昔読んだ本を読み返すと、新たな発見のあることが多い。裏を返せば、問題意識なく本を読んでいると、記述は頭を素通りしてしまうということである。
ある先輩から、ある民事事件で一審敗訴の判決を受けた後、書店でふと手にした本からヒントを得て、控訴審では逆転勝訴したというエピソードを聞いたことがある。だが、後でわかったことには、その本に書かれてあったことは、受験生時代に読んだ我妻先生の「民法講義」にしっかり書かれてあったそうだ。
ある先輩から、ある民事事件で一審敗訴の判決を受けた後、書店でふと手にした本からヒントを得て、控訴審では逆転勝訴したというエピソードを聞いたことがある。だが、後でわかったことには、その本に書かれてあったことは、受験生時代に読んだ我妻先生の「民法講義」にしっかり書かれてあったそうだ。