安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

JAZZ IN ALONE (ジャズ喫茶 山梨県甲府市)

2018-02-16 19:50:03 | ジャズ喫茶

JAZZ IN ALONEには、何回か入ったことがありますが、ジャズ喫茶のカテゴリーで書くのはこれが初めてです。お店ではレコードやCDもかけていますが、ライブに力を入れていて、かなりな頻度でライブが開催されています。また、「八ヶ岳ジャズフェスティバル」を主宰するなど、甲府だけにとどまらず長野でも知られているお店です。

看板。1974年から営業を行っています。

一階の階段右手に貼られたライブの告知ポスター。

お店は階段を上った2階です。

店内。

カウンター

少し下がった床の方に、楽器類やスピーカーが位置しています。

ピアノとドラムスなど

   

スピーカー。クリスコナーのガーシュインアルバムがかかっていました。クリスのややハスキーな歌声に癒されました。

ピザのスモールサイズを注文しました。なかなか美味しかった。サービスでスープをいただきました。

珈琲。特徴のある器です。

【JAZZ IN ALONE】

住所:山梨県甲府市中央4丁目3−25
電話:055-232-2332
ホームページ:jazz-in-alone.com


山中千尋(p)トリオライブ (2月11日 山梨県甲府市桜座)

2018-02-15 20:05:35 | 演奏会・ライブ

山中千尋(1974年生)のCDは2枚持っていましたが、関心を持つには至りませんでした。しかし、今年(2018年)の元旦に群馬交響楽団の高崎元旦コンサートにゲストで出演し、ラプソディ・イン・ブルーや八木節のソリストを務め、特に後者がよかったので、ピアノトリオでも聴いてみようと、甲府桜座で行われた公演に出かけました。

   

(メンバー)

山中千尋(p)
山本裕之(b)
桜井裕範(ds)

(曲 目)

(第1セット)
1.Living Without Friday (山中千尋)
2.Take Five (ポール・デズモンド) 
3.エリーゼのために (ベートーヴェン)
4.Summertime (ガーシュイン)

(第2セット)
1.The Entertainer (ジョップリン)
2.Panonica (セロニアス・モンク)
3.愛の夢 (フランツ・リスト)
4.Heartbreak Hill (山中千尋)
5.八木節 (民謡)

(アンコール)
So Long (山中千尋)

(感 想)

素材は、オリジナル、クラシック、ジャズスタンダードですが、全て山中さんの個性が強烈に出た演奏でした。どの曲にも複雑なアレンジを施してありテンポは常に変化し、例えば、「Take Five」はメロディが途中で変更され、「エリーゼのために」はセロニアス・モンク的、「エンターテイナー」はどんな曲かよくわりませんでした。

曲目は、たんなる素材に過ぎず、楽曲を離れて創造をしているといっていい中身で、現代音楽的です。こういった山中千尋の個性やセロニアス・モンクの音楽に親しめるかどうかがファンになるかどうかの境目でしょう。素晴らしいのは、彼女のピアノのテクニックで、速いフレーズを弾いてもきれいで崩れないのはさすがです。

僕が気に入ったのは、アンコールで演奏した、「So Long」で、彼女が子供のころに作った曲だそうですが、どこか懐かしい曲想に、ブルージーなところもある優しげなソロに感情移入しました。このクラスになると、どんなスタイルでもこなせてしまうのですが、年齢のいったハードバップ、ヴォーカルファンの僕にとっては、アンコール曲は別にして難しく、疲れる内容でした。

ベースとドラムスは若手で、山中千尋の音楽を演奏するのに頑張っていました。ベースの山本さんがスコット・ラファロ張りのソロをとっていて、印象に残りました。僕は、山中千尋の音楽のファンにはなれそうにありませんが、丁寧な曲の説明など彼女のステージには好感がもてました。

ベースとドラムスの二人。演奏や雰囲気からして、ストイックな感じがしました。


レオ・ライト BLUES SHOUT

2018-02-14 20:33:42 | アルト・サックス

2月11日(日)に甲府市に山中千尋(p)のライブを聴きに行った際、岡島デパートで北海道物産展が開催されているのに遭遇しました。会場では物販の他に、札幌狸小路に店を構える「赤星ラーメン」が出店し、ラーメンを提供していました。札幌では入ったことがないので、食券を購入し塩ラーメンを食べてみたところ、スープは濃厚な味で、麺が美味しかった。札幌ではワンコインで食べれるので人気があるお店です。中身が濃いアルバムを。

LEO WRIGHT (レオ・ライト)
BLUES SHOUT (ATLANTIC 1960年録音)

   

レオ・ライト(as,fl 1933年~91年)は、1959年から62年まで、ディジー・ガレスピー楽団の一員となっていて、ガレスピーのコンボのメンバーとしても、ヴァーヴレーベルに録音があります。これはライトのデビュー作ですが、続いて62年に「Suddenly The Blues」(Atlantic)を録音し、そのあとヨーロッパに渡ってしまい、アメリカでの活動が断片的になってしまったのは残念です。

2つのセッションを収録してあり、後半の4曲は、6月25日の収録で、レオ・ライト(as)、リチャード・ウィリアムス(tp)、ジュニア・マンス(p)、アート・デイヴィス(b)、チャーリー・パーシップ(ds)。前半の4曲は、8月29日収録で、レオ・ライトはフルートを吹き、リチャード・ウィリアムスがハリー・ルーコフスキー(vn)に代わっています。編曲は、ジジ・グライスとライトが行っています。ヴァイオリンが出てくるのでびっくりしますが、フルートとヴァイオリンのアンサンブルは悪くありませんし、

曲は、レオ・ライト作「Sigi」、マット・デニス作「Angel Eyes」、ジョセフ・コスマ作「Autumn Leaves」(枯葉)、ヴィクター・ハーバート作「Indian Summer」の4曲が前半で、ライトはフルートを吹いています。後半の4曲は、ジジ・クライス作「Blues Shout」、ディジー・ガレスピー作「Night in Tunisia」(チュニジアの夜)、ラス・フリーマン作「The Wind」、レオ・ライト作「Two Moods」です。前半は歌物といった感じで、後半はバップ色が強くなっています。

レオ・ライトがフルートを吹く前半は室内楽的で、アルトサックスの後半はハードバップ色が出た演奏です。ライトの自作「Sigi」は、テーマからしてソウルフルな感じを受け、「Blues Shout」はタイトルどおりブルージーで、レオ・ライトはキャノンボール・アダレイに通じる資質がうかがえます。一方、「Indian Summer」や「The Wind」では知的でクールなプレイを行っていて、幅の広いところも見受けられます。ジュニア・マンス(p)がご機嫌なイントロを付け、ライト(as)がグルーヴィーなプレイをしているブローイングセッション風な「Blues Shout」やリチャード・ウィリアムス(tp)も力強く吹いている「Night in Tunisia」が、醍醐味があります。

【甲府岡島百貨店で食べた「らーめんサッポロ赤星」の塩ラーメン】

甲府市の岡島百貨店

7階の北海道物産展会場入り口

チョコレートなど、ちょうどバレンタインシーズンということもあって売れているようでした。ビールの「サッポロクラシック」を買おうとしたのですが、既に予定数量に達して売り切れでした。

開場に設けられた臨時の食堂

鶏白湯塩ラーメンにしました。味噌などもありました。

麺が美味しい。

アップ

【らーめんサッポロ赤星】

住所:北海道札幌市中央区南3条西7丁目1
電話:011-272-2065
ホームページ:らーめんサッポロ赤星(食べログのページです。)


パウゼ安曇野 (ジャズ喫茶 長野県安曇野市豊科)

2018-02-13 20:04:11 | ジャズ喫茶

高速道安曇野インターから近いところに、パウゼ安曇野という純喫茶があり、立派なオーディオ機器でジャズを流しているので、ジャズ喫茶といっていいお店です。マスターは、レコードやCDまで手が回らないと話していて、コレクションは少ないですが、いい音を聴きながら美味しい珈琲を楽しんでほしいというのがコンセプトのようです。ストーブもすごいのが入っていて、オーディオ機器とともに必見です。

既に開店して3年経ちますが、あまり宣伝しないので、ほとんど知られていません。マスターは、会社を早期退職してこの店を始めたそうですが、ずっと続けているサッカーはシニアの長野県代表選手なので、そちらの仲間も寄ることがあるようです。安曇野市の自宅(実家)から近く、持ち込みがよいそうなので、レコードやCDをもってまた訪れようと思います。

最初は若干道がわかりにくいかもしれません。

前はレストランだった建物を購入し、リフォームしたそうです。

店内

このストーヴはすごいです。石造りで大きく、暖かさが半端ではありません。前からあったものではなく、新たに設置したもので、アメリカ製だそうです。

この横に座りましたが、ポカポカして最高です。

前のお店では小上がりとして使っていたようです。現在は、特別な時以外は使っていないそうです。

オーディオ機器

   

 スピーカーは、JBL4344M

アンプは、マッキントッシュの真空管のプリメインです。夜がきれいでムードがでると話していました。

CDプレイヤーはエソテリック。

プレーヤーは、エクスクルーシブです。乗っているのは僕のレコードで、たまたま持っていたものをかけてもらいました。

後方の棚にはBOSEのスピーカーで、別系統でBGMに使うそうです。写真はマスターのサッカー姿。

珈琲。自家焙煎を行っているそうです。いろいろな種類があります。

お店の前からは北アルプス常念岳が望めるはずですが、当日は天候が今一つでした。

【パウゼ安曇野】

住所:長野県安曇野市豊科南穂高353−9
電話:0263-31-6996
営業:水~金 10:00~19:00 土日祝 9:00~18:00 定休日:月・火
ホームページ:パウゼ安曇野(Yahoo!ロコのページ、口コミが掲載されています)


松本市のブックカフェ「想雲堂」で休憩と買い物

2018-02-12 20:03:23 | お出かけ・その他

想雲堂(そううんどう)は、長野県松本市にある古本販売と喫茶のお店で、気に入っているのでたまによります。先日も寄ったところ、土曜日の午後であったためか、店内には若いお客様が5~6人もいたのには驚きました。前に目星をつけておいたカール・ウォイデック著「チャーリー・パーカー」が棚にあったので、購入しました。ゆっくりとコーヒーを飲むことができ、店内にはジャズも流れていて、僕のオアシス的なお店の一つです。

入口

店内

映画のパンフレット類。

復刻された本も置いてあります。

低めの音量でジャズが流れています。パット・マルティーノ(g)のアルバムがかかっていました。

コーヒー。濃い目のものにしてもらいました。

アイスケーキ。

購入した本です。譜例なども載っていて、パーカーを少し聴き直そうかと考えているので、買ってみました。

【想雲堂】

住所:長野県松本市大手4-10-15
電話:0263-87-8422
営業:12:00~22:00 定休日:月曜日