Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

格差

2014年10月16日 07時28分20秒 | Weblog
 弁護士会のある会合で、法令立案能力における省庁間格差が話題にのぼった。
 内閣提出法案の場合、政策の立案は所管省庁だが、実際に法令を作成するのは内閣法制局である。
 ところが、某弁護士先生の指摘によると、内閣法制局は法令作成の「技術屋」という特徴を持つ反面で、政策をある意味では希釈させてしまうというデメリットも持っているという。
 具体的には、法案の「定義」規定のところで、問題となっている事象が「誤訳」されてしまうケースが出ているとのことである。その原因は、所管省庁の、「政策」を「法令」へと翻訳する能力、または翻訳作業に向けた調整をする能力が不足しているためという指摘がある。
 他方、その先生は、こうした翻訳・調整能力に優れた省庁も存在すると指摘する。おそらく、内閣法制局の局長以上を占めている法務省、財務省、総務省、経済産業省の4省を指しているのではないだろうか。
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