安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

マイルストーン (ジャズ喫茶 東京都新宿区高田馬場)

2017-07-25 20:04:24 | ジャズ喫茶

先日、高田馬場のジャズ喫茶「マイルストーン」に寄ってみました。高田馬場は、レコード店が多く、よく足をのばしましたが、今あるのは「Disk Union」高田馬場店くらいになり、寂しくなりました。新譜の「ムトー」や中古の「タイム」や「スイング」などをまわり、その後は、「マイルストーン」で休憩をよくとりました。1976年オープンの同店が健在なのは嬉しい限りです。

学生街だけに若い人がJR高田馬場駅にも多い様子でした。

unionの看板。この近くのマンションの一室には、カンツォーネやシャンソンなどのCDを扱うお店もあって、訪れたこともありました。

売却してしまって後悔していたアルバムがあったので、同じ内容の日本盤レコードを2枚購入。

駅の近くに「マイルストーン」はあり、立地がよいです。

スピーカーはJBLの製品で、組み合わせて使っているようです。格子状のキャビネットが美しい。また、上に乗せられた蜂の巣のようなホーンも目を引きます。

店内には本が置かれていて自由に読めるとのことです。ジャズ関係の書籍も多い。

レコードに値段がついていて、売ってもいるようです。いいものが多く、お買い得だと思いました。

入口の方を撮ってみました。

ホーンを中心に。

ケニー・バレルの「Freedom」(Blue Note」がかかりました。

次は、ディジー・ガレスピー。オーディオ装置がよいせいか、わくわくするような音が聴こえました。

珈琲。濃くて苦みがあり、ジャズ喫茶のコーヒーという感じです。こういうのも好きです。

ピザトースト。ジャズ喫茶には、ピザトーストが似合うと勝手に思っています。読書でもしながら、ジャズを聴いてゆったりと過ごすのに最適なお店です。

【マイルストーン】

住所:東京都新宿区高田馬場1丁目23−9
電話:03-3200-4513
ホームページ:Milestone (Facebook)


井上道義指揮「オーケストラ・アンサンブル金沢」コンサート (7月21日 松本市音楽文化ホール)

2017-07-24 20:14:46 | 演奏会・ライブ

7月21日に井上道義指揮オーケストラ・アンサンブル金沢の松本公演があったので聴いてきました。プログラムが意欲的で、パイプオルガンとオーケストラの饗宴と題し、ティエリー・エスケシュに委嘱した新作のオルガン協奏曲が含まれています。

   

(出 演)

指揮:井上道義
チェロ:ルドヴィート・カンタ
オルガン:ティエリー・エスケシュ
管弦楽:オーケストラ・アンサンブル金沢

(曲 目)

エスケシュによるオルガン即興演奏
シューベルト / 交響曲第7番 ロ短調「未完成」D759
サン=サーンス / チェロ協奏曲第1番 イ短調 作品33
エスケシュ / オルガン協奏曲(新曲・委嘱作品) 

(アンコール)

J.S. バッハ / 無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007より サラバンド(ルドヴィート・カンタ)

(感 想)

まず初めに、指揮者の井上道義がパーカッションを手でたたいて、リズムを示し、それを基にエスケシュがオルガンの即興演奏をやりました。オルガンの名手で作曲家でもありますが、ここまでやってしまうとは、ちょっと驚きでした。リズミカルで、しかも曲の終わりに向かってまとまりのよい演奏でした。

シューベルトの未完成は、オーケストラの並び方が、通常と異なり、左にヴァイオリン、ヴィオラ、右に木管楽器など、真ん中後ろにチェロとコントラバスという形でした。あとで、井上さんから説明がありましたが、未完成交響曲の低音部の旋律を会場内全てに届けるために、このような配列にしたそうです。その効果は充分出ていて、どっしりとした演奏でした。

サン=サーンスのチェロ協奏曲第1番は、ロマンチックな曲想に加え、ルドヴィート・カンタ(オーケストラ・アンサンブル金沢首席)の美しい音色によるチェロの独奏に最初から最後まで惹きつけられっぱなしでした。アンコールに応えて、バッハのサラバンドもやってくれました。

後半は、エスケシュの独奏による、新曲のオルガン協奏曲です。壮大な曲で、聴きやすい部類に入ると思いましたが、僕は、ホールのオルガンが鳴っているのか、オーケストラが鳴っているのか、よくわからず、困惑気味でした。常に協奏して音色が溶け込んでいると思われたので、オルガンだけの独奏部分を入れるとか、素人向けに工夫してもらうとありがたいと思いました。

お客様の入りは5割もいきませんでした。有名曲もありましたが、現代音楽の新曲披露だと集まらないのでしょうか。それにもかかわらず、指揮者、独奏者、オーケストラアンサンブル金沢それぞれの真摯な演奏があって、気持ちのよいコンサートでした。

   

松本市音楽文化ホールのオルガン。(携帯による撮影のためボケていますが、雰囲気だけでもご覧ください)


マリオン・ブラウン VISTA

2017-07-23 10:00:04 | アルト・サックス

たまに寄るコメダ珈琲豊科店の南隣に、ケーキショップの「シャトレーゼ」がオープンして2か月ほどが経ちました。僕がコメダに行くのは、週末ということもありますが、お客様の車がいつも停まっていて、シャトレーゼのケーキをはじめとしたお菓子(スイーツ)はかなり人気が高いようです。シャトレーゼの本社は、山梨県甲府市ですが、全国展開はもちろん、海外にも店舗を構えていて、スケールが大きくて驚きます。スイーツなアルバムを。

MAIRON BROWN (マリオン・ブラウン)
VISTA (Impulse 1975年録音)

   

マリオン・ブラウン(as)は、ジョン・コルトレーンのアルバム「アセンション」への参加やESPレーベルへ録音したことで、フリージャズの人だというイメージが昔はありました。しかし、ESPの「Marion Brown Quartet」においても、メロディアスで抒情的なプレイをしていて、ちょっと違うと思っていたのですが、75年のこの録音あたりになると、おおらかな歌謡性も発揮されています。

メンバーは、マリオン・ブラウン(as)、アンソニー・デイヴィス(p,elp)、スタンリー・カウエル(elp,p)、ビル・ブライノン(celeste,p)、ハロルド・バッド(celeste,gong)、レジー・ワークマン(b)、ジミー・ホッブス(ds)、エド・ブラックウェル(ds)、ホセ・ゴイゴ(Per)、アレン・マーフィー(vo)など。大型編成のコンボですが、ブラウンの吹奏中心で、バックのサウンドはうるさくありません。

曲は、スタンリー・カウエル作「Maimoun」、スティーヴィー・ワンダー作「Visions」、マリオン・ブラウン作「Vista」、ビル・ブライアン作「Moment of Truth」、ハロルド・バッド作「Bismillahi 'Rrahmani Rrahim」、ビル・ブライアン作「Djinji」。「Visions」はヴォーカルが入ります。

マリオン・ブラウン(as)の郷愁を誘うようなプレイに癒されるアルバム。バックは色彩感が感じられるサウンドを紡ぎだしていて、うるさくはないです。「Maimoun」は、ブラウンとともにカウエルのプレイが抒情的で、タイトル曲の「Vista」も静かなピアノのイントロからスタートし、ブラウンの演奏は瞑想的で繊細です。「Moment of Truth」は、パーカッションを入れていますが、力の抜けたスムーズなブラウンのプレイが印象的。ソロばかりでなく、サウンド全体も楽しめます。

【シャトレーゼ豊科店と購入したケーキ】

住所:長野県安曇野市豊科南穂高768-2
電話:0263-72-0077
ホームページ:chateraise.com

 

店内には、ケーキばかりでなく、だんごやどら焼きなどの和菓子やクッキーなどの焼き菓子があり、冷蔵ケースには各種のアイスクリームなど、とてもケーキ屋さんというイメージではくくれないほど商品の種類が豊富でした。

フルーツのショートケーキ。

白桃ゼリーのダブルシュークリーム。山梨特産白桃フェアが7月28日から8月6日にかけて開かれ、このシュークリームやあんみつ、ジュレ、桃のデザートなどいろいろな商品が並ぶようです。


編笠山登山(3)(標高2,524m 富士見町・山梨県北杜市)【出会った花と蝶、温泉】

2017-07-22 18:03:15 | 登山・ハイキング

編笠山(あみかさやま)登山の続きです。出会った花と蝶、温泉、蕎麦について記します。下山後の行程だけ再掲します。

(温泉・蕎麦) 甲斐大泉温泉パノラマの湯 14:05ー14:45 ~(長坂インター利用) 諏訪湖サービスエリア(蕎麦) 15:25ー15:45 ~ 安曇野市自宅着 16:20

【出会った花と蝶】 

ゴゼンタチバナ

バラの一種

バラの一種

キバナシャクナゲ

キバナシャクナゲ。ここまでの花は、押手川~山頂間の山頂に近いところに咲いていたものです。

編笠山の山頂にいました。蝶の名前は、ツマグロヒョウモン(オス)だとmomoさんから教えていただきました。このあたりにいるのは珍しいようです。次の写真も同じ個体です。

キバナシャクナゲ

ゴゼンタチバナ

キバナシャクナゲ。ここまでは、山頂から青年小屋に下りてくる道の左右にありました。

コイワカガミ

コイワカガミ。青年小屋~押手川間にありました。

ゴゼンタチバナで間違いないようです。信さんに教えていただきました。

シモツケソウ。これは雲海の近くにありました。

 

ニガナ。雲海の下あたりに咲いていました。これも信さんにご教授いただきました。

【甲斐大泉温泉パノラマの湯】

住所:山梨県北杜市大泉町西井出8240−1
電話:0551-38-1341
ホームページ:panoramanoyu

観音平からは少し走りましたが、小海線甲斐大泉駅近くのパノラマの湯に行ってみました。

祝日の午後ということもあってか、お客様が多かったです。露天風呂が広めでした。

【諏訪湖サービスエリア(下り線)フードコート】

住所:長野県岡谷市湊方久保435
電話:0266-53-2323(㈱ホテル紅や) 
ホームページ:諏訪湖SA (NEXCO中日本諏訪湖サービスエリア(下り)のページ)

山頂で、おにぎり一個食べただけなので、蕎麦を食べたいなと思いながら、蕎麦屋を調べていなかったので、思いついたのは諏訪湖サービスエリア内にある「ホテル紅や」経営のレストランでした。前に入ってまずまずだったのですが、まさかの改修中で、仕方ないのでスナックコーナーの蕎麦を注文。

7月下旬にリニューアルオープンという貼り紙が出ていました。

にしん蕎麦。お腹が空いていたこともあり、結構美味しかったです。

諏訪湖。

八ヶ岳方面には雲がかかっています。入笠山へ行くつもりが、編笠山になりましたが、花あり、山岳景色(山頂から青年小屋へ下りていく道からの眺望が特に気に入りました)ありで、面白い登山でした。


編笠山登山(2)(標高2,524m 富士見町・山梨県北杜市)【山頂~青年小屋~登山口】

2017-07-21 20:13:14 | 登山・ハイキング

編笠山(あみかさやま)登山の続きです。関連の行程を記します。

(登山上り) 観音平登山口発 6:45 ~ 雲海 7:29ー7:37(休憩) ~ 押手川 8:11ー8:15(休憩)~ 編笠山山頂 9:27ー10:17(おやつ休憩)

(登山下り) 山頂発 10:18 ~ 青年小屋 10:52ー11:01(休憩) ~押手川 12:12 ~ 雲海 12:43ー12:47(休憩) ~ 観音平登山口 13:22

【山頂からの景色など】

三角点

南アルプスを入れて三角点を撮ってみました。

昼食には早いので、おやつ休憩にして、おにぎり一個とチョコレートなどを食べました。今日は、梓川サービスエリア(上り線)内にあるファミリー・マートで水や食料を購入しました。このお握りは結構美味しかった。

南アルプス。鳳凰三山から鋸岳まで、ガスが晴れてなんとか見えました。

南アルプスの北方面への続き。

山頂からの富士山。雲やガスがかかっていましたが、なんとか見えました。

八ヶ岳方面。天気がよければ、左側に山が展開するはずですが、残念ながら山頂では、これが精一杯でした。真ん中にギボシ、右に権現岳。

出発直前ですが、まだ上ってくる人が何人もいました。山頂では、北からの風が吹いていて、日が陰ると涼しい~やや寒いといった体感温度でした。

【山頂~青年小屋】

青年小屋に向けて出発。

登山道の左右にはシャクナゲが咲いていて、シャクナゲロードになっていました。気分が盛り上がります。

青年小屋が見えます。

青年小屋拡大。

 

縦に撮ってみました。

岩もあるので、注意して進みます。

下の方は岩がゴロゴロと露出しています。

青年小屋手前のゴロゴロとした岩場を通過するのに時間がかかりました。というのは、赤丸や矢印の目印を探しては、立ち止まったり、眺めたりで、ルートを探すのにひどく手間取りました。もちろん転倒してはいけないので、歩くのもゆっくりです。

下から眺めると、こんな感じです。行きあった上りの人も、どこ歩けばいいのだと言いながら上っていきました。

青年小屋に到着。

青年小屋。赤提灯がかかっています。

権現岳山頂まで1時間20分とありました。権現岳には鎖場など難しいところがあるようですが、いつか登りたいものです。

【青年小屋~押手川】

押手川を目指して出発。

こちらのコースも上の方は、道に岩が出ています。

青年小屋まで、上り20分の標識。下りていく途中、二組の方に青年小屋は、もうじきかと尋ねられました。

傾斜は緩いですが、上りがあるところがあります。

このあたりは苔の森です。橋がありました。

青年小屋~押手間の道は、あまり太陽があたらないせいか、ぬかるんでいるところがありました。

途中、視界が開けました。

平らになってきて、押手川が近くなってきた感じです。

押手川に到着。青年小屋から押手川までの下りは、滑りやすかったので慎重に歩いたので、70分ほどかかりました。

押手川。僕と相前後して下りてきた2人組が休憩していました。

【押手川~観音平駐車場】

観音平目指して出発。まだ道には岩がみられます。

高原らしい森になってきました。

カラマツ林。このへんまでくると雲海が近くなります。

雲海(展望台)。

観音平まで下りてきました。駐車場はすぐです。

駐車場に無事到着。前夜から山小屋などに泊まった方もいるのか、車は少なくなっていました。

(3)へ続きます。(3)では、出会った花と蝶、立ち寄った温泉などについて記します。