鑑賞の参考になります。

最初の「D.B.Blues」から最後の「A Night In Tunisia」まで、レイ・ブライアント(p)のスケールの大きいご機嫌な演奏が続き、楽しめるアルバムです。広い音域でピアノを扱えるブライアントなので、「One O'clock Jump」や「In A Mellow Tone」といった本来はビッグバンドの曲も面白い。取り上げられたのがちょっと意外な「Milestones」では、切れ味の鋭いリズム感に驚かされました。バラード「My One And Only Love」のプレイは、抒情的で美しく、曲の良さがしみじみと伝わってきます。ベース、ドラムスともに繊細さもうかがわれ、好演をしています。

【紅茶】

胃も荒れ気味だったので、こののところ職場では紅茶を飲んでいます。珈琲は体を冷やし、紅茶は体を温めるらしいので、冷えた時には紅茶がいいみたいです。ティーバッグに入ったダージリンを使っています。

   

   

    

紅茶には砂糖を入れたくなります。余分な糖分はいけないのですが、少し砂糖があったほうが美味しいので、悩みながらついたくさん入れています(笑)。